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第18回 日本語教育夏期講座
―東アジア最新の日本語教育事情―
対象:日本語教育に携わっている方、または日本語教育に関心のある方。
埼玉県内在住または在勤の方
目的:日本語教育についての理解を深める。
期日:令和元年8月3日(金)
会場:文教大学越谷校舎 3号館(3301R)
定員:30名
◆講義内容
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講義@「台湾の日本語教育の今―高等教育を中心に―」
荒井 智子(文教大学)
台湾の街を歩いていると、日本語で書かれた看板をあちらこちらで目にします。また、台湾語になった日本語(おばさん、おでん、運ちゃん…など)を耳にすることも度々あります。今や10人に一人は日本語を学んでいるというぐらい日本語熱が高い台湾です。そんな台湾では、若者たちがどのような目的で日本語学科に入り、どのように日本語を専門的に学んでいるのでしょう。台湾の日本語教育事情を通して、日本や日本語について一緒に考えてみませんか。
講義A「<時間性>及び<他動性>にみる日本語教育」
安 平鎬(韓国誠信女子大学校)
世界はGlobalizationが進む中で多様な国家間における人的交流も拡大しつつあります。日韓両国の優秀な人材が交流できる環境を作るためにも言語教育が重要となります。本研究においては、文法範疇的な意味としての<時間性>及び<他動性>を中心とした日韓両言語における言語表現を比較し、両言語間の共通点・相違点を探ってみます。
講義B「新時代における中国の日本語教育の動き」
金 華(中国華南理工大学)
中国の大学日本語教育、特に日本語専攻教育としてすでに60年余りの発展が続いており、その成果も著しいものであるとも言えます。経済のグローバル化と中国の大学教育の大衆化が進む中、大学日本語専攻及び第二外国語としての日本語教育におけるシラバスの設定、人材育成とカリキュラムなどについても新たな特色あるものを求められるようになっています。ここでは、新時代の人材育成の需要に向けて、中国の日本語教育における現状及びその新しい動きについて検討します。
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