教育学部 アメリカ学校教育研修

私を大きく成長させてくれたアメリカ学校教育研修

教育学部 学校教育課程美術専修 藤島奈未

教育学部には生徒・児童・幼児と
正面から向き合えるような教員になるという
目標を持った学生が全国から集まります。
「人を育て、自分も育つ」「教えることは学ぶこと」を
モットーに、教育について心から考えられる
未来の先生を育てる同学部。
プログラム「アメリカ学校教育研修」では、
アメリカへ行き、現地の子どもたちに対して
日本の文化を教える授業を行う体験をします。
このような体験を通して、
心から気持ちを伝えられるような教員を目指します。

授業の一環でアメリカへ

アメリカ学校教育研修には2年生の終わりに参加し、約2週間の滞在で行き、一生の思い出に残る体験ができました 。幼稚園、小学校、中学校、専門学校、教育委員会を訪問し、アメリカの教育事情を学び、授業に挑戦しました。1日は観光デーとして現地の人気観光スポットなど、様々な施設を巡りました。

出発前からアメリカの文化や教育などについては、勉強をしていきましたが、目や肌で感じる実際のアメリカは、想像していたものとは全然違ったものとして映り、新しい発見がたくさんありました。やはり実際に現地へ行って文化に触れる、自分の目で確かめる、ということは本や授業で学んだことを超える経験になるのだと改めて実感しました。

ホストファミリーたちとの思い出

一番の思い出は、最終日のお別れパーティーです。お世話になったホームステイ先のホストファミリーや学校の先生が一堂に集まって、みんなでソーラン節を踊ったり、日本の歌を歌ったりして盛り上がりました。楽しかったですが、切なくもあり、様々な感情が込み上げてきたパーティーでした。

また、こんなエピソードもありました。ある日携帯電話を故障させてしまい、先生たちと連絡が取れずに落ち込んでいたのですが、コンピューターの専門学校に通っているホームステイ先の男の子が携帯電話を見て、直してくれたんです。携帯が故障した瞬間はかなり「孤独」な気分を味わいましたが、言葉や文化を超える経験になったこの出来事で、とても心が温まりました。

オリジナルの授業内容で
子どもたちを教える

アメリカ学校教育研修では、現地の子どもたちを相手に授業をする時間がありました。授業はもちろん英語で行い、日本の文化を彼らに伝えます。そこでは日本の学校のような「学習指導要領」はなく、全部自分たちで一から考えて進めなければなりません。

とはいえ研修は毎年行われているので、先輩方からどんな授業を行ったのかを事前に聞き、参考にして臨む学生もいましたが、私はあえて先輩の授業を参考にせず、すべてオリジナルの授業で挑もうと決めました。ある程度は日本で用意していましたが、授業を行うたびに「これでは子どもたちには伝わらない」と痛感し、その日の夜にパソコンを開いて資料を修正する、毎日その繰り返しでした。かなり大変でしたが、学びになりましたし、精神的にも鍛えられました。

やりたいことを叶えるための選択

私は中学3年生のときに美術の先生になろうと決意し、文教大学に入学しました。入学後は「教育学の学習」と「美術」に注力していたので、サークルなどには入らず、自分のやりたいことだけに没頭しました。その結果、私の地元である群馬県の中学校の教員採用試験に合格し、来春からいよいよ教壇に立ちます。

「教える」という観点では、アメリカ学校教育研修を通じて学んだことは自分の中で大きな財産になりました。現地では一つのことを「分かりやすく伝えるためにはどうすれば良いか」をしっかりと意識して取り組みました。「伝える」ということは言葉を駆使するというより、むしろ伝え方を工夫することが大事だと思います。「こういう風に教えれば伝わる」という手応えを実際の体験を通して実践、習得していくことこそ重要なのだと今回学びました。

また、私は大学以外に、母校の小学校でサポート・ティーチャーとして週1〜2日活動をしていました。これも教員になるための勉強です。自分は何がやりたいのか、それを叶えるためには何をすべきか。これらをしっかりと意識していたからこそ合格できたと思っています。そういう意味ではとても濃厚な大学生活を送れた気がします。

Message
受験生へのメッセージ

受験のプレッシャーはたくさんあると思いますが、「やってやれないことはない」という気持ちで臨めば、きっと乗り越えられると思います。私が教員として働きたいと考えるようになったときに、周りから「教員になるのは大変だよ」と言われました。しかし、自分がなりたいものになることが一番で、後悔のない選択をし続けたいと私は思っています。反対されること、プレッシャーを感じることは誰にでもあると思いますが、自分の軸をしっかり持ってブレることなく頑張ってほしいと思います。