最強のJリーグクラブを作ろう



97p21160 三木田 誠






研究動機

  1998年の中田英寿選手のペルージャ移籍をきっかけに日本中がイタリアのプロサッカーリーグ、「セリエA」に注目した。そこで日本人が目の当たりにしたのは、世界のトップリーグの熾烈さと億単位で動くクラブ経営だった。日本の誇るJリーグはことあるごとに、その世界最高峰といわれるリーグと比較された。そんな中、私が注目したのは両クラブの選手補強の仕方の違いだった。


アプローチ

  選手補強を見るうえでクラブの資金問題は大きな問題であるが今回はその問題をあえて考慮に入れないアプローチをとった。なぜなら、Jリーグクラブはクラブの予算を公開していないためはっきりとした数値で表すことができないからだ。


アプローチの特色

  まず、全クラブの年間勝率を割り出し、開幕から1999年シーズンまでの勝率の推移を割り出した。その中でも特徴のある4チームを取り上げ、勝率の推移のなかで選手補強がどのようにクラブに影響を与えたのか、また成功した補強、失敗した補強を見つける。


結果

  さまざまな選手補強があるが、成功したクラブもあれば失敗したクラブもある。せっかく大金をだして獲得した選手がうまく活躍してくれなければもちろん意味はないし、クラブの予算も無限にあるわけではない。しかし、Jリーグチャンピオンを狙うならこの問題は避けては通れぬ道であることに違いない。この研究が少しでもクラブの参考になればこの上ない幸せだ。



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