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警備員採用資格概要

《警備員採用の条件》

警備業務の内容は多岐に亘ります。例えば、交通誘導と輸送警備を比べると、同じ「警備員」でありながら訓練も装備品も異なります。しかし、どのような警備に従事するとしても、警備の当事者は信頼できる人材でなければなりません。

そこで、警備業法では警備員採用において、一定の条件を定めています。ここでは、HPをみている皆さんに参加できる形でまとめてみました。順を追って読み進めてください。

              
【前提】18歳以上の男女で、五体満足であること。

この前提をクリアした人は、つぎの項目に自分がいくつ当てはまるか考えてみて下さい。


1.禁治産者、または準禁治産者、あるいは破産者で復権を得ない者。

2.禁錮以上の刑に処せられ、又は警備業法の規定に違反して罰金の刑に処        
せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなった日から                               起算して5年を経過しない者。

3.最近5年間に、警備業法の規定、警備業法に基づく命令の規定若しくは処分に違反し、又は警備業務に関し他の法令の規定に違反する重大な不正行為で国家公安委員会規則で定めるものをした者。

4.集団的に、又は常習的に暴力的不法行為その他の罪に当たる違法な行為で国家公安委員会規則で定めるものを行うおそれがあると認めるに足りる相当な理由がある者。

 

5.精神病者又はアルコール、麻薬、大麻、あへん若しくは覚せい剤の中毒者。

 

以上の5つのうち、1つも該当しなかった人は、警備会社に応募する資格は整ってます。尚、以上の条件は「警備業法第三条」に定められた警備員の欠格事由です。

この5条件をすべてクリアした人が、晴れて研修期間に入れるのです。

 

研修は数日間で30時間以上、講義と実技訓練が行われます。ひと通り学んだ後、筆記試験と実技試験に合格すれば(会社によって規定には違いが生じることもある)、いよいよ警備員デビューです!

 

※この研修は「新任研修」と呼ばれています。警備員は現職でも半年ごとに研修を受けなくてはならず、こちらは「現任研修」と呼ばれています。現任研修は9時間で行われます。

『安全神話』の崩壊〜警備員の社会学〜

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