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第15回 日本語教育夏期講座

―東アジア日本語教育の現在―


対象:日本語教育に携わっている方、または日本語教育に関心のある方。
    埼玉県内在住または勤務する方
目的:日本語教育についての理解を深める。
期日:平成28年8月3日(水)
会場:文教大学越谷校舎 3号館(3301R)
定員:30名


◆講義内容 ………………………………………………………………………………………………………………………………


講義@「韓国人日本語学習者の学習動機ならびに初級学習者の問題点」
     宋 洙珍(韓国・仁荷大学校)

グーロバル時代に外国語学習は生き残るために絶対必要なものであります。特に日本語は韓国人にとって欠かせない外国語であります。日本を直接に経験しようとする韓国人の需要は減っておらず、日本語の勉強を始める学習者数は一定の水準を保っていますが、日韓関係が良好な時期には日本語を勉強する人が増えるなど、両国の友好関係が学習者に大きく影響を与えていることが分かります。日韓両言語は文法構造に共通点が多く、相互習得しやすい言葉でありますが、相違点も存在し、初級学習者が両言語の類似性にばかり注目し相違点を見過ごすようになると、間違いを犯す場合があり、今回はこれらの問題について述べたいと考えます。


講義A「韓国人日本語学習者への指導法ー中級から上級へー」
     牟 世鍾(韓国・仁荷大学校)

  自然な日韓両言語は似ており、 日本語は韓国人に比較的習得しやすい言語であります。しかし、ある程度以上の日本語を話すためには、社会の多様な分野の多くの言葉を覚えなければならず、韓国とは異なる日本の文化を正しく理解しなければなりません。また、日本人と直接会う機会を増やす必要もあります。従って、上級レベルの日本語を習得させるには、日韓両言語の相違点や韓国と違う日本の文化などを正しく捉えながら、マスコミ、新聞、小説などから豊富な語彙力と考え方を身に付けるようにしなければならないと考えます。


講義B「中国の大学における日本語教育の状況と展望」
     戴 秋娟(北京外国語大学)

  国際交流基金の調査によると、中国における日本語学習者の数は、ついに100万人を突破しました。世界第一位の日本語学習大国となった中国では、日本語はすでに英語に次ぐ第二の外国語の地位を確立しました。日本語学習者の学習目的は何でしょうか。彼らが日本語を勉強している中で、特に難しいと思われるところ、間違えやすいところは何でしょうか。北京外国語大学の教育現場の話をご紹介しつつ、今後の海外における日本語教育のあり方について皆様と一緒に考えたいと思います。


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