社会調査研究室(八ッ橋ゼミ)学生研究報告サイトへようこそ


 ゼミ生諸君は自分の関心を持つテーマで社会調査を実施し、方法論を修得するが、同時に様々な新しい知識を創 りだしている。過程は発想と論理の構築と検証である。大筋は次のようなものだ。

 何を検証しようとするのか、何を明らかにしようとするのかの仮説を作る。検証することが社会的に意味があ る、価値がある仮説であることが望ましい。模索を続け、知恵を絞る。次に仮説を論理的に検証するための設問を作る。調査票とは、期待を込めた検証の仕掛け である。調査で回答を得るとデータ入力し、コンピュータで集計・分析を進める。

 集計・分析で検証が成功するか否か。成功すれば期待通りで、それはそれでよい。しかし期待通りでないと、こ れはこれで非常に重要な展開を提起する。この場合は予想できなかった新しい真実や意外な事実が分かる。社会の動きや構造の真実、人々の考えの事実は、実は 人間が頭で考えて予想できるほどには簡単でないことが多い。このことがよく分かる。そしてこれは新しい真実の発見につながる。これは非常に面白い。また新 しい真実や発見は、公共的な財産としての価値がある。

 このゼミでは、回答に協力してくれた皆さんへの感謝の意を込めて、また公共的な財産として作成された社会現 象の知識・新たな発見を、積極的に公開・報告していきたい。生み出された知識を多くの人たちに役立てて貰い、同時に学習・研究の意義の向上をはかりたい。

 謝意と共にその趣旨をご理解頂き、多くの人にその結果の活用をお願いしたい。
 

    なお2010年度からは、ゼミナール以外の社会調査士科目のG科目で、私が担当している社会調査Vの成果もアップして います。活用を お願いします。



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