星野のささやき
文教大学付属中学校 付属高等学校の
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【2017/10/02】 「星野のささやき(SAのささやき)-その14-」

 皆さん夏休みはいかが過ごされましたか。わたしは、可能な限り隠れ家でもある「田舎家」に行き、木の伐採や家具造りに明け暮れていました。

 さて、この夏に学習したことは、虫によって知る季節の変化です。 

 3年前から梅干を漬け始めました。今年は二樽漬け、6月末から7月にかけ、三日間の天日干しをしました。この天日干しの時に毎年現れるのが1センチぐらいの小さなバッタです。これが干した籠の周りをピョンピョン飛び跳ねるので気になっていました。どんな種類のバッタなのか今年ようやく図鑑で調べることができました。この気になるバッタは「ヒシバッタ」というバッタだということが判明しました。日本全国に生息し、一年中見かけられるとありますが、私が目にするのは、梅干しを干し出す頃から、夏の終わり頃までです。

 次に7月初旬になると出て来るのがハチです。今年は異常なほどスズメバチが多く、作ったばかりの薪小屋に2回、木材小屋に2回巣を作られ、あわてて「ハチマグナムジェット」で撃退し、巣を駆除しました。このマグナムジェットは強力で、すごい勢いで薬が飛び出し、5メートル位なら確実にヒットしハチを落とします。もちろんハチはイチコロです。例年以上のスズメバチの出現は、天候不順のせいかなと考えたりもしました。

 そして、ハチと同じような時季に現れ騒音をまき散らすのが蝉です。とにかく大音量の鳴き声が明け方から始まるので少々迷惑ですが、不思議なことに9月に入る前にはピタッと鳴き声がやんでしまいます。

 さらに、7月末にやって来るのは、網戸にぶつかってくるカブトムシやカミキリムシです。あの七色にかがやく玉虫も来ました。これらは、けっこう高値で売れるのではないかといつも思うのですが、毎年見ていると慣れてしまい、わざわざ売るために採るのもいかがなものかと思うようになりました。

 次に、ほんの少し遅れて現れるのがアブです。これは一番面倒くさい。しつこいし、とにかく逃げない。ただしアブの欠点はショックに弱いということ、手ぬぐいなどでも振り回して当たればバタンと下に落ちます。

 さて、続いて現れるのはトンボとチョウチョ、どちらもギンヤンマやオニヤンマ、それにアゲハ蝶などの大型のものです。特に今年は見たこともないような種類のアゲハが何種類も飛んで来ました。チョウチョやトンボは9月中旬でもまだ飛んでいます。アゲハ蝶は標本にしたくなるような綺麗な蝶ですが、幼虫も大きくてカラフルなので、これが突然野菜などについているとさすがの私でもギョッとします。

 そして、今が盛りで完全に秋を感じさせるのがバッタ類です。コオロギ、スズムシ、マツムシなどがうるさいぐらい鳴き競っています。とにかく、縁の下から大きな鳴き声が聞こえるので、これでは眠れないなと思うのですが、この鳴き声が子守歌のようでぐっすり寝入ってしまうのが不思議です。バッタは今年オンブバッタとショウリョウバッタの違いも覚えました。他にも5種類ぐらいは知っているのでなかなかたいしたものだと思いますがどうでしょうか。

 ということで、虫による夏から秋への変化をご紹介しました。昔は、当然の如く誰でもが知っていたことですが、今では知っている人の方が少なくなっていることの方が怖い気がします。