卒業したら何になる? 公務員になる

角田 如生(鎌倉市職員)伊得 貴之(横浜市職員)窪田 皓治(茅ヶ崎市職員)増田 麗奈(茅ヶ崎市職員)

地域を活性化したい、福祉の向上に努めたい、人々の幸せの実現に貢献したい、さまざまな思いで公務員になった先輩からのメッセージです。

角田 如生(鎌倉市職員)

鎌倉市職員
角田 如生(2002年3月根本ゼミ卒業)

人生を輝かせる秘訣は「真剣に向き合い、深く考えること」

私が大学に在学していた当時は、『IT革命』という言葉が流行語大賞を受賞するなど、日本中が情報通信技術の革新に注目していました。入学する際に「最先端の知識を身に付けたい」という気持ちで文教大学を志望したのを良く覚えています。呑気な性格の私は就職についても楽観的で、深い考えもなく周りの学生と同じようにシステム関連の職種を目指していましたが、就職活動を進める過程で自分の将来像を深く考えるようになりました。それまでの自分を見つめ直すと、大学の授業でパソコンに向かっている時よりも、ゼミの仲間と議論しながら課題をクリアした時にやりがいを感じていたことを改めて実感しました。パソコンに向かう仕事から、人に向かう仕事に方向転換し、現在は鎌倉市で市民の皆さんと対話する仕事に就いています。 就職活動を引き合いに出しましたが、どんなことでも真剣に向き合い、深く考えることは、人生を輝かせる秘訣だと感じています。大学での生活は、皆さんが選んだことに向き合い、考えるまたとないチャンスです。経営学部は「人間尊重の経営」「人を活かし社会を変革する」を掲げています。これから入学される皆さんには、大学という学びの場を存分に生かして、人生を輝かせていただきたいです。

伊得 貴之(横浜市職員)

横浜市職員
伊得 貴之(2012年3月新井ゼミ卒業)

ゼミナールで「働くこと」を真剣に考えた

明確な目的や目標を持たず、何となく大学に進学した私でしたが、3年次に新井ゼミに入ったことで意識が大きく変わりました。ゼミでは先生から「何のために働くのか」「社会で働くことの意味は何か」を問われ、仲間とともに深く議論したことで「本気で働く」ことに真正面から向きあう気持ちが生まれました。「自分の生まれ育った場所で人のためになる仕事をしたい」と3年生の9月から公務員になるための勉強を本格的に始めました。
公務員試験では、幅広い知識を問われる一般教養試験と論文、面接試験が行われます。毎日かなりの時間を公務員試験対策の勉強にあてましたが、試験範囲が広く、もっと早くから勉強を始めておけば良かったと後悔もしました。現在は、横浜市資源循環局で収集業務や地域の小学校・幼稚園、保育園等で出張教室を開くなど、ゴミに関する様々な啓発業務を担当しています。直接、市民の方々と触れ合う機会も多く、とてもやりがいを感じています。これから大学生活を始めようとする皆さんには、「自分で気がつかないと意味がない」という言葉を贈りたいと思います。大学は自由な場所です。自己責任を求められます。極端な言い方をすれば大学時代をプラスに出来る人と、マイナスにしかならない人に分かれると思います。流される大学生活に意味はありません。自分をしっかりと見つめ、目的意識を持って大学生活を送ってください。

窪田 皓治(茅ヶ崎市職員)

茅ヶ崎市職員
窪田 皓治(2008年3月石塚ゼミ卒業)

市役所は市内最大のサービス産業

大学では、実際の企業の成功・失敗事例をもとに、業績回復のために必要な企業戦略を研究するゼミに所属していました。そして、将来は業績不振に悩む企業に対し、融資によって再建を提案する金融業界に就きたいと考えていました。
しかし、スポーツジムのインストラクターのアルバイトや、大学のソフトボール部での活動をとおし、職業への考え方が少しずつ変化していきました。色々な考え方を持った人々と接するうちに、「民間企業に就職することは、その企業の主たるサービスを提供することでお客様を満足させることである」と考えるようになり、物足りなさを感じるようになっていったのです。極端な例ですが、飲料メーカーの目的は、美味しい飲料水をお客様に提供し、お客様を満足させることを通じて社会に貢献することです。私が勤めている市役所は、市内最大のサービス産業です。人が生まれてから死ぬまで、その街に住む限り一生関わり続けるサービス業です。市役所にとってのお客様は、市民の皆様です。市民の相談に乗り、必要な手続きや解決策の提案を通じて市民に貢献できることがとても魅力的だと考え、公務員を志望しました。市役所は、部署によって対象とするお客様(市民)が異なります。また、道路整備、学校教育、都市計画、まちづくり、消防、防災・減災対策業務、保険や年金業務など、いずれも社会貢献に直接つながる業務がたくさんあります。市役所は、街の未来を想像し、計画し、実行できるプランナーであり、職員一人ひとりが街を経営する経営者であるともいえます。大学で経営学を専攻したことと、パソコン・スキル向上の学習をしたことが現在の私の基礎となっています。在校生の皆さんには、文教大学の恵まれた環境設備のなかで、たくさんの経験を積んで自身の将来に向かってほしいと思います。

窪田 皓治(茅ヶ崎市職員)

茅ヶ崎市職員
増田 麗奈(2017年3月石田ゼミ卒業)

1つ1つ行動する

大学に入学した当時の私は自分が何をやりたいのか分からず、何となく資格を取ったり企業調べをしたりしていました。けれど3年の春になってもまだ明確な目標を抱くことができずにいました。そんな私が目指す未来を決めたのは3年夏に参加したインターンシップがきっかけでした。インターンシップは、特定の業界や企業に就職したいと決めている人が行くものだと考えられがちですが、むしろ行きたい企業ややりたい仕事が明確に決まっていない人にこそ参加してほしいと思います。私は、接客業のアルバイト経験から幅広い人向けにサービスを提供する業界で働きたいと考えて始めていたことと、市役所がどんな仕事をしているのか知りたいという興味から茅ケ崎市役所のインターンシップに参加しました。そして、そこで得た経験は私の目指す未来を決定づける素晴らしいものでした。入学後に何をしたら良いのかわからないなりに取得した日商簿記検定資格は就職活動中の大きな話のネタになりましたし、簿記の知識は市や企業の財務状況を理解するのに非常に役に立ちました。明確な目標を持って大学に進学し行動できる人はさほど多くなく、たくさんの人が何をしたら良いのか迷っていると思います。そんな時、迷って何もしないのではなく、何か1つでも行動することで未来は変わります。私の場合は簿記の勉強とインターンシップでしたが、それは人によって違います。迷った時に止まるのではなく、行動することが大学4年間を有意義にするために重要だと私は思います。