概要

 

市が行っている世論調査によると都心へ行くには便利と答えている市民が多いのに対して, 市内の移動に不満を持っている人も多いととゆうことが分かった.  現在の相模原市内には,相模原市を囲うような形で小田急線,JR横浜線,JR相模線 が通っている.確かに都心に向かって路線はあるようだが,その中を通っているルートは ない.この点が市民の不満であると考え,この不満が少なくなる新たなルートを提案して いきたい.
 市内の移動であげられた一番不便と感じる場所は公共施設への移動であった.公共施設 には出張所や市役所,病院(北里大学病院,国立相模原病院)などがあるが,出張所は地域 の近くにある為,今回の研究では考慮しない.よって病院と市役所への移動に重点を置いて ルートを提案していきたい.
 研究資料として,相模原市の人口分布が重要であると考え,500m四方のメッシュ図を 作成した.一つ一つのマスメの中心に500mで区切った人口が存在すると仮定した. それから,その中心から一番近い駅までの距離を計算し,移動距離を出した. 人口と移動距離を掛け合わせた,人口移動距離出す.
 この人口移動距離が少なくなればなるほど,移動距離が減るのであるから,市民の不満 が少なくなると考えた. 
 次にどこを通ればいいかである.市役所,国立相模原病院,北里大学病院の場所を見てみると, 北里大学病院が他の2つのと比べ,駅から遠く離れている.又,北里大学病院の位置は現在通って いる3つの路線の中心にあり,今回の研究でのポイントになる位置であると考えた.
 実験では北里大学病院を通り各駅を結ぶルートの人口移動距離を出していき,最も不満が 減るルートを見つけ出す.