概要
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情報学部経営情報学科 小川幸子
1.動機
私は現在大学に原付自転車で通学しています。大学1年から現在までの4年間の通学で、たびたび道路が自動車で混雑している場面にでくわしました。大学前の道路は混雑が多く、また道路の幅が狭く、自動車を追い越すのも容易でないため、不快に思うことがありました。この不快を解消、又は解消とまではいかなくても、減少させることはできないかと思い、茅ヶ崎市内の渋滞の緩和を研究テーマにしました。
2.特色
茅ヶ崎市の実態調査で観測された道路交通量は茅ヶ崎市の主たる幹線道路の容量を越えている状態で大きな混雑状況を起こしています。いったいなぜ、渋滞が起こるのか要因を考え、40個所の交差点の交通量から、どういった傾向があるかタイプ分けをし、交通量と時速(渋滞の定義を時速で考えたため)の関係を考え、そして、緩和してみました。
3.タイプ分け
40箇所の交差点において、平日、晴天という条件で7:00〜19:00の合計12時間の間、1時間間隔で自動車の台数をカウントされ、302の交通量のデータからタイプ分けします。302の交通量のデータをエクセルに入力し、交通量の時間別の変動を知るため、各個所の標準偏差を出します。交通量がある時間帯に集中しているということは、、たいした交通量が発生してない時間帯もあるという事なので、時間により交通量が散らばっているという事になります。そこで、この散らばりの尺度として標準偏差を使用することにしました。各箇所の標準偏差の平均を出し、この平均を基準とし、時間別交通量の変動率が高いタイプと低いタイプの2つに分類します。次に各箇所の12時間合計の交通量の平均を出し、この平均を基準とし、先に分類したタイプをさらに混雑が起きているタイプと起きていないタイプに分類し、4タイプに分類しました。
4.交通量と時速の関係
実際に原付自転車を運転して、時速を測定しました。平日、晴天の日の午後3時から午後7時の条件で、文教大学前と国道1号線の道路を測定しました。この測定結果から交通量と時速の関係を知るために回帰分析を行ないました。交通量が時速にどう影響を受けるか、時速を説明する変数、交通量を説明される変数とし、(時速から交通量を予測したいため)回帰方程式から時速20km/時と時速40km/時の時の交通量を予測しました。
5.緩和方法
方法としては交通量が集中している時間帯の交通量だけを渋滞を解消できるまで前(または後ろ)に1時間ずらします。これは、交通量が集中して発生する時間帯にその交差点を流入、流出しているドライバーの何%かの出発時刻を1時間ずらせたと仮定して行ないます。時速40km/時以上で走行できる交通量をその交差点の容量を1とし、他の時間帯の交通量÷容量=混雑度とします。時速20km/時の時の混雑度を超える場合、次の時間に交通量を移動し、移動して、次の時間が混雑度を超える場合、さらに次の時間に交通量を移動していきます。
6.結果
文教大学前の道路は12時間合計の8.7718%の交通量の移動で、渋滞は解消される結果になりました。国道1号線に関しては、関係がまったくみられない不思議な結果になってしまい断念しました。