3月

 「学校の掲示板を便利しよう」ということでパソコン、携帯端末から掲示板がいつでもどこでも見ることが出来れば便利だと思った。

 4月
 掲示板は教務課の担当なのでお話を聴きに行ったところ、掲示板システムを既に宮川ゼミで研究されているとのこと、また私の今の知識では難しい データベース SQLの勉強が必要だ。
 今から勉強するには時間がない。またシステムを作りたいのではなく、アイデアを提案したいのだ。もう実現するのならば別の研究をしたい。
 4月3日
 先生の卒論テーマのヒントとなるメールから考え直した。

1、2002年度のヒットランキング過去の流行の分析から今後を予想するディズニーシーやユニバーサルスタジオワールドカップもあるし

2.ワールドカップから思いついたのがワールドカップの経済効果調べてみたところ、予想しているHPはたくさんあったのですが事細かに示されているページは見当たりませんでしたしかし、今後、公式に発表されると書いてありました研究する意味が無くなってしまうのかも

3.経済効果から思いついたのがイチローがいたオリックスとマリナーズを比べイチロー効果を分析する。阪神のノムサン効果が去年、話題になったがそれ以上の効果があるのかなど日本の経済との関係も出てくるのか興味があります。

4.日本はインターネットを世界的に見てどのぐらい利用しているのか?携帯端末からのネット利用者が日本は多いそうだがまた、そこまで普及していないのはNTT問題やインフラ設備の問題の影響があるのか?ブロードバンド時代は私たちの生活にどのような効果をもたらすか?

 4月17日
 幸せと金は比例すんのか?←関係ないと言うのはあまりにもウソすぎる でも金があるから幸せとは限らない
  暇と金は反比例?←どーなんすかね?働けば働くほど金が入る、でも一瞬で何億と稼ぐ奴もいる。 アメリカでは年収80億を稼いでいる方がいるらしいです。自分の時間なんで無いのではないか?睡眠時間はかろうじてあるのだろうか・・・
 大学生はバイトしすぎ←就職して一日稼ぐ金とバイトの身分で金を稼ぐ差はかなりのもんだ責任は違ってくるけど なんで学生はバイトするのか?実際どのくらい働いているんだろう?何のためなのだろうか?

 と、いうことで「時間」について興味がある。

 4月24日
 日本で携帯電話が(特に iモード)普及したのは、「メールコミュニケーション」文化が発達したという理由がある。もちろん携帯電話を持っていない、必要としない人たちをいるだろう。この人たちと壁ができてしまうなど、例えば、携帯電話がないために友達から外れてしまうという社会問題もある。子供たちの遊び方、コミュニケーションの取り方が変化しているのではないか。携帯電話が生活必需品となろうとしている過渡期にコミュニケーションの変化を調べてみたいと思う。

 先生のコメント→テーマが絞りきれていない、大き過ぎるとのこと。「コミュニケーション」について学びには何年もかけて研究するものだ。

 確かにそう思う。専門外だ。このテーマで研究していっても、新しい発見のないまま今現在、すでに研究されていることを学びに過ぎない。「コミュニケーション」と「携帯電話」についての関心はあるので研究とは別に学んで行きたい。
 根本ゼミ、経営情報、大学で学んだことを振り返ってみようと思った。
 やばい、一年間愛すべきテーマが見つからない。どうしよう!!テーマ探しの旅にでます・・・
 4月30日
結局、研究のテーマは何でもよいと聞いて一番初めにひらめいたのは「ネット上で店を持ちたい」BtoCを考えていた。そもそも、このアイデアが浮かんだのは店を経営してみたいという夢があり、実際に店舗を持つことは今の私には限りなく不可能に近い。金銭的な問題はもちろんだが、どんなものを商売とするのかなど、あまりにも漠然としすぎている。
 つまり、雑貨屋の立ち上げから経営までを提案したい。最終的には自分のアイデア・立地・収支予測など事業計画書を作成し、具体的な店舗立地まで。夢を一歩、実現に近づけたいと思う。
 5月2日
 卒論テーマ発表会 緊張した。あまりにも緊張して何を伝えればいいのだか分からなくなった。
 5月23日
 「雑貨屋の定義って何ですか??」という質問が出た。たしかに雑貨屋って何なんでしょう?

 広辞苑:[雑貨]雑多の貨物。また、こまごまとした日用品。

 ネットで調べてもそれぞれに定義してある。だから自分で定義づけをしなくてはならないようだ。あるネットでこんな言葉が・・・

 最近とっても人気の雑貨業界。でもこの業界はとっても定義がしにくい業界です。そもそも雑貨という言葉自体もとっても曖昧なもの。その中でわたしは雑貨を「愛すべき無駄づかい」と定義しています。
 

 「愛すべき無駄づかい」に共感します。日常生活に必ず必要かと言われればそうでもないし、別になくてもいい無駄なものが多々あったりする。自分で気に入った品物を身につけたり、部屋に飾ったり、プレゼントにしたり・・・ つまりは生活を明るくする、自己満足の世界なのではないか。
 5月30日
 先週、アジアン雑貨「あじあんぱお」の経営者と話を出来る機会がありました。経営者の方と話していると熱さを感じとれた。やはり自分の好きな仕事に情熱を燃やしているからなんですかね。
 
 さて、経営の話ですが商品の調達方法として 現地調達と日本にある代理店から調達する方法の2パターンで行っているそうです。メインは現地調達でタイ・ネパールを中心に年に2,3回行っているそうです。
 6月
 「あじあんぱお」に何回か通わせて頂き、ネット販売の話題になりました。実際に雑貨屋で(個人経営の店)ネット販売を行なっている店は少ないと感じられる。今後ネット販売について詳しく調べて行きたいと思う。
 7月
 ネット販売の日本の現状はネット先進国の米国に比べてしまうとかなり劣っている。具体的な数値を上げると通産省調べの電子商取引市場規推移によると、1999年の時点で米国が42700億円なのに対し日本では1900億円となっている。しかし、注目していきたいのが日本国内の電子商取引市場規推移をみると2005年までには13兆円までに市場は拡大すると予測されている。

 この数値をみると大手の小売業は今はまだ利益がでなくとも、この先を考えてネット販売に力を入れるわけだ。となると、個人経営の店もネット販売の基盤をいち早く作るべきなのではないだろうか??

 そこで、「あじあnぱお」さんにネット販売について提案すると、もともと興味があるということで話は進んでいき、最終的に「あじあnぱお」のHPを作らせて頂くことになった。商品在庫はかなりあるそうなので販売スペースが増えるという意味でもネット販売の利点となるだろう。

 8月
 さて、ネット販売をいざ行うといっても簡単ではない。「あじあnぱお」さんとの話し合いで、どのような商品を置くとか、決済方法、また、法律上でも、都道府県税事務所に「個人事業開始申告書」、納税地の所轄税事務所に 「個人事業の開廃業等届出書」、HPに「訪問販売法」の表記などが義務づけられている。さらに重要な点はただネット販売のHPを作ったとしてもライバル店はあるだろうし、何か独自性を持たせたい。

 例えば企画として -プレゼントオーダー ヤフーなどで「プレゼント」「贈り物」と検索してもあまり表示されない。遠くに住む友人の誕生日プレゼントなどをwebで選び、店から直接その友人に郵送する。プレゼントを購入する時間がない人をターゲットとする。

 まずは商品範囲を、ブレスレット、ピアス、イアリング、ネックレス、リングのアクセサリ五つに絞った。その理由として、商品を配送する上で配送コストがなるべく掛からない品、定形郵便物なら50gまで90円で発送できる。また、アクセサリーを中心として専門性を高めたいという考えだ。カテゴリーは五種類と少ないが一つのカテゴリーの種類を豊富にし、お客さんの選択の幅を広げニーズに応えていきたい。

 9、10月
 実際にwebを作ることは難しい。例えば商品の画像撮影だが考えていたほど容易ではない。ライティングの知識も必要となってきた。そこで私の友人・知人が結集して商品撮影チームを結成し、撮影会をおこなった。アングルを変えたり、ライトの当て方を変えたり、何百枚と写真を撮り、加工して厳選して使用した。中でもピアスの写真を撮るのに苦労している。商品撮影チームに心あたる皆様、ありがとう。

 注文フォームなど情報を送信する際の漏洩防止策や買い物かご方式といって商品購入をスムーズに進められる方法があるのだがSQLでプログラムを組むことは難しいし、買い物かご方式のレンタルも考えたがコストが加算でしまう。自分で思い描いているネットショップを作るにはさまざまな面での勉強が必要であることを痛く感じました。

 11月
 論文を書く時期になってしまった・・・ 書き始める前に自分で何を研究していたか振り返ることからスタートした。私は当初の「理想の雑貨屋をめざして」というテーマからはズレが出た、変化していった。どちらかというと4月の時点での「ネット上で店を持ちたい」という考えもプラスされてきた。そこで研究題名も改めようと思う。ネット販売が研究の中心ということで「雑貨屋におけるインターネットビジネス」と題する。
 12月
 卒業研究発表会。大緊張。あの教室が埋まるぐらいの人たちの前で喋るのは初めてだったし、研究はマダマダだし、練習も完璧ではなかったし・・・ とにかく早くアノなんともいえない空気からいち早く脱出したかったことを覚えています。発表会終了後は開放感でいっぱいだったのも束の間、もっと深く研究が必要だったことなど反省点がたくさん出てきた。卒業研究で学んできたこと、ゼミでの話し合い、発表会を行なうこと、などなど、この経験はこの先の人生において生かしていけると思ってます。自分を磨く場を与えてくださった根本先生に感謝いたします。ありがとうございました。また、「あじあnぱお」さんとの出会いによりこの研究を進めていくことができました。お忙しい中、時間を割いてくださりご迷惑をお掛けしました。ありがとうございます。そして、ゼミ生の皆々様、楽しく研究をすることができました。ありがとう!!