「教育力の伝統校。」のウラの7のこと

国際学部

「真の国際人」になれる条件

授業で多角的な視点を養い、体験プログラムで経験値を上げる。さらに学科の枠を超えた学びで視野を大きく広げ、自分の道を見つけていく……。理想とする「真の国際人」は一人ひとり違えど、必ずその理想に近づけるカリキュラムがここにはありました。

対談メンバー

  • 冨岡 遥 国際学部4年
  • 藤原 みのり 国際学部3年
  • 鈴木 真美 国際学部4年
  • 塩沢 泰子 先生

※学年は2017年度時点のものとなります。

多角的な視点を学び、体験する環境に恵まれている

鈴木:授業では、いろいろなことを多角的に見る視点が養われます。歴史観であれば、今まで学んできた教科書を見直して、自分の歴史観が偏ったものだったということを知ったり、ほかの国ではこんなふうに捉えられているということを知ったり。海外に行く機会も多いので、そういったことを机の上だけではなくて、実際に肌で感じることができるんです。

藤原:海外に行って学べるプログラムが充実していますよね。私は、2年生の春学期にオーストラリアのメルボルンに滞在し、3カ月間英語をみっちり勉強しました。現地ではホームステイをしながら学校に通い、家でも学校でも英語に触れていたので、「もっと話せるようになりたい」と、モチベーションも上がりましたね。学校には韓国人や中国人の学生がたくさんいて、異文化交流にもなりましたし、同じ環境で共に勉強するという経験がとても良かったです。

鈴木:私は、体験プログラムでミャンマーに行きました。バスで10時間、船で8時間揺られてようやく到着するような小さな農村で、農作業を手伝ったりしながら村が抱えている課題やその解決法をディスカッションしました。先生も参加するため、ディスカッションの中で先生の考えを聞き専門知識も深めることができたので、とても有意義な時間だったと思います。

塩沢先生:これらを含めた学部主催の海外研修では、休学する必要がないのが特長です。藤原さんが行った3カ月の短期留学は、ほかにも多くの学生が利用しています。無事に学習を終えると、1学期の単位がほぼ修得できるようになっています。

冨岡:僕は1年間休学してワーキングホリデーに行ったのですが、休学したとしても、休学費用は1年間で9万円と、僕が思っていたよりもずっと安かった。いろいろな方法で海外に行き、したい経験ができるところが文教のいいところなのではないでしょうか。

他学科の授業も自由に受けながら、幅広い視野を持った国際人へ

藤原:他学科の授業も幅広く受けられるので、自分の意思でどんどん視野を広げていけるんですよね。同じ国際学部ではありますが、国際理解学科はグローバルの舞台で相手の文化を理解しながら自分の意見を表現する力を身につけていく。一方、国際観光学科は、相手へのホスピタリティや思いやりの気持ちを学びます。他学科の授業を受けることで、まったく違う視点が得られるんです。

塩沢先生:そうですね。国際理解学科は国際協力や英語教育など、英語を使ってさまざまな仕事ができるようになることを目指します。国際観光学科は、ホテルや旅行業、ウェディングなど、入学当初から目指す方向性が決まっていることが多いですね。ただ、両学科の授業を受けていくうちにもっと深く学びたいと思うことが見つかり、他学科のゼミを選択する人もいますよね。

鈴木:はい。私は所属学科である国際理解学科のゼミに入っていますが、後輩の中には国際観光学科の子もいます。その子は、ホスピタリティを学びたいというもともとの思いは変わらないけれど、国際協力にも興味があったので、どちらも学びながら視野を広げたいと言っていましたね。

学科を越え、真にやりたいことを見つけて取り組める

冨岡:僕も国際理解学科ではありますが、ホスピタリティを学びたいと思い、国際観光学科のゼミに入っています。ホスピタリティは観光産業だけではなくて、どんな業界にも必要なものだと思うんです。入学当初は異文化コミュニケーションを学びたいと思っていましたが、国際観光学科の授業を受けたりさまざまな経験をしたりする中で目標も変わりました。真にやりたいことを見つけて取り組んでいけるのは、学科間の垣根が低い国際学部ならではですよね。
ゼミでは「自分が実際に感動体験をしなければ感動はつくれない」という先生の考えから、長野県の小布施や沖縄などの観光スポットを訪問しました。また、フィールドワークでハワイに行き、アロハスピリットとホスピタリティを学んだり、日本のおもてなしについてプレゼンテーションしたりしましたね。外国の大学生にプレゼンテーションするという機会は滅多に得られないので、とても貴重な経験でした。

藤原:私も、富岡くんと同じく他学科である国際観光学科のゼミに入っています。入学当初は通訳や翻訳の仕事に就きたいと思っていたのですが、実は途中で何か違うなと思ったんです。その瞬間にやりたいことが見つからなくなり、悩んだ時期もありました。そのとき目に留まったのが、長野県の志賀高原を観光地としてゼロからプロモーションしていくというプロジェクト。そのゼミはすごく忙しいらしいと聞いていましたが、何か夢中になれるものがあるかもしれないと思って入りました。実際に入ってみたら国際観光学科の学生と関わることで違う価値観に触れることができ、視野が広がりましたし、協調性や責任を持つことの大切さがとても勉強になっています。

塩沢先生:2つの学科を横断的に学ぶことで、良い相乗効果が生まれていますね。