12月18日(火)に一般社団法人神奈川経済同友会主催「第15回神奈川産学チャレンジプログラム」表彰式が開催されました。神奈川産学チャレンジプログラムは、一般社団法人神奈川経済同友会の会員が所属する企業および団体と神奈川県内に拠点を持つ大学が中心となって行う、産学連携による学生の人材育成を目的とした課題解決型研究プログラムです。今年は、神奈川県内の大学から235チームが参加し、本学からは26チームが参加しました。35企業から37テーマが出され、各チームが企画提案を行いました。
開会式では、主催者の代表幹事石渡恒夫氏の挨拶の後、来賓を代表して、神奈川大学の後藤伸副学長が挨拶を行いました。表彰式では、最優秀賞20チーム、優秀賞48チームが発表され、本学は7チームが優秀賞を受賞しました。
【優秀賞】
情報学部メディア表現学科4年 関凌チーム (井徳ゼミ)
情報学部メディア表現学科3年 舩山なつみチーム (井徳ゼミ)
情報学部メディア表現学科3年 吉田朋己チーム (井徳ゼミ)
情報学部メディア表現学科3年 吉原ことみチーム (井徳ゼミ)
国際学部国際理解学科4年 西村和允チーム (那須ゼミ)
国際学部国際観光学科4年 宮下真雪チーム (那須ゼミ)
国際学部国際観光学科3年 ガリレイディアンス璃紗チーム (那須ゼミ)
受賞した7チームの参加メンバーからのコメントと指導教員のコメントを紹介します。
情報学部 井徳正吾ゼミナール 4チーム
優秀賞
【メンバー】
情報学部メディア表現学科4年 関凌
情報学部情報社会学科4年 金平友彩
情報学部情報社会学科4年 木村怜加
情報学部情報社会学科4年 田代航大
【テーマ】 『YOKOSOHブランド』の認知度最大化を目的とした広報戦略、マーケティング戦略の立案
【企 業】 株式会社ヨコソー
【参加メンバーの感想】
関:ブラックゼミ、墓場ゼミ...。色々と言われていますが、このゼミでそれ以上のものが得られました。苦楽を共にした大切な仲間、尊敬する先輩やOBの方々、そして私たちを導いてくれた井徳先生に出会えたことは私の宝物です。私は井徳ゼミで過ごした2年間にとても満足しています。
金平:私は大学時代に一生懸命取り組んだと言えるものが欲しいと思っていました。そこで、井徳ゼミに入り、産学チャレンジに全力を注ぎ込みました。その結果、優秀賞をいただきました。とても充実した大学生活を送ることができました。
木村:学生時代の思い出は?と聞かれたら、私は間違いなくゼミ!と言います。それだけ凝縮された時間を過ごした自信があるからです。今では、チームメンバーは戦友のような存在であり、一生付き合える友達ができました。
田代:迷って、迷って、井徳ゼミを選びました。付いていけるか心配だったから。でもグループ作業は、大変な面もありましたが、楽しいことも多かったです。受賞の楽しさも4倍。更にメンバーとの絆が深くなりました。
優秀賞
【メンバー】
情報学部メディア表現学科3年 舩山なつみ (井徳ゼミ)
情報学部メディア表現学科3年 青木桜 (井徳ゼミ)
情報学部メディア表現学科3年 浅野郁人 (井徳ゼミ)
情報学部メディア表現学科3年 齊藤瞳 (井徳ゼミ)
【テーマ】 学生にSMBC日興証券を就職先としてアピールするための施策
【企 業】 SMBC日興証券株式会社 横浜支店
【参加メンバーの感想】
舩山:企業でのプレゼンを終えた瞬間、「明日から何をしよう?」というゼミロス状態になりました。それだけ本気で打ち込んでいたのだと感じました。ゼミ作業がそれだけ自分にとって掛け替えのない時間でした。最優秀賞を取れなかったことは本当に悔しく思います。来年またリベンジしたいです。
青木:半年間、学内外多くの方に協力して頂きました。協力して頂ける度、熱い応援をして下さり、温かさを感じました。そして改めて皆さんに支えられてるゼミだと実感しました。私はサークルにも入っていないので、そのような関係が嬉しく思います。
浅野:1・2年次、だらだらと学生生活を過ごした。3・4年は何か頑張ろうと思った。そして井徳ゼミへ。今年は個人的に満足しなかった。だから来年は満足のいく結果を出したいと思った。そう思えるゼミに入れて良かった。
齊藤:ゼミ選択は迷いました。井徳ゼミはキツイ、厳しい、休みがないという噂を聞いたからです。しかし、この厳しさのおかげで、大きな達成感を味わうことができました。私のゼミ選択は間違っていなかったと、今は言えます。
優秀賞
【メンバー】
情報学部メディア表現学科3年 吉田朋己
情報学部メディア表現学科3年 及川夏季
情報学部メディア表現学科3年 尾形実優
情報学部情報社会学科3年 工藤祐太郎
【テーマ】 運送業(当社)における多様な働き方の実現
【企 業】 旭企業株式会社
【参加メンバーの感想】
吉田:1日中産学チャレンジに取り組んだゼミの合宿には、たくさんのOBやOGの方が来て私たちにアドバイスをしてくださいました。卒業してもゼミの合宿に来て下さる先輩方やご指導してくださった先生には感謝の気持ちでいっぱいです。そんな伝統と歴史あるゼミナールの一員としてこれからも頑張っていきたいと思います。
尾形:今回の取り組みで、努力は必ず報われるということを実感することができました。 産学チャレンジに取り組んでいた半年間は確かに大変でしたが、得られたものは大きかったです。この経験を活かし、社会に出ても努力を怠らないようにしたいと思います。
及川:噂にならないより噂になる方がいい、それだけ皆に注目され期待されている証拠だと思います。ゼミに入り井徳ゼミの噂はよく知らない人が無責任に言っていることだと知りました。大切なのは自分の目と耳を信じて、自分で確かめること。そんなことを考えながら、先生とゼミの仲間と共に授賞式で賞状を受け取っていました。
工藤:大学で一番厳しいゼミと聞いていたから最初はゼミに入るのが不安でした。でも始まってみるとやりがいがあって楽しかった。大変なこともあったが、それも含めてとても充実した時間でした。
優秀賞
【メンバー】
情報学部メディア表現学科3年 吉原ことみ
情報学部情報社会学科3年 横貫匠乃介
情報学部メディア表現学科3年 小澤和佳
情報学部情報社会学科3年 東諒
【テーマ】 自動二輪車免許取得者を増大させる施策の提案
【企 業】 株式会社京急自動車学校
【参加メンバーの感想】
吉原:まず初めに、賞受賞に当たりご協力いただいた方に感謝しています。ありがとうございます。刺激のない学校生活よりも、喜怒哀楽のあふれるほうが充実した時間になります。そんな充実した時間をゼミで過ごせた私は、とても幸せだと思っています。
横貫:私のゼミ選択は間違っていなかった。私はこの達成感を味わいたいがためにこのゼミを選びました。忙しくても構わない。大変でもやり通してみせる。そう思って選んだゼミだから。心から今は井徳ゼミで良かったと思います。
小澤:噂では忙しくてブラックゼミだと聞いていましたが、違いました。確かにすごく忙しい日々でしたが、人生で1番と言えるほど充実していました。大変なのは事実ですが、ここまで満足度の高い活動ができることはなかなかありません。貴重な経験をさせて頂けて、幸せです。
東:今改めて考えると自分が1、2年生の間何をしていたのか分からなくなりました。この井徳ゼミで過ごした1年は一生忘れません。それ程貴重な体験をさせていただきました。
国際学部 那須一貴ゼミナール 3チーム
優秀賞
【メンバー】
国際学部国際理解学科4年 西村和允
【テーマ】 日本生命のブランディング向上
【企 業】 日本生命保険相互会社
【参加メンバーの感想】
今回、このような素晴らしい賞を頂けて大変嬉しく思います。産学チャレンジプログラムに取り組み、結果を残せたことは、私の大学生活の中で貴重な経験となりました。この経験を糧に、今後は新社会人として活躍していきたいと考えております。
優秀賞
【メンバー】
国際学部国際観光学科4年 宮下真雪
【テーマ】 「これからの駅ビルに求められる高齢化対策の取り組み」・「これからの駅ビルに求められるインバウンド対策の取り組み」
【企 業】 湘南ステーションビル株式会社
【参加メンバーの感想】
この度は、このような素晴らしい賞を頂きましたこと誠に嬉しく思っております。今回のテーマは今後の日本における課題でもありますので、学んだことをこれからの社会人生活の中で活かしていきたいと思います。
優秀賞
【メンバー】
国際学部国際観光学科3年 ガリレイディアンス璃紗
国際学部国際観光学科3年 須田千尋
国際学部国際観光学科3年 武川菜々子
【テーマ】 江ノ電沿線エリアにおいて観光客の滞在時間を長くする施策提案
【企 業】 江ノ島電鉄株式会社
【参加メンバーの感想】
ガリ:名誉ある賞をいただけたこと、心から感謝しております。最初は不安もありましたが、メンバーをはじめ支えていただいた方々のおかげで結果を残すことができたと感じております。今回の経験を活かし、さらに成長できるよう日々精進してまいります。
須田:このような賞をいただくことができ、大変嬉しく思います。企業に対する事業の提案は、簡単なものではありませんでしたが、課題を解決するという力を確実に身に付けることができたと思います。今後も社会に貢献できるよう更に精進してまいります。
武川:思い入れのあるプロジェクトだったため、このような結果を残すことができとても嬉しいです。何度も現地調査や会議を行い、大変なことも多々ありましたが、とても達成感を感じております。今後もこの経験を生かし、何事にも挑戦していきたいと思います。
指導教員の感想
情報学部 井徳正吾教授
今年もゼミ生の涙に会った。企業へのプレゼンを終え、私に報告をするとき、様々な思いが頭の中を横切るのだろう。かつてのように号泣するゼミ生は今ではいなくなったが、それでも報告の言葉に詰まり、私の前で涙するゼミ生は毎年出現する。仲間と励まし合った思い出、やり切った感、頑張った夏の日々、終わった安堵...、そんな思いが一挙に襲ってくるのだろう。甲子園を目指す球児に通ずるものがある。泣くほどまでの充足感を経験した彼女たちが私はちょっと誇らしいし、羨ましい。
国際学部 那須一貴教授
今年も神奈川産学チャレンジプログラムで3チームが入賞することができ、とても嬉しく思っています。ビジネスプランを考えることは、大学での学びを実社会で活用するスキルを学ぶとても有効な手段です。これからも学生とともに、社会を変えるための具体的な方法を考え、それに必要な新しい理論の構築に取り組んでいきたいと気持ちを新たにしています。
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