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文教大学

2018.11.29お知らせ

【湘南校舎】国際学研究科が茅ヶ崎市で公開シンポジウム「災害復興の国際学」を開催しました

11月24日(土)に国際学研究科が茅ケ崎市で公開シンポジウム「災害復興の国際学」を開催しました。 本シンポジウムは2部構成となっており、世界各地で猛威を振るう自然災害に耐え、しなやかに立ち直る力(レジリエンス)を構築するためには何が求められるかを有識者による講演と神楽の上演を通して考えました。

1部は高砂コミュニティセンターで講演を行いました。当日はおよそ40名の参加者が会場に集まりました。まず、防災・復興研究の第一人者で兵庫県立大減災復興政策研究科長・神戸大名誉教授の室崎益輝氏が基調講演を行いました。講演では、災害を経験したことのない「未災地」である茅ヶ崎市においても、今後起こりうる災害を想定し、将来に向けて議論を行うことが重要であるというお話しがありました。その後、NPO法人地球環対話ラボ理事の中川真規子氏、同みやっこベース事務局長の早川輝氏、本学国際学部の黛陽子専任講師より、国や地域を超えた災害事例についての話題提供がありました。最後に、登壇者への質疑応答等を通して災害や復興についての理解を深めました。

2部は国指定有形文化財の「茅ヶ崎館」に会場を移し、江戸時代初期から旧南部藩に伝わる「黒森神楽」を上演しました。参加者は80名ほどで、解説は岩手県宮古市市史編さん室の假屋雄一郎氏が務めました。「黒森神楽」は東日本大震災の被災地を代表する郷土芸能として、岩手県内外から海外公演まで復興・支援イベントに招へいされ、支援への感謝の意を表するとともに、被災地の現状を発信してきました。 当日の演目は、「打ち鳴らし」に始まり、祈祷の意味の強い役舞と天照大神の出現をテーマにした岩戸と御神楽を中心に、道化が登場して笑いを誘う狂言を織り交ぜるなど、会場を大いに盛り上げました。

今回のシンポジウムを主催した国際学研究科研究科長の海津ゆりえ教授は、「私たちの暮らしは穏やかな日常と荒々しい災害の間にあり、常にどこかの地域で人々は「復興」の途上にあります。そして人々の心を癒すものとして、神楽のような芸能も生み出してきました。このことに気づいていただけたなら幸いです。研究科としても今後も追い続けたいテーマなので、市民と学を結ぶこのような機会をまた設けたいと考えています。」と述べていました。

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