イギリス・英国・小説 ―「ロビンソン・クルーソー」「ジェイン・エア」「インドへの道」講義―

イギリス・英国・小説 ―「ロビンソン・クルーソー」「ジェイン・エア」「インドへの道」講義―

磯山甚一(著)
2,200円+税
  • 20.2 x 15 x 2.6 cm / 440ページ
  • 発行日:平成22年12月10日
  • ISBN:978-4904035184

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書籍概要

本書は、文教大学文学部英米語英米文学科において開講された授業「都市と文学」における学生との問いかけを契機にして生まれた。日本語でいう「イギリス」が世界各地へ進出し海外領土を獲得していく過程で、その「イギリス」とはいったい何だったのか。それを、世界の中心都市であり続けた都市――ロンドン――で生み出された文学作品から検証している。取り上げる作品は『ロビンソン・クルーソー』『ジェイン・エア』『インドへの道』、そして『テンペスト』。これらの物語から、今日の世界が今あるような姿になったのはなぜかを問いかける。

著者紹介

1951年生まれ。東京教育大学大学院修士課程修了。現在、文教大学教授。英文学専攻。 著書に「交錯する文化と文学」(共著)。訳書に「悪口を習う」「メディアの理論」「時間と社会理論」「シェイクスピアは誰だったか」「ヨーロッパの形成」「政治・哲学・恐怖」「トリックスターの系譜」「私の書かなかった本」(いずれも共著) 。

目次

導入 イギリスと日本の出会いと英文学

第一部「ロビンソン・クルーソー」
第一講『カリブ海』
第二講『文学史とロビンソン・クルーソー』
第三講『冒険』
第四講『ロビンソン・クルーソーの島は誰のものか』
第五講『境界意識』
第六講『貨幣』

第二部「ジェイン・エア」
第七講『英文学のなかの「ジェイン・エア」
第八講『「イギリス」のジェイン・エア』
第九講『二〇〇一年九月十一日』
第十講『イギリスの家族』

第三部「インドへの道」
第十一講『題名となった「インドへの道」』
第十二講『アングロ・インディアン』
第十三講『「テンペスト」から「インドへの道」へ』

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