人間科学部 子ども・遊び・自然

自然の中での開放授業で人間力を身に付ける

人間科学部 人間科学科 亀山櫻

人間科学科では、科学技術が著しく進歩する
現代において、その利便性を活かしつつ、
いかに人間として
幸せに生きることができるかを追求するため、
自然と触れ合うことで学ぶ「子ども・遊び・自然」など
様々なプログラムを用意しています。

自然の中で思うがままに遊ぶ

私は「子ども・遊び・自然」という授業のテーマに興味を持ち、履修することを決めました。この授業では、「電化製品を使用せずに自然の中で生活する」ことをテーマに様々な体験をしていきます。夏季には長野県・野尻湖へ行き、水上スポーツを楽しんだり、火を起こしてご飯を炊いたり、冬季には長野県・飯縄山へ行き、雪山を登ったり、雪で何かを作ってみるといった体験をしました。

自然の中にいるときは「これをしなくちゃいけない」などといった課題は何もありません。携帯電話や時計を持たずに、自然の中でただ思いっきり遊ぶだけなのですが、そこには大きな気づきや学びがありました。私は東京の下町で生まれ育ち、幼少の頃はよく、泥だらけになるまで外で遊んでいたので、自然と触れ合いながら生活するということに興味があったのだと思います。

雪を使った創作活動から学びを得た

思い出というと、体験した出来事がどれも濃すぎて全て当てはまりますが、2年次の冬に行った長野県・飯縄山での体験は私の中でとても印象が強いです。6グループぐらいに別れて「雪で何かを作ろう」ということになったのですが、他のグループがかまくらや動物、キャラクターを作るなかで、私たちはその場にいる、一人の先輩の顔を作ることにしました。

作った先輩の顔は本人ととても似ていて、みんなが笑ってくれました。そこでは自由に発想することの面白さや、力を合わせて何か一つのことを作ること、楽しみながら作業に取り組むことの大切さを学びました。やっていること自体はとても小さなことかもしれませんが、この体験があったからこそ、今につながっていることは数多くあります。

共同生活から
コミュニケーション力が身に付いた

宿泊したのは、老夫婦が経営している雪山のロッジだったのですが、二人は私たちに興味深い話をたくさんしてくれました。年齢も住んでいる土地もまったく違う人の話を聞くことで、人生観や、生活の知恵や暮らし方など学ぶことができ、インスピレーションを受けました。

また、その中で体験した共同生活では、普段の生活の会話では絶対に話題として挙がらないような話もたくさんすることができ、コミュニケーションはもちろん、どうやって他人と関係を築いていけばよいかが身についたと思います。これらはすべて、私の中では「学んでいる」意識はあまりなく、自分の中では気付いたら「勝手に身に付いていた」という感覚の方が正しいような気がします。やはり何事も体験で、きちんと自分の目で確かめるということはどんな世界に足を踏み入れたとしてもきっと役立つ考え方だと思いました。

自然と触れると自分を見つめ直せる

もともと私は、教育の分野について深く学びたいと思い、文教大学に入学しました。現在は、中学校の社会科の教員免許を取るために教職の授業を受けていますが、他にもやりたいことがたくさんできました。というのも、「子ども・遊び・自然」の授業を受けて、自然や、様々な人と交流していくことから多くの影響を受けたからです。

私は、授業を通して人と人、人と物が大自然の中で共存することで、より個が強くなり様々な感情が生まれ、新しい考え方に出会えることを学びました。そんな結び付きを感じていると、日常の捉え方も変化し、自分を見つめ直すこともできます。だから、これからも多くの人と関わり、自然と触れ合うことを大切にしていきたいと思っています。

Message
受験生へのメッセージ

何かに対して悩んでいたり、迷っていたり、苦しんでいたり、辛いと感じていたりと、なにかしら問題を抱えている人は多いのではないでしょうか。そういった状況でも、人と人が出会って語り合うことで、心が軽くなったり、幸せな気持ちになれたりすることはあるかと思います。文教大学、特に人間科学部ならその仲間を作ることが可能であると私は思っています。人は人と関わる中で成長していくと私は考えます。講義内外を問わず、様々な学びを得て、心を大きく成長させていただけたら嬉しいです。