社会調査士のための学習


 社会調査の水準向上を図るために2003年10月に始まった制度で、日本社会学会等が主導して形成された「社会 調査協会 http://jasr.or.jp/」(旧 社会調査士資格認定機構)が資格の発行を行う。
 資格には学部の授業科目を対象とする「社会調査士」と大学院の授業科目を対象とする「専門社会調査士」がある。機構は それぞれ「標準カリキュラム」を用意しており、各大学の授業科目が標準カリキュラムに該当するか否かを審査・評価し、条件を満たせば科目認定を行う。各大 学の学生は、認定を受けている一連の科目を受講して合格すると、社会調査士の資格を得ることが出来る。

文教大学情報学部広報学科の場合の受講科目

    【社会調査士の標準カリ キュ ラム】                     【広報学科科目と認定番号】
A.社会調査の基本的事項に関する科目(半期)       →社会調査T(3セメ)
B.調査設計と実施方法に関する科目(半期)       →社会調査U(4セメ)
C.基本的な資料とデータの分析に関する科目(半期) →調査集計法T(3セメ)
D.社会調査に必要な統計学に関する科目(半期)   →社会調査の統計学(5セメ)
E.量的データ解析の方法に関する科目(半期)       →調査集計法U(4セメ)
F.質的な分析の方法に関する科目(半期)            →非該当
G.社会調査の実習を中心とする科目(通年)       →社会調査V(通年) (5〜6セメ)
                              
(注1)E.かF.は、どちらか1つを履修すればよい。本学科ではE. を用意する。

 なお私(八ツ橋)は、広報学科と社会調査士資格認定機構の連絡調整にあたる連絡責任者となっており、2004年 9月に専門社会調査士の 資格を取得しました(0044番)。


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