読者は本書を読み、家庭で、学校で、職場で、軌道修正をしていくための新しい方法を身につけるでしょう。・・・GSは、何を思考するかではなく、「どのように思考するか」という思考方法を教えてくれる体系であり、個々人が日常生活での問題を効果的に解決するために役立つ技法を提供します。 「前書き(ポール・ジョンストン)」より
しかし実際には、人は本来、頭脳の明晰さなんて備えていません。自分が置かれた状況をどれぐらい理解しているか、その状況にどれほどの興味をもっているか、次第で人は賢く行動することもあれば、馬鹿げた行動をしてしまうこともあるのです。 第4章「コミュニケーション力をアップする」より
・・・多くの研究が、GSを用いた指導が生徒の態度・行動・学習に有効であることを実証してきました。1クリティカル・シンキングが向上する 2創造性が高まる 3作文力が向上する 4不適応が減る 5偏見が減る 6疎外感が軽減する、などです。・・・このことは、GSトレーニングが教育現場においても有益であることを証明しています。 第6章「いじめをなくす」より
【著者】マーティン H. レビンソン(Martin H. Levinson)
教育学博士一般意味論研究所(Institute of General Semantics)所長
【監訳者】吉田 悟
文教大学 人間科学部 教授 日本人生哲学感情心理学会(J-REBT)の認定インストラクター、理事 学会誌「REBT研究」の編集代表者 慶應義塾大学 文学部卒 博士(学術)(新潟大学)
【訳者】亀井 ユリ(Yuri KAMEI)
翻訳業、日本語教師
パートI 家庭で:自己を磨くGS思考法
第1章 「健全な思考」をする
第2章 優柔不断を克服する
第3章 創造性とは何か?
第4章 コミュニケーション力をアップする
パートII 学校で:充実した学校生活を送るために
第5章 生徒のやる気を引き出す
第6章 いじめをなくす
第7章 怒りと暴力を予防する:ホリスティックな解決法をめざす
パートIII 職場で:効果的な仕事術
第8章 効果的にリーダーシップをとる
第9章 効果的にキャリア形成する
第10章 職務ストレスをマネジメントする
付録 GSティーチングガイド:12のレッスン