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第23回 英語教育夏期講座


対象:中学校・高等学校英語科教員又は教員志望者及び埼玉県内在住および県内に勤務する方
目的:英語教育についての理解を深める
期日:平成20年8月7日(木)・8月8日(金)の両日
会場:文教大学越谷校舎 3号館(3401R) ※会場が変更になりました。
定員:80名
受講料:無料(但し、資料代として1、000円を当日受付にて徴収)


◆プログラム
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第1日 8月7日(木)

09:50      受付開始
10:20      開講式
10:30〜12:00 「新学習指導要領と今後の日本の英語教育」  吉田 研作
13:00〜14:30 「英語教育と第2言語習得理論」   平川 眞規子
14:40〜16:10 「新学習指導要領から期待する学校現場の英語教育」  加藤 秀樹

第2日 8月8日(金)

10:40〜12:10 ルイス・キャロルと「不思議の国」  笠井 勝子
13:00〜14:30 「自信が持てる英語の発音
           −英語音声学・音読学の視点から−」  島岡  丘
14:40〜16:10 「到達目標に向けたスピーキング活動」   本多 敏幸
16:10〜16:30 閉講式
16:30〜17:45 懇親会


◆講義・発表内容
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☆「新学習指導要領と今後の日本の英語教育」
     吉田 研作 (上智大学)

2008年3月に小学校及び中学校の学習指導要領が発表された。高等学校の学習指導要領は来年の3月になる。
今回の学習指導要領は、いくつかの点で今までのものと大きな違いがある。
一つは、小学校の英語活動が必修化されたこと。 中学では、今まで週3時間だった英語が週4時間になり、必修語の数が300語程増えたこと。 そして、高等学校では、「英語I,II」と「オーラルコミュニケーションI,II」に分かれていた教科が「コミュニケーション英語」にまとめられることになったことである。
そこで、これらの改革が何を意味し、今後、どのような英語教育が求められるかについて考える。

☆「英語教育と第2言語習得理論」
     平川 眞規子 (文教大学)

  私たちは、第2言語(外国語)をどのように習得していくのだろうか?
日英語の構造上の違いから学習者が間違えやすいと考えられる文法項目や構文を取り上げ、第2言語習得理論研究で得られた成果に照らし合わせながら、授業等への応用について検討する。


☆「新学習指導要領から期待する学校現場の英語教育」
     加藤 秀樹 (埼玉県北本市教育委員会)

 平成20年3月に告示された新学習指導要領。
小学校英語活動・中学校英語教育における目指すべき方向性について、それぞれの学校現場の子どもたちを目の前にして働きかけるべき事、準備が必要なことなどについて具体的な例を示しながら考えて行きます。


☆ルイス・キャロルと「不思議の国」
       笠井 勝子 (文教大学)

 キャロルは19世紀後半のオクスフォード大学に住み、数学の初歩を教えていました。
21世紀の日本では想像し難いキャロルの日常や社会背景が、その作品Alice’s Adventures in WonderlandやThrough the Looking-Glassの中に現れて、ことば遊びが生まれていることを紹介します。


☆「自信が持てる英語の発音 −英語音声学・音読学の視点から−」
       島岡  丘 (聖徳大学・筑波大学名誉教授)

   ずばり日本語話者に不得手な英語の発音すべてを、鳥岡式カナ表記(2004)(大/細、大/小、右上/右下、左上/左下)などを使って得意になってもらいたいと思います。
また、日本語の中にある英語(例:言わない=you and I, 安眠=I mean, 魚万=woman)を活用して、音読を楽しめるようになりましょう。
考え方はR.Kagerなどの最適性理論が近いです。


☆「到達目標に向けたスピーキング活動」
       本多 敏幸 (千代田区立九段中等教育学校)

  中学3年間の到達目標を設定し、それに向けて段階的な指導を授業のどこでどのように行っていけばよいのかを「話すこと」を中心にお話します。
教科書を使った指導で積み上げてきた文法や語彙の知識を運用させるためのさまざまなスピーキング活動をビデオを交えて紹介します。


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