「教育力の伝統校。」のウラの7のこと

人間科学部

私立大学で初の学部だから分かる
充実ポイント

国内の私立大学で初めて設立された文教大学の人間科学部。多種多様な実習用設備、学べる授業の幅広さ、体験を交えて得られる学びの深さ…。話を聞いているうちに、在学生も驚くほどの充実ぶりが明らかになりました。

対談メンバー

  • 川合 里奈 人間科学部4年
  • 石井 輝 人間科学部4年
  • 千葉 奎那 人間科学部4年
  • 小崎 祐幸 人間科学部4年
  • 村上 純一 先生

※学年は2017年度時点のものとなります。

教員も学生も全容を把握しきれないほど、多種多様な設備が充実している

小崎:文教の人間科学部は歴史が長いので、実習用、調査用の設備が充実していますよね。私は卒業研究で「試行カウンセリング実習室」という部屋を使って面接調査をしています。試行カウンセリング実習室は個室になっていてソファもあり、とてもリラックスできる空間。調査では家族の話など、とてもプライベートでデリケートな話をすることがあるので、試行カウンセリング実習室でリラックスしながら気楽に話すよう促すことで、より深く内面の話が聞けるようになるんです。

川合:脈や血圧といった生理指標を採ることができる部屋もありますよね。その部屋にはゆったりと座れる椅子があります。そこで、例えば実験参加者に難しい問題を解かせてストレスを与えたときの、リラックスした状態と比較しての身体の反応や、音楽や香りによる身体の反応、お笑いを見たときの笑いが身体に与える影響などを測定し、研究に役立てているゼミもあります。

村上先生:介護施設にあるようなベッドなどが置いてあるバリアフリーの教室もありますね。壁の一部がマジックミラーの部屋もあります。

全員:へえ、すごい!それは知らなかったです。

村上先生:教員も学生もまだまだ知らない部屋があります(笑)。すべての設備を把握している人はむしろ少ないと思うくらい、設備が充実していますね。

小崎:資料も豊富で、図書館や教員の研究室には昔の実験記録や先輩方の修士論文、卒業論文がたくさんあります。自分の研究と似たものがあれば参考になるし、まったく違う研究内容でも読むと勉強になりますね。特に4年になってからは資料を見る機会が増えました。

人間科学科は、入学して自分の世界を広げてからコースを決められる

村上先生:人間科学科は、2年次から「現代文化コース」「人間教育コース」「社会福祉コース」の3コースに分かれます。1年次には全コースの教員の授業を受ける機会があるため、各コースでどのようなことを学ぶのかが一通り分かるようになっています。

千葉:私は社会福祉コースを選びました。理由は、1年次の必修科目である「社会福祉学概論」の授業で福祉の基礎を学んだ際に、福祉が本当に「人のため」ということを重視して考えられていることが分かり、とてもあたたかいなと感じたからです。「福祉」と聞くと、対象は高齢者というイメージでしたが、実は児童も障害者も更生問題も含まれ、とても幅が広いんです。そういったことも学べることを知ったというのも、社会福祉コースを選んだ理由の一つです。

石井:僕は人間教育コースを選んでいます。入学時にはすでに教師を目指していたので、あらかじめコースは決めていました。教育学部ではなく人間科学部を選んだのは、教育学だけを学ぶのではなく、子どもをいろいろな角度から見たいと考えていたからです。特に心理学を学べるということは大きかったですね。授業では、教育現場にあるいろいろな問題や課題にフォーカスしながら子どもたちの心理的な面を知ることができるので、とても満足しています。

村上先生:入学時にコースが決まっていなくても、1年次にさまざまな授業を受けていく中で決めていけばいいと私は考えています。高校までに心理学や社会福祉などに関する専門的な学びに深く触れる機会は少ないので、むしろ初めからイメージでコースを絞らず、入学して自分の世界を広げながらコース選択も考えていくというのがいいのではないでしょうか。

貴重な体験を通して、より一層の学びが深まる体験プログラム

川合:体験プログラムも充実していて、私は「海外人間科学研修」というプログラムでスウェーデンとフィンランドに行きました。どちらの国も教育や福祉がとても発達しているので、それを学ぶために行きました。現地では、高齢者施設や小中一貫校を訪問したり、ストックホルム大学の学生と交流したりしました。

小崎:小中一貫校では難民の子どもたちとの交流もしました。それまで難民のことはニュースでしか知る機会がありませんでしたが、実際に関わるととても気さくで、日本人の子どもたちと何も変わらないと感じました。すごくいい体験だったなと思います。

川合:実際に現地の方の家に行ってその方たちと一緒に過ごしたり、実習の合間の自由時間を使っていろいろな場所を観光したりして、単純に学び以外でも楽しいことがたくさんありましたね。フィンランドでは、生活の中で日本人と近いなと感じる部分もありましたし、そういうところも面白かったです。実は、研修に行くまではそこまで教育や福祉に興味があったわけではないんです。でも両国のすごさを目の当たりにして、教育や福祉をもっと学びたいと思うようになりました。今ではいいきっかけになったと感じています。

石井:僕は、「子ども・遊び・自然」という授業で雪山に行きました。これは、雪山という壮大な自然の中でかまくらなどを作って遊んだり、夜はロウソクを雪に立てて幻想的な演出をしたりして自分の身体や目で遊び、心から楽しむことを通じて、「遊び」や「自然」を用いた子どものための「体験活動」の意義や課題について学ぶことを目的としています。プログラムでは携帯電話や時計などの電子機器はすべて預けなければならず、実習の期間中それらは使用できないのですが、今の時代、綺麗な景色を見るとすぐに写真に撮ろうとしますよね。でもそうしたい気持ちを抑えて、まずは自分の目で見てみることで五感を使って遊び、自分自身が楽しむんです。そうすることで、子どもに遊びの真の楽しさを教えられるようになります。1日かけて雪山登山をするなどかなり過酷な面もありますが、それ以上に楽しいことがたくさんありましたね。

川合:人間科学部は、本当に体験の機会に恵まれていますよね。こういった学びを通して、人間科学部は「人間愛」を掲げる文教の中でも特に人を見つめる、大切にする学部だなと感じていますね。