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第5回 文教大学 中国語教育夏期講座
― 中国語の学習とことばの現在 ―
対象:現在中国語教育に携わっている方、又は中国語学習者。
埼玉県内および近郊に在住または勤務する方。
目的:中国語教育・学習についての理解を深める。
期日:平成25年8月2日(金)
会場:文教大学越谷校舎 3号館(3307R)
定員:20名
◆講義内容
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講義@「躍動する社会とことば −『新語』が生まれる背景」
魏 然(北京外国語大学)
皆さん、「留守児童」、「富二代」、「白富美」という中国語の「新語」を見たことがありますか?最近中国の急激な経済成長と社会の変化を反映するように、中国では日々「新語」「造語」「流行語」が生まれています。その中で、特に今現在注目されている社会現象を映し出すいくつかの「新語」について、映像を見ながら紹介していきたいと思います。言葉の学習を通して、中国社会に対する理解を少し深めてくださればと思います。
講義A「中国語中古音と日本漢字音 −中国語学習へのアプローチ」
舘野 由香理(文教大学非常勤講師)
私たちが普段使っている漢字は、中国から伝えられたものであり、漢字と共に当時中国で使われていた漢字の音も日本に伝えられました。そのため、中国語を発音する際、日本の漢字の音読みがヒントになる場合があります。
本講義では、日本に漢字が伝えられた時代の中国語(中古音)と、日本の漢字の音読みにはどのような対応関係があるのか実態を調査し、中国語の学習・指導への活用法を考えたいと思います。※漢和辞典をお持ちでしたら、ご持参ください。
講義B「北京のことばの今 −教科書と現実」
山田 忠司(文教大学)
昨年度1年間北京で研究に従事する中で得た、最近の「ことば事情」を紹介したいと思います。具体的には以下のような話題を予定しています。
1) 教科書と実際の中国語のギャップ
2) 共通語と北京語について
3) 辞書での意味と実際の意味
4) 『現代漢語詞典第5版』(現代中国語規範提示のための辞書の最新版)
改訂を巡る話題
5) 新興語法、新興語彙について
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