ゼミ日誌



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11月12日

12.3最適配分問題(岩堀)
ある経営資源を利益が最大になるように配分するという問題を動的計画法を使ってとく。ここでは、塾における大学生の最適分配問題が例とされている。

13.1ISMモデルとは(芦澤)
批判禁止、質より量、自由奔放なアイデア、アイデアの便乗・結合OKという条件の元に成り立つブレーンストーミング法を使い階層構造化する。しかし、これは理論的会話ができる人でないと何も生み出さないものになってしまう。

13.2ISMモデルの計算手順(飯沢)
ISMモデルを使い、プロ野球のドラフト選択の要因分析を例にとく。要素間のペア比較を行ない関係行列を作り、可達行列、先行集合、階層構造を求める。

13.3ISMの適用例(小野)
住宅の選定を例にISMを使ってとく。内容としては13.2と同じである。

13.4Dematel法とは(平井)
Dematel法は、専門的な知識をアンケートで集約することで問題の本質を明確にし、要素を段階的に比較する。

13.5Dematel法の数学的背景と計算手順(先生)
Dematel法の数学的背景と計算手順を説明。

13.6Dematel法の計算例(先生)
Dematel法を使い複雑な人間関係を図式化、グラフ化し問題を明らかにする。

これで1年間のゼミは終了します。皆さんおつかれさまでした。

11月5日

12.1AHPと最適化問題(袴田)
ある問題を最適にするために、微分を使った最適化手法とAHPを使ってとく。先生も言っていたが、後者のAHPはうさんくさく、数式で簡単にとける前者の方がいいと思った。しかし、ビジネスとしては、意思決定者の意見を取り入れたAHPの方が相手に納得させやすい面もあることがある。

12.2最適間隔問題(伊藤)
男女の関係の良さは倦態度とデート間隔は反比例し、疎遠度とデート間隔は比例するとなっているが、このモデルにはかなり無理があり、実際はこの通りにはいかないと思う。

10月29日

11.1産業連関分析(多田)
産業連関モデルは、国民経済全体を分析するために使われることがわかる。中間需要と最終需要で総生産物を表し、中間生産物と付加価値で総購入物を表すことができる。

11.2費用便益分析(和田)
費用便益分析とは、各種代替案を比較評価する際に使われる分析モデルである。そこには、プロジェクトが実行可能かどうかの計測的判定をする費用便益差基準と、プロジェクトの優先順位を決める費用便益比基準の2つがあることがわかる。

11.3最適配分問題(西坂)
ここでは、ある小売店における消費者の吸収率をとく。小売店の魅力度、所要時間、売場面積、パラメーターなどを使い吸引率を求めることができる。

10月15日

10.3ファジイ積分(平井)
ファジイ積分は、ファジイ測度を一種のウエイトとして各代替案の総合評価を行なう場合に用いられる。すべての部分集合に対して演算を行なわず、n回の比較計算でできることがわかる。

10.4問題の設定(沼上)
ある問題の総合評価を行なう際に、単純平均と加重平均を使ってとく。単純平均は、各項目評価のウエイトが均一でなく、加重平均は、各評価項目同士の相乗効果や相殺効果があり実際と異なることがわかる。

10.5ファジイ積分による解析(???)
ここではファジイ積分を用いて問題をとく。10.4で実際に表せなかった項目間のウエイトや相乗・相殺効果を取り込んで評価する。

10月8日

9.6AHPの拡張編(芦澤)
AHPの拡張編として3つについて説明する。1つめは、代替案の数が多い時に使うAbsoluteMeasurement法。2つめは、異なるレベル間の各項目の従属性の関係をとくOuterDependence法。3つめは、同一レベルの各項目に従属性がある時の相互関係をとくInnerDependence法があることがわかる。

10.1ファジイの概念(飯沢)
人の判断が内包されているような問題を取扱うファジイ手法の実用例やファジイという言葉の意味を示す。

10.2ファジイ性の取扱い方法(小野)
ここでは、ファジイ集合の概念とファジイ数の演算方法についてとく。ファジイ数の計算方法は、通常の計算方法と全く違うが四則演算が可能であることがわかる。

10月1日

9.5-2AHPの適用例と計算例(計算例3、4)(岩堀)
3つめは意思決定者が複数の場合をとく。4つめはAHP手法に費用便益分析を適用した場合をとく。ここでは、費用というマイナスの効用を使用し、総合評価を行なう。

7月2日

9.1AHPモデルとは(和田)
AHPはこれまでのORでは対処しきれなかった問題の意思決定をするもので、経験や勘を生かして定量的データが扱えるようになった。

9.2AHPの概要(和田)
AHP手法は問題を階層構造に分解し、要素間、階層全体の重み付を行ない代替案の決定を行なうものである。

9.3AHPの数学的背景(西坂)
AHP手法によって、状況が複雑になればなるほど意思決定者の答えが整合しにくくなるが、この時の整合性の尺度を数学的に定義する。

9.4AHPの特徴と注意点(袴田)
AHP手法の特徴と注意点について整理する。このなかで特に、整合性が悪い場合、いくつかの要素がわからない場合や、グループ単位でAHPを行なった場合のやり方についてとく。

9.5-1AHPの適用例と計算例(計算例1、2)(伊藤)
大学受験における志望校の選定問題を例とする。1つめは要因が同じレベルの場合でAHPの典型的な例をとく。2つめは要因が複数のレベルにまたがる場合をとく。
これで前期のゼミは終了します。皆さん、おつかれさまでした。また、ゼミ合宿であいましょう。

6月25日

8.2多目的線形計画法(飯沢)
複数の目的関数を最大にするような多目的線形計画問題をとく。ここでは2目的線形計画をスラックス変数を使い、シンプレックス表を作り最適値を求める。

8.3多目的線形計画法の例(薬師神)
3目的線形計画問題と4目的線形計画問題についてとく。2目的線形計画問題とほとんど変わらないように思えた。

8.4目標計画法(平井)
多目標を実現させる目標計画法をスラックス変数を使ってとく。ここでは制限があるのでスラックス変数をプラス、マイナスに分ける必要はないと思う。この章は全体に著者が何をやりたかったのかいまいち理解できなかった。

6月18日

7.2効用関数(岩堀)
収益の分配率とクジの確率がわかっているとき、どのクジを引くかをとく。人間の主観が意思決定の要素になっているため、期待値の法則に基づかない。そのため、比較評価を行なった期待効用値を使う。

7.3一対比較法(サーストンの方法)(芦澤)
新たな学部を設立するときにどの学部にするかをとく。優先順位から一対比較法で評価する。

7.4一対比較法(シェッフェの方法)(袴田)
この方法では、先に飲んだワインと後に飲んだワインのどちらが良いかをとく。順序による偏りを除く評価を行なう。実際の生活においてそこまで考えないが、最初の方がいい評価を得やすいことがわかった。

8.1線形計画法(小野)
時間と費用が制限された中、満足度最大にする休日の過ごし方をとく。線形計画法はORで十分やったのでいまさらいうまでもないと思う。

6月11日

6.4混合戦略(和田)
鞍点のないオープンゲームを解析する場合、戦略を確率的に選択する「これを混合戦略といい、この時広義の鞍点が存在する。混合戦略によるゲームをといていくと、線形計画法によって定式化されることがわかる。

6.5ゲーム理論の応用(伊藤)
今までやってきたミニ・マックスの原理が裏目に出てしまうジレンマゲームを説明する。ここでは、囚人のジレンマ、Jジレンマゲーム、Lジレンマゲーム、Wジレンマゲームの4種類を取り上げている。

7.1意思決定基準(堀米)
不確定性を伴う意思決定問題をとく決定基準として、ラプラスの基準、マキシミンの基準、フルビッツの基準、ミニマックスの基準の4つがある。それぞれの決定基準に従ってこの例をとく。

6月4日

6.3ミニ・マックスの原理(沼上)
ここでは2つのことについて証明する。最初に、プレイヤーP1の保証水準minの最大値は、プレイヤーP2の保証水準maxの最小値より小さいかを証明する。次に、利得行列においてmaxmin=minmaxが成立するための必要十分条件は行列が鞍点を持つことを証明する。

5月28日

5.4ランチェスターの2次法則(岩堀)
今度は、甲軍2000人対1000人において甲軍が勝つためには、甲軍の名倍の性能比が必要かをとくと、性能比は人数比の2乗で対抗できることがわかる。また、性能比を1にした場合、甲軍が勝つためにはどうしたらいいかをとく。すると、甲軍の分断作戦と行軍の集中作戦によって勝つことができる。実際には1対1の戦いと集中戦の間にある。

6.1ゲームの理論とは(平井)
これから扱うゲームの理論のために、用語とゲームの分類について説明する。

6.22人ゼロ和ゲーム(多田)
プレイヤー2人における各戦略の利得の合計はゼロになりこれをゼロ和ゲームという。これを数式を使って説明する。

5月21日

5.2バトルゲーム(その2)(堀米)
2国間の利益獲得において、資力2対1のままで勝率を1対2の場合最終勝利確率をとく。資力と勝率が相殺されて1対1になると考えがちだが、最終勝利確率は3対4になる。これは資力よりも勝率の方が影響が大きいといえる。

5.3ランチェスターの1次法則(小野)
ここでは、甲軍2000人対乙軍1000人において、乙軍が勝つためには甲軍の何倍の力量が必要かをとく。結果として、2倍なら両軍滅亡してしまい、それ以上なら甲軍に勝つことができる。

5月14日

4.5日本シリーズの確率分布(和田)
2対1のチーム力の比における日本シリーズ(7戦)優勝の確率をとく。すると、チーム力の比よりも優勝する比率の方が2倍以上大きくなった。

5.1バトルゲーム(その1)(和田)
2国間の利権獲得において2対1で戦う場合の利権獲得の確率をとくと、両国の資力に正比例することがわかる。

今日は僕1人の発表で終ってしまいとても疲れた1日だった。

5月6日

3.4エントロピーモデル(岩堀)
発表者不在のため次週に延期。

4.1野球におけるOR(伊藤)
今までさまざまなスポーツに関してORの研究がなされているなか、野球についてOERAモデルを中心に紹介する。

4.2OERAモデル(飯沢)
OERAモデルを使い打者を公平かつ正確に評価する。ここでは、ある打者が常に打席に立ち9回まで攻撃するシミュレーションを行なう。

4.3OERAモデルの計算例(その1)(芦澤)
1995年の日本シリーズの実際の成績を例にOERA値と長打率を計算し分析。

4.4OERAモデルの計算例(その2)(袴田)
1985年の日本シリーズを例として分析。それぞれのチームのカラーがよくわかった。OERAモデルを使った結果として、OERA値は得点を入れるという概念の元でのみ成り立つので、得点を入れないプレーは意味がないという考えになる。

4月30日

3.2ポアソン分布(多田)
良質なプロジェクト企画の発想をする確率を二項分布とポアソン分布を使ってとく。すると、ポアソン分布は二項分布の極限状態にあることを表しているのがわかる。

3.3マルコフ連鎖(小野)
未来は現在にのみ関係して過去には関係しない、と言う概念を持っている場合をマルコフ連鎖と言う。ここでは、x年後の会社の経営状況が好調である確率と、ライバル会社との販売シェア比率について分析する。

4月23日

3.1ベイ図の定理(沼上)
条件付確率を解く際にベイ図の定理を使用。ここでは、プロジェクト企画でマネージャーが不良企画を選び出す確率について考える。

公式の意味さえわかれば簡単だ、と先生は言うが、公式嫌いな僕には記号の羅列にしか見えなかった。

4月16日

いよいよゼミがスタート、にもかかわらず欠席者が多かった。無断遅刻、無断欠席は社会的ルール違反です。しっかり守りましょう。

2.1 マネジメントサイエンス(和田)
意思決定と問題解決の2つの概念から構成。これを経営戦略的発想という。

2.2 マネジメントサイエンスの実例(堀米)
土木技術を例に、戦略的行動である4つのプロセスについて説明。

2.3 マネジメントサイエンスの手法例(伊藤)
土木事業が何ヶ月で終るかをアローダイヤグラムを使ってとく。

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