東アジア共同体への道 ―学生市民が紡ぎ出す東アジアの近現代史―

東アジア共同体への道 ―学生市民が紡ぎ出す東アジアの近現代史―

アジア共通現代史教科書編纂委員会 (著), 奥田孝晴 (監修)
3,524円+税
  • 21.2 x 14.8 x 2.2 cm / 422ページ
  • 発行日:平成22年7月1日
  • ISBN:978-4904035146

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書籍概要

本書は、文教大学湘南校舎で2005年5月から始まった、日本人学生、中国・韓国からの留学生、そして一般市民延べ600名超の方々の参画した「アジア共通現代史教科書編纂研究会」の4年間におよぶ研究会の集大成である。「東アジア諸国歴史教科書」が最もその思想性・国家的姿勢を明らかにする近現代史上の諸事件を扱い、また国民国家と市民社会の相克、権力と民衆の自由の葛藤、相互依存が深まる経済と対立する歴史認識との矛盾など、今日の東アジアにおける「歴史認識問題」の中核に迫る質量を備えた本格的な歴史学術書であり、また本学の学生(留学生を含む)が中心となって執筆・編纂した初の本格的な「東アジア近現代通史」という意味において、水準の高い一般教養書としての価値も備える大著である。本書はまた、今日の東アジア共同体時代における市民社会の『公共性』のあり方にも一石を投じるものである。歴史記述を主として〈本編〉と研究活動をまとめた〈資料編〉から成り立っており、湘南校舎に参集する学生市民が達成した一つの知的研究成果の水準を世に問いたいと考えている。

目次

I.近代東アジア世界と大日本帝国
II.植民地支配と民族運動の時代
III.アジア太平洋戦争
IV.東アジア世界の国家と市民社会
V.報復から和解へ、対立から共生へ

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