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2016.03.29
教育・研究

【湘南校舎】国際学部海津ゼミが福島県北塩原村「宝探し」と「エコツアー」の企画・実施、および「まちあるきマップ」を作成しました

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国際学部海津ゼミナールの学生が、立教大学観光学部橋本研究室と共同で福島県北塩原村における「宝探し」と「エコツアーの企画・実施、および「まちあるきマップ」を作成し、2月23日に小椋村長に贈呈しました。また3月16日には裏磐梯ビジターセンター主催学生研究発表会で報告いたしました。

このプロジェクトは立教大学の復興支援事業の一環として、平成25年度から同大と海津ゼミナールが3年にわたり取り組んできた東日本大震災による風評被害の克服に向けた観光振興プロジェクトです。海津教授が、2000年に北塩原村で開催されたエコツーリズム大会に参加し、交流を続けてきたことがきっかけで、同村の観光振興プロジェクトを取り組むことになりました。今回プロジェクトに参加した海津ゼミの学生は、3年生2人と4年生1人で、過去2年間では10人の学生が活動に参加しました。

同プロジェクトについて、福島民報に掲載されました。
掲載サイト:北塩原の北山、大塩地区の独自マップ 立教大生ら制作

プロジェクトに参加した国際学部国際観光学科3年の伴かおりさんからのレポートを掲載します。

北塩原村の風評被害克服に向けての活動

国際学部国際観光学科3年 伴かおり

東日本大震災の風評被害の克服と観光の復興に向けて、2013年度から2015年度まで、国際学部国際観光学科海津ゼミナールでは、立教大学観光学部橋本研究室とともに調査研究プロジェクトを行ってきました。去る2月23日にはプロジェクトで取り組んできた「宝探し」と「エコツアー」を題材に作成した『北塩原村マップ』を北塩原村長に寄贈し、3月16日には裏磐梯ビジターセンターで開催された学生研究発表会で報告を行いました。

○エコツアーを実施し地域の魅力発見

東日本大震災の放射能の影響が広く報道され、風評被害が深刻化し観光客が減少したことから、エコツアーを通して魅力を発信していこうという主旨で私たちは活動してきました。

北塩原村大塩地区・北山地区でヒアリング調査や、蔵の位置確認への現地調査を実施し、住民へのヒアリングやまちあるきを重ねました。

2015年度の調査概要

2014年度は大塩地区、2015年度は北山地区で自然や生活文化等の「宝」を掘り起し、それを活用したエコツアーを実施し、そこから訪れた人と地域の関係を築き直り新しく繋がりを作ることを目指しました。ツアー当日はアスパラガスのみずみずしさに驚き、農家や漆薬師の住職からのお話から北塩原村がどんなところかを伝えていった。北山地区は喜多方に並ぶ「蔵」の町です。蔵巡りをして田園風景に癒されていた。

○大山・北山みどころマップ完成

集大成として、見つけた宝やツアーで歩いた経路や資源を一つのマップにまとめる作業をしていった。2月23日にはみどころマップを北塩原村役場にて、立教大学の学生とともに小椋敏一村長に手渡し、これからの北塩原村についての意見を話しあいました。マップをみた小椋村長は大変喜ばれ、村の全戸への配布し、観光拠点に置いていただくことになりました。

私たち学生からは、「若者をもっと呼びたい」、「水がきれいな地域なのでそれも広めていきたい」等の提案をしました。マップの贈呈式を通して、多くの地元の人に出会い繋がりを創ることができると実感した瞬間でした。

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