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第1回 文教大学 中国語教育夏期講座
   ― 中国語の発音を楽しく学ぶ ―


対象:現在中国語教育に携わっている方、又は中国語学習者。
    埼玉県内および近郊に在住または勤務する方。
目的:中国語教育・学習についての理解を深める。
期日:平成21年7月31日(金)
会場:文教大学越谷校舎 3号館(3302R・3305R)
定員:20名


◆講義内容 ………………………………………………………………………………………………………………………………

講義@「初学者の発音教育−中国語教育の向上を目指して」
    鄭 懿徳(北京語言大学 / 文教大学)

 これまで多くの外国人学生を相手に、中国語を教えてきました。教養としての外国語学習においては、「聞く」「話す」「読む」「書く」「翻訳」の5つの技能のなかでも「聞く」「話す」、とくに「話す」が最も重要です。 教師の役目としては、どのようにして学習者に外国語を効率的に根付かせるかが大切ですが、1週間にわずか90分か180分という限られた時間で、そして授業外では接する時間がないというなかで、効果的な中国語教育と学習方法について、入門期の発音教育を例にとり、探ってみたいと思います。

講義A「コンピューターを使った中国語学習 ―発音クリニック」
    蒋 垂東(文教大学文学部)

  日本人の中国語学習者には、複雑な中国語の声調について理論的に違いが分かっていて、自分の発音が正確か否かに自信が持てない人もいます。手本となる正しい発音と自分の発音を目で確認し、比較することができれば、正しい発音の習得と間違った発音の矯正がよりしやすくなり、発音の向上につながります。 コンピューター(パソコン)を使えば、声調のみならず多くの学習者が難しいと感じる有気音と無気音の区別も、簡単な操作で目で見ることができます。この講座ではそのような体験をしていただきたいと思います。


講義B「中国語教育の現状と問題点」
    山田 忠司(文教大学文学部)

 日本における中国語教育は長い歴史を有しますが、中国語教育学会の正式発足は2002年のことであり、まだ10年もたちません。そのため、大学、高校などにおける学習指導要領も存在せず、すべて教授者の裁量に委ねられているのが現状です。
   発表者はここ数年本学で、「中国語教育法」を担当してきています。その中で見えてきた現在の中国語教育における現状と問題点を紹介したいと思います。発表というよりご参加の方との意見交換の場にしたいと考えています。


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