湘南総合研究所
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研究所主任紹介

岡野 雅雄 情報学部教授

岡野 雅雄  情報学部教授

【自己紹介】
おかのまさお 筑波大学第二学群人間学類卒、筑波大学大学院文芸・言語研究科博士課程単位取得満期退学 。尚美学園短期大学情報コミュニケーション学科を経て、1997年度から文教大学情報学部広報学科に着任。日本言語学会、計量国語学会、日本教育心理学会、日本出版学会など会員。
 
【専門分野・研究テーマ】 
1. 文章心理学・文章教育 ----文章の計量分析、文章評価
2. 語彙の計量分析 ----計量言語学の手法を用いて身体語彙などについて研究
3. J.ピアジェ(およびピアジェ学派)の研究 (共同研究)
  ことばと認知の関わりに興味をもっています。具体的な方法としては、言語のデータをたくさん集めて内容分析を行い、統計的な法則を見いだすことを中心としています。また、私の所属する広報学科という特性に合わせて、言語学や記号論を土台とした、コミュニケーションの改善につながる研究を進めてゆこうと考えています。2007年度には、湘南総合研究所の共同研究員として、地域振興を目指したパンフレットの分析を行いました。

奥田 孝晴  国際学部教授

おくだ・たかはる 早稲田大学政経学部時代には“旅”と“自主休講”を繰り返し過ぎていたのがたたって1年留年、卒業後は地元愛知県で高校社会科の教師を続ける傍ら、名古屋市立大学大学院で国際経済学や開発経済学を学んだ。文教大学赴任以来14年目。「飢え」と「貧困」からの開放は人類の未だ達成されざる目標である。第三世界の経済発展問題を考え、アジア経済を題材とした地域経済統合問題などを専らの研究テーマとしてきたが、最近では、学部に出来た教職課程の運営に関わるようになったこともあって、人間そのものの自立―エンパワーメントのあり方にも興味をもって勉強するようになってきた。また昨年度からは日本人学生、中国、韓国からの留学生、市民諸氏の参加を得て“公開自主講座”「アジア現代史共通歴史教科書編纂研究会」(仮称)で、現代アジアの歴史に関する認識についての研究会にも関わるようになった。熱心なみんなと夜遅くまで共通歴史認識を求めて語ることができる「知的幸福」は、なかなかのダイゴミである。
 
赴任以来、愛知県にある本宅とシャトルしながら、「湘南・セミシングルライフ」を気ままにエンジョイしてきた。娘がドイツに留学。息子も京都の大学へ行ってしまい、それまで気丈夫に振舞っていたカミサンも少し寂しそうである。奔放な我が生活を自戒し、もう少し彼女のことも考えてやらないといけないのかな、などと殊勝なことを思うようになってきた(少しコソバユイかな…)
 
研究室には安物のフォークギターが“教材”として活躍している。アイデアに詰まったとき、イラつく時などにかき鳴らす。時として“フォークシンガー”となって、授業時あるいは研究室でライブ(!)もやっている。
 
名古屋生まれの名古屋育ち。熱狂的中日ドラゴンズファン。例年7月にはゼミの学生諸君や先生方、職員諸氏を無理矢理誘って「ゼミナール番外編・プロジェクトD」(ドラゴンズ応援観戦)を首都圏各球場で実施している。素朴なナショナリズム?の発露ではあるが、一緒に応援してくれるOB、OG、学生諸君は諦観したのか、メガホン片手の応援にいそしんでくれているのが少し嬉しい。
 
[専門分野・研究テーマ]
特に東、東南アジア地域の経済的発展を理論的・実証的に研究している。最近は経済発展と社会変動にかかわる相互作用や、地域的は経済統合と国際経済の関係などの問題に興味がある。また冬の「アジア研修」では過去8回の学生引率を引き受け、学生諸君と共にタイ、バングラデシュを訪ねた。同地の人々の生活環境の厳しさとともに彼らの温かい心に触れ、南アジアの経済離陸問題にも次第に研究の興味が湧いている。

渡邊 美樹

【自己紹介】
東京生まれ。私が育った新宿区は、広い空き地や森が、集合住宅、高層ビル、公園へと年々変化してきました。小さい頃探検して遊んだ雑木林も今はすっかり姿を変え、野球少年、サッカー少年、近所の大学生のサークル活動、散歩や読書を楽しむ人など、たくさんの人が集まる大きな公園になっています。
中学から大学までの10年間はクラブ活動(バドミントン)に夢中で、早朝、昼休み、放課後、休日と練習にあけくれていました。勉強はその合間をぬって、少々(?)しました。当時はそれなりに大変だと思っていたのですが、今考えると、好きなことのためにはいくらでもエネルギーが湧いてきたような気がします。
現在もバドミントンは相変わらず続けていますが、練習時間は減少する一方です。本当はもう少し時間を増やして余分な皮下脂肪を燃焼させたいのですが…。引越をしてもすぐにサークルを探して参加するので、新宿・前橋・茅ケ崎と、仲間のいる場所も増え、時間が空けば「体育館に集合!」です。試合を口実に、今でも前橋に足を運びます。
 
【専門分野・研究テーマ】
大学卒業後、東京女子医科大学病院に栄養士として勤務しました。退職するまでの約7年間、病院給食や栄養指導を通してさまざまな疾病の患者さんと出会いました。生活習慣病といわれる高血圧症、脂質異常症(旧:高脂血症)や糖尿病などには、食生活を含めた生活全般が影響を与えていること、予防が大切であることを強く感じました。
また大学院では、スポーツ選手と摂食障害に関しての調査研究を行いました。摂食障害は若い女性に多くみられる疾病で、拒食症、過食症などの名称で知られています。現在は研究会の実行委員としての活動を通して、この疾患に関わるいろいろな立場の人たちと共に、この問題について考えています。
健康な食生活を過ごすために、ひとりひとりの周囲の環境を考慮し、疾病と食事の関係の面から検討していきたいと考えています。
<共同研究-2013年>
「死者の光景」から考える国際学―戦争責任と戦争犯罪にかかわる諸施設からの考察―

<研究組織>
研究代表者  奥田 孝晴(国際学部)
研究分担者  井上 由佳(国際学部)
<研究概要>
私たちが自身を「地球市民」と意識する際の課題の一つとして、自身が帰属する国家との関係性、“距離感”をいかに保てるのか、という問題が挙げられる。そのもっともシビアーな状況は国家が要請する「死」と「個」としての市民がいかに対峙するか(あるいはできるか)、という課題なのかもしれない。
国際学が取り組むべき「死」に関する課題は、誰にもひとしく訪れる生物学的な“その瞬間”ではなく、近代国家という体制が、そこに従属させられた人々に強制する死に強く結び付けられている。国家権力の強弱やそれに関連するソフトパワーの多寡に規定されながら不均等に世界の一体化が進む今日、体制の「重さ」に対する命の「軽さ」がこれまた不均等な形で普遍化されようとさえしている。
この数年、奥田は平和学研究の一環として、大日本帝国の周辺アジア諸国に対する戦争犯罪、戦争責任問題を考察し、その研究成果を公刊してきたが、その「記憶」自体が今日では国家やその為政者たちの“解釈”に基づいて様々な形で表象されており、そのこと自体が東アジア諸国民間での「歴史認識の差異」を生み出す一因ともなっている。
今年度は博物館教育学の専門研究者である井上の学究アプローチの採用と助言をふまえた共同研究を通して、幾つかの「死者の光景」(その展示表象)に関わることから、近代国家と「死」のかかわりについての、国際学的視点からの論考を試みたい。   

 

<共同研究-2013年>
穀類による抗酸化食品の開発と提案

<研究組織>
研究代表者  井上 節子(健康栄養学部)
研究分担者  太田 信宏(健康栄養学部)
研究分担者  渡邊 美樹(健康栄養学部)
<研究概要>
米は日本型食生活において、日常的に摂取している重要なエネルギー源である。
江戸時代は「玄米」が一般的であったが、現代では「白米」が主食になっている。白米は炊きやすさ・食べやすさ・おいしさ・用途の広さといった付加価値を高め、日常的に日本人に食べられている。 しかし、玄米は白米と比べ栄養価や機能性が高い事に加え、抗酸化能成分を多く持ち、抗酸化能やラジカル消去能を示す。
最近、生体内酸化のメカニズムの研究や、生体内酸化を抑制する抗酸化食品の開発がすすめられているので、玄米は注目される。しかい玄米には、ミネラルの吸収阻害を行うフィチン酸が多く含まれ、幼少期でのミネラル摂取阻害が問題として挙げられている。
日本型の食生活では多くの食品が同時に摂取されるので、食べ合わせによってこの阻害効果が抑制され、充分な抗酸化の働く食品を作成する事ができると考えられる。日本の伝統食を新しい視点で見直す事にもなり、健康の根幹になる研究となると考えられる。我々は、このような玄米を用いた抗酸化に注目した食品の開発と提案を行いたいと思う。   

 

<共同研究-2013年>
デジタル・ネイティブ世代のデジタル・メディアに関する意識調査 〜マレーシアと日本の大学生の比較を中心に〜

<研究組織>
研究代表者  今田 晃一(教育学部)
研究分担者  手嶋 將博(教育学部)
<研究概要>
筆者らは、現在の小・中学生にあたるネオ・デジタルネイティブの世代は、モバイルネットを駆使して、動画情報を自由に操り、言葉より映像・音楽、理性より感性・感覚を重視するなどの特性を明らかにした。
映像重視、感覚・感性重視がこの世代の特徴であることが明らかになり、それらをもとにiPad等のタブレット型端末を活用した授業づくりに取り組んできた。
ところが実際にスマートフォンなどを使いこなしている大学生に対する調査がまだなされていないのが現状である。
そこで本研究では、同様のアンケート調査を大学生用に改善し、日本とマレーシアの大学生のデジタル・メディアに対する特性を明らかにすることが本研究の目的である。   

 

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