星野のささやき
文教大学付属中学校 付属高等学校の
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【2016/09/14】 「星野のささやき(SAのささやき)-その5-蚊と耐性」

 皆さんは今年の夏、どの位蚊に刺されましたか。田舎の家を購入してから、教え子が夏休みを利用して、我が「田舎や」に遊びにきます。教え子だけでなく、ご主人や、子供も来るので大賑わいです。

そんな時大活躍するのが、「蚊取り線香」。都会っ子は何しろ虫刺されに弱いですから。そんな都会っ子に今までにない強い見方が登場しました。その名は「やぶ蚊バリアー」。効果は8時間持続すると書いてありました。ダメ元のつもりで使用したところ、思いのほか効いたのにはビックリです。しかし、作業のたびに使うわけにもいかず、外で作業する時には何か所も蚊に刺されてしまいます。比較的敏感なので刺された感覚はわかります。刺された後、一瞬だけ「かゆい」と思うのですが、すぐに痒みは消えてしまいます。何十か所刺されても全く同じです。こんな時、いつも思うのが私は蚊に刺されても「耐性」ができているということです。

 今から30年ほど前、私は墨田川高校堤校舎という新設校に配属になりました。校名からも想像できるようにこの学校は、隅田川のちょうど横にあり、特に体育館の周囲には葦のような長い植物が密生し、夏になると白黒のコントラストがはっきりした「やぶ蚊」が大量に発生します。当時バレーボール部の顧問であった私は、椅子に腰かけ、毎日のように体育館で大声を張り上げていました。汗だくの身ですから、蚊を呼び込んでいるようなものです。とにかく夏には何十か所も蚊に刺されるのです。最初の頃は、「かゆい」し、体中蚊に刺された跡が膨らみ、「キンカン」を手放せませんでした。しかもこの「かゆみ」は一日ぐらい続くのです。それが、刺され続けて3年を過ぎた頃からでしょうか、「かゆみ」の持続時間が極端に短くなってきました。それ以来「かゆみ」の持続時間は徐々に短くなり、墨田川高校堤校舎を去る頃には、刺されたのは感知でき、膨れもしますが、アッという間に「かゆみ」は消えてしまうようになりました。

 この時から「私には蚊に対する耐性がある」と人に話しています。今、「田舎」暮らしを初めてこの体質が非常に役立っています。勿論、刺されないことにこしたことはないのですが、風邪と一緒で、ウィルスに耐えられるよう、身体を強くしていくことも大事なのかもしれません。ちなみに、蚊に刺される回数が多ければ多いほど、耐性も増すようです。刺されない方が良いに決まっていますが、刺されることを想定し、ある程度の耐性を身につけておくことも大事なことだと身を持って感じている今日この頃です。蚊.jpg蚊取り線香.jpg

 人間は、環境の変化に対して適応していく能力(耐性)があります。変化を与えるのも学校の役目だと思っています。