本書は、進学を希望する学習者及び進学後の学習者のための読解教材です。日本語で情報を読み取り、新しい知識を獲得するための方法を身につけることがねらいです。「内容の問題」では文章を構造的、視覚的に理解するために、図や表を多用しました。また、読解を契機として発表したり話し合ったりできる発展問題もあります。12課構成で、どの課からでも学べます。
著作者たちは、長年にわたり文教大学外国人留学生別科において、留学生に日本語を教え、「日本語上級教材開発グループ(NJKK)」を組織して、今回の書籍を発行した。
1課 名前から学んだ日本(楊逸)
2課 日本の常識は世界の非常識 隣の芝生は赤い(日本経済新聞社)
3課 牛丼1杯・水2トン(中村靖彦)
4課 ダイアローグ・イン・ザ・ダーク(港 千尋)
5課 環境と成長は調和できるか(Lester R.Brown)
6課 コンピューターゲームでチンパンジーの子が大学生に勝利(Ewen Callaway)
7課 わからないという方法(橋本治)
8課 検証 水俣病50年(斉田康隆)
9課 死体の人称(養老孟司)
10課 ケッコン? なぜ今?(日本経済新聞社)
11課 「和紙」常識をこえて進化しつづける紙(市川亨)
12課 女性として科学技術社会を生きる(佐々木力)
内容の問題
練習問題