原価計算T』(『原価情報T』)

■授業概要

 「コーヒー1杯のコスト(原価)はどれくらいだろう」、「あんなにディスカウントして電化製品はもうかっているんだろうか」このような疑問を持ったことがあるだろうか。このような疑問に理論的な洞察を得ることができるのが、原価計算の知識である。本講義では、製品のコストはどのようなもので構成され、どのコストがどのようにして製品の中に含められるのかを学習する。そうすることによって、これらの疑問に答えを見つけることができるであろう。原価計算は特にメーカーの利益管理や原価管理、さらには意思決定に役立つ基礎データを作り出す。原価計算論は会計学の一分野であるので、簿記の知識をもっているとよりよく本講義を理解できると思う。

■授業計画

1.原価計算の必要性と仕組み      
2.原価計算と財務諸表
3.工業簿記と帳簿
4.原価とは、原価の構成
5.原価計算の方法−個別原価計算と総合原価計算
6.材料費の計算(1)
7.材料費の計算(2)
8.労務費の計算(1)
9.労務費の計算(2)
10.経費の計算 
11.製造間接費の配賦計算(1)
12.製造間接費の配賦計算(2)個別原価計算
13. 総合原価計算(1)仕掛品原価の計算
14. 総合原価計算(2)
15.練習問題


■評価方法

 定期試験の結果(70分程度。テキスト、配布資料、ノート、電卓持込み可)に、出席点とレポート点を加味して評価する。出席が2/3未満の場合には、試験を受けることができないので注意すること。

■テキスト

 志村正著『原価計算』(創成社)

■受講生へのメッセージ

・原価計算も簿記と同様に積み上げ学習ですから、毎回出席してください。
・電卓を持参するように。携帯電話の電卓機能は用いてはならない。
・簿記検定2級を受験してください。
・『原価計算U』『原価情報U」も受講することをお勧めする。


■資料集




原価計算U』(『原価情報U』)



■授業概要

 『原価計算T』(『原価情報T』)を基礎として、より高度な原価計算の手法を学習する。

■授業計画

1.『原価計算T』(『原価情報T』)の復習      
2.製造間接費の配賦計算(生産中心点別機械時間法)
3.原価の部門別計算@
4.原価の部門別計算A−補助部門費の配賦など
5.活動基準原価計算(ABC)
6.組別総合原価計算
7.等級別総合原価計算
8.連産品の原価計算
9.工程別総合原価計算(累加法)
10.減損の処理
11.標準原価計算@
12.標準原価計算A
13.直接原価計算@
14.直接原価計算A損益分岐点分析
15.まとめ


■評価方法

 定期試験の結果(70分程度。持ち込み可)に、出席点とレポート点を加味して評価する。出席が2/3未満の場合には、試験を受けることができないので注意すること。

■テキスト

 志村正著『原価計算』(創成社)

■受講生へのメッセージ

・原価計算も簿記と同様に積み上げ学習ですから、毎回遅れずに出席してください。
・電卓を持参するように。携帯電話の電卓機能を使用しないこと。
・簿記検定2級の受験をお勧めします。

■資料集