文教大学国際学部


キャリア形成講演会 2007年11月27日
講師:元電通クリエーティブディレクター 石田勝壽氏
「広告会社の求める人材」



講師の石田さん
「UFO仮面ヤキソバン!」
懐かしのキャラクター『ヤキソバン』のCMに巻き起こる笑いと拍手。石田さんが持ってきて下さったメディアからは学生の心をつかむ斬新さと、いい意味で予想を裏切る心地よさの詰まったCMの数々があった。

流れる最近のCM。ほとんどが見たことがあり、しかも強く印象に残っているものばかりだった。電通という広告会社の大きさを実感しハッとした。きっとこの教室にいた誰もが同じことを感じていただろう。

1年に6兆円近くがつぎ込まれる市場、広告業界。
普段その中身を知ることはない私たちだが、CMとは常に身近にあり、影響されている存在媒体なのだ。

FREEDOMプロジェクト。23世紀の月世界に青年タケルがカップラーメンを片手に同年代の私たちにメッセージを送っている。
「世の中にFREEDOM現象を起こしたい。」流れるビデオからプロジェクト担当の人が語りかけてきた。メッセージ性の強さ、影響力の大きさを再認識する。

石田さんからの応援メッセージ
「来て欲しいのは、自分の夢、自分のやりたいことを持っている学生です。そのために、電通を利用してやろうと考えている人です。もしあなたが、いつか新しい電通の使い方を見つけたら、それが電通の新しいビジネスを切り拓くことになるのです。」

学生も「もう『スゴイ』の一言です!」「山口先生がどうして知り合いなのかが気になる…」と講演の印象の強さを口にしていた。

石田さんの最後の英文コピー(アメリカの広告会社の企業広告)も心に響いた。日本語ではこのような内容。
「星を求めて手を伸ばせ。必ずしもつかまえられるとは限らないが、しかし、決して泥をつかむことにはならない」

自分たちの可能性に限りはない。勇気を持って踏み出そう。そのような強い想いが学生にも届いたことだろう。気づきの多い講演だった。(Sue)

キャリア形成講演会 2007年11月13日
講師:日本アイ・ビー・エム・サービス株式会社 人事部長 平林久典(ひさのり)氏
社会の変化に対してあるべき個人の姿とは



講師の平林さん(左)と
授業担当の山口先生(右)
湘南キャンパスで一番大きい教室。『2008年人気企業ランキング』、『企業の寿命』など普段見慣れない媒体に生徒の目が注がれている。普段、滅多にお目にかかることのできない人事部長である平林さんは『社会の変化に対してあるべき個人の姿』を語ってくださった。

個々のライフプランを描き、そのための独自のキャリアを明確にしていく授業、「キャリア形成A」。山口先生が講義してくださっていた内容に対して、企業のリアルな声が聞け、受講している2・3年生も自己のキャリアのあり方について、学生生活の過ごし方について考えずにはいられないようだった。

個の自立を支援する人事制度として大企業IBMだからこその綿密な人事制度が説明され、終了後には「企業研究をする際に、人事制度のこういう部分を見ていきたいと思いました。」と二年生の声。

個人的には『変化を楽しめ!』という言葉が印象強く残った。自社のよさのみを語るのではなく、見えにくい業界の近年の流れや、社会においてあるべき個の姿などを現場の人として語ってくださる。

出会う人でその人の人生は決まる、と聞いたことがある。

学生の前半の時期にこうやって”大人”の姿を見ながら、理想と現実とのギャップを埋めていく授業。他にあるだろうか。(Sue)

キャリア形成講演会 2007年11月6日
講師:元サンケイリビング新聞社編集長・現LETS代表の外山由紀代氏
目標を持って毎日を過ごせば、オリジナルの力をつけることができる


11月6日(火曜)5限時、元サンケイリビング新聞社編集長で現LETS代表の外山由紀代氏が講演に来てくださった。出版業界の現状についてと、出版業界に望まれる人物像についてのお話があり、普段見ることや聞くことのできない業界なので、どんなことをしている企業なのか知るとてもいい機会となった。

<出版業界の現状>
一日約40万字という膨大な量の情報を得ている現在、私たち消費者はこの中からどれを収集するのか迷う。目的を持って情報を探さないと、私たちは見もしないし探しもしない。このような状況の中で出版業界は、目的を持って見てもらえるような情報を発信していかなければならない。最近では、情報が無料で入ってくるためわざわざ買う必要がなくなり、そのため雑誌や新聞などの売れ行きが不振傾向にある。これから紙メディアはどうなるのだろうかという不安があるという。日本経済新聞社、朝日新聞社、読売新聞社は、インターネット上で3紙の報道記事や解説を読み比べられる新しいニュースサイトを来年初めに創設すると発表した。競合相手とも手を組んで不振に対応することを聞き、紙メディアだけでは生き残るのは難しいのだと感じた。 しかし、紙には一覧性の特質がある。つまり一目で色々な情報が入り込むということだ。このことから、紙メディアの必要性はあるといえる。これからは、ターゲットの細分化やハイクオリティを目指し、お金を出しても得たい情報を提供することが求められる。

<求める人物像>
情報発信する業界で求められる人材は、「猪突猛進・疑心暗鬼」タイプだという。考えるよりまずすばやい行動、物事に対して視点を変えてほかとは違う目で見られることが大切な要素なのである。また、周りを幸せにすることが自分の幸せと思えることも大切である。情報を伝えることは、つまりは誰かを傷つけることになるかもしれない。影響を考えて行動できることが求められる。そして、好奇心・探究心・経済観念を持っている人も求められる。探究心の積み重ねがヒラメキを生み、それらに無駄なお金をかけずに知恵を働かせることが大切なのだという。

<出版業界を希望する人へ>
最後に、出版業界を希望している人対して、狭き門の突破の秘訣を教えていただいた。

それは、中学生以上が理解できる正しい日本語を使い、毎日本や新聞を読む習慣をつけること。そして、伝えたい相手にわかりやすく伝えられるように心がけること。 このことから、毎日の積み重ねが大切であることを改めて感じた。出版業界以外を希望する人も、それぞれが何か目標を持って毎日を過ごせば、オリジナルの力をつけることができるはず。私も今日から目標を持って、私だけの力を持てるように毎日を過ごしたいと思う。 (hima)

キャリア形成講演会 2007年10月30日
講師:JTB関東株式会社経営企画担当の大山恵一氏、人事担当の今井智也氏
「総合旅行産業」から「交流文化産業」へ


10月30日(火曜)5時限に、JTB関東株式会社から経営企画担当の大山恵一氏と人事担当の今井智也氏が来てくださった。主に、旅行業界についてと求められる人物像について丁寧にお話をしてくださり、旅行業界にとても興味が沸く講演となった。

<交流文化産業>
JTBグループの新たな事業領域として、「総合旅行産業」から「交流文化産業」への拡大を挙げていたのが印象的だった。交流文化産業とは、「人と人との交流」を基軸に、個人・企業のお客様の課題解決や、精神的な満足の提供に関するビジネスのこと。事例として、2005年に開かれた「愛・地球博」では、通訳やイベント企画を始め、様々な分野でこの万博に係わりがあった。旅行業から離れたこと(例として、北海道でカニを売るなどの物販)も手がけており、これから益々JTBの領域が広がることが予想される。

<ロイヤルカスタマー>
JTBでは、ロイヤルカスタマーをつくることもひとつの仕事としている。ロイヤルカスタマーとは、信奉顧客のこと。なぜロイヤルカスタマーをつくることが必要かというと、その顧客の性格を知っているため顧客満足を実現しやすいことや、ロイヤルティの高い顧客からの紹介により新規の顧客が拡大し、新規の顧客を獲得するための莫大な資金を抑えることが可能であるため利益率を高めやすいこと、だからこそロイヤルカスタマーに対して利益還元しやすいことなどが理由として挙げられる。

<JTBが求める人>
ここで、ロイヤルカスタマーをつくるにはロイヤルエンプロイー、つまり従業員満足も高める必要があると考えられる。JTBのみならず旅行業界では、離職率も決して低いとはいえない現状にある。その理由として、憧れていたイメージと違うことが挙げられる。このようなことから、JTBは、求める人物像を「JTBという企業の理念や進むべき方向性に共感できる人」としている。それに共感できるかどうかが、この会社で働けるかどうかのバロメーターになるのである。

また、「お客様に信頼され、交流文化産業への進化を推進していく人」も求める人物像としている。これに必要とする資質としてとても重視しているものは、「人の喜びを自分の喜びとして心から感じることができる」ということ。ホスピタリティ産業で働くには欠かせない資質だ。

人と人とのかかわりから始まるこの業界では、“心からの対応”が、これからも伸び続ける秘訣であると感じた。
(hima)

キャリア形成講演会 2007年10月16日
講師:佐久間昭夫さん(花椿ファクトリー株式会社・資生堂障がい者支援プロジェクト顧問・元資生堂人事部長)
つねに新しい自分に挑戦する若者であれ



講師の佐久間さんから受講生へ資生堂からのプレゼント
10月16日(火曜)5時限、6401階段教室を埋めた200人近くの国際学部生たちに、人事のベテランであり資生堂のCSR(企業の社会的責任)事業の最先端で活躍する佐久間昭夫さんが静かにそして真心をこめて語りかけました。

− 私の今取り組んでいる「花椿ファクトリー」では女性社長のもとで「ノーマライゼーション」を尊重した経営を日々実践しています。社長は応募者の中から選ばれました。「ジョブチャレンジ」という仕組みなのです。仕事は与えられる時代から自分で獲得しチャレンジする時代に入ったのです。

− 前回の講演の感想を読ませていただきました。外部からただ吸収するのではなく何よりも自ら気づくことが大切です。何人かの方は見事に「気づき」の模範を示してくれました。能力は蓄積するだけでは意味がありません。能力は発揮されてこそ意味があるのです。気づくことは人が能力を発揮するきっかけとして大切なのです。

− 女性にとってはいつも勝とうと思わないことが大切かもしれません。がんばらないことがいいときもあるのです。男性を味方にすることも大切です。

− 企業は人なり。これが私たちの考えです。「新しい自分」を見つけてみましょう。自分の殻を破る習慣を身につけてください。自分の殻を破るためにも両親や先生とよく話し合ってください。人には心があります。どうかこれまでの自分の価値観の延長を打ち破ってみてください。

受講生からは、「資生堂における女性の採用について」、また「国際部門の内容について」、等の質問があり、佐久間さんはこれらの質問にひとつひとつ丁寧に答えてくれました。企業はひとなり。まさに心に響く勇気の出てくる講演でした。(クミス)