カリキュラム及び授業概要

カリキュラム紹介

授業科目 担当者 授業概要
言語文化研究
特別演習Ⅰ-(1)
(日本語教育学)
川口  良  現代は、かつてないほど大量の「日本語バリエーション」が生み出されている。日本に長期滞在する日本語非母語話者の数が大幅に増加している現在、非母語話者が会話の現場でバリエーションをめぐるさまざまな日本語問題に直面することは想像に難くない。 本演習では、日本語教育が日本語のバリエーションと取り組んでいくためには何が必要なのかという視点から、種々の研究課題を設定する。
言語文化研究
特別演習Ⅰ-(2)
(日本語教育学)
川口  良  「言語の動態」として「日本語のバリエーション」を捉える視点から、日本語教育と種々の言語変種(地域方言、社会方言、スタイルなど)や言語変異(ラ抜きことばなど)の関係について、掘り下げて検討する。 これまでは、日本語母語話者間のネイティブ場面におけるバリエーションが注目されることが多かったが、接触場面における母語話者のバリエーション(フォリナートーク)や非母語話者間のバリエーションに注目し、日本語教育の取り組むべき課題を明らかにしていく。
言語文化研究
特別演習Ⅰ-(3)
(日本語教育学)
川口  良  人間は社会化していく過程で、場面に応じた言語変種を使い分ける社会言語能力、多他変種能力(バリエーション能力)を身に付けていく。日本語非母語話者はさまざまな場面で日本語バリエーションのインプットを受けつつ、どのような過程を経てどのようなバリエーション能力を習得していくのだろうか。 言語使用者のバリエーション能力を解明することによって、日本語教育と日本語のバリエーションをめぐる問題を総合的に解き明かしていく。
言語文化研究
特別演習Ⅰ-(1)
(日本語教育学)
福田  倫子  博士後期課程において研究を行う前提として、幅広い視野と専門性の高さの両面を備える必要があるだろう。本演習では、初めに日本語教育における諸問題について考えることで日本語教育全体を俯瞰するきっかけとする。 続けて、第二言語習得(SLA)研究に焦点化する。習得のメカニズムを明らかにし、学習者の中間言語を探るためには様々な観点からの検討が必要となる。当該分野における研究を知ることにより、新たな課題を自ら発見し追究する。
言語文化研究
特別演習Ⅰ-(2)
(日本語教育学)
福田  倫子  SLA研究の諸理論を踏まえ、認知心理学的な観点を持った関連の先行研究に当たり、当該分野の研究動向について知る。 当該分野では研究課題を追求するために様々な手法を知ることも重要であるため、手法を実際に試行する機会を持ち、機器やコーパス、テストなどを活用する方法やスキルを磨く。知識とスキルの両輪をもってさらに研究を深めるためのヒントを得る。
言語文化研究
特別演習Ⅰ-(3)
(日本語教育学)
福田  倫子  引き続きSLA研究の理論や認知心理学の理論に関する理解を深め、それらを有機的に結び付けた結果を踏まえ、応用言語学の観点から日本語教育に貢献できる理論の構築について検討する。
   

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言語文化研究
特別演習Ⅰ-(1)
(日中対照研究)
蒋  垂東  『鶴林玉露』(1252)から『東語入門』(1895)まで中国の古文献に見られる中国人が漢字を使って書き写した日本語の資料を対象に、日中間の語文交渉史および音韻史におけるこれらの資料の重要性について探求する。 一年目は、日中両国の交流史に立脚して、各時代の日本語を記録した資料についてそれぞれの時代背景、および伝存状況を中心に考察を進める。
 論文指導では、発表を通して、研究テーマを明確にしつつ、文献・データの収集・調査・扱い方、そして先行研究の掌握などの基礎能力を高め、資料を徹底的に読み込む研究手法を身につけさせる。
言語文化研究
特別演習Ⅰ-(2)
(日中対照研究)
蒋  垂東  13世紀から19世紀までの中国の古文献に見られる中国人が漢字を使って書き写した日本語の資料を対象に、日中間の語文交渉史および音韻史におけるこれらの資料の重要性についての探求を深める。 二年目は、漢語方言と音韻史に立脚して、各時代の資料における日本語の表音に用いられた音訳漢字の用法を中心に考察を進める。論文指導では、本格的にテーマの研究に取り組み、口頭と発表などの形で成果を研究会や学会の場で段階的に発表できるよう、助言・指導する。
言語文化研究
特別演習Ⅰ-(3)
(日中対照研究)
蒋  垂東  13世紀の『鶴林玉露』から19世紀の『東語入門』までの中国の古代文献に見られる中国人が漢字を使って書き写した日本語の資料を対象に、日中間の語文交渉史および音韻史におけるこれらの資料の重要性についての探求を深める。 三年目は、それぞれの方言のその当時の実態について考察した上、その方言の現代までの変遷の解明を目指す。論文指導では、学会発表や学術雑誌と並行して学位論文の作成について助言、指導を行う。
言語文化研究
特別演習Ⅰ-(1)
(第二言語習得研究)
秋山  朝康  応用言語学の領域の中で言語テストや教育評価に関する学位論文の指導を行う。1年次の主な指導の内容は応用言語学が扱う研究内容、どのような研究手法(パラダイム含む)が使用されているかなどを学ぶ。言語テストで言えば、言語テストとはどんな学問で、何を研究するのか、頻繁に使用される専門用語などを指導する。 そのためには受講者は先行研究を精力的に読み、基本的な専門用語等を習得し、やがては研究者として独立できるように幅広い基礎的な知識を身に着けることが求められる。
言語文化研究
特別演習Ⅰ-(2)
(第二言語習得研究)
秋山  朝康  応用言語学の領域の中で言語テストや教育評価に関する学位論文の指導を行う。2年次の主な指導の内容はデータ収集法とデータ分析ができるよう指導する。そしてデータ分析の結果がどのような意味を持ち、どのような示唆を含んでいるか考察できるように指導する。 1年次に学んだ先行研究から受講者の研究に適しているデータ収集を選択し、統計ソフト(量的・質的)などを用いその結果を解釈し深く考察できるように指導する。この段階で受講者は学会等で研究結果を発表し、論文を執筆できるようになっていることが目標である。
言語文化研究
特別演習Ⅰ-(3)
(第二言語習得研究)
秋山  朝康  応用言語学の領域の中で言語テストや教育評価に関する学位論文の指導を行う。3年次の主な指導の内容は学位論文を提出し、学位取得後、研究者として活動できるように指導する。そのためには学内では論文の中間評価論文を提出して審査を受けることが求められる。 学外では論文を数編投稿できるように積極的に学会等に参加することが望ましい。論文を投稿することによって学内外の研究者からコメントや提案を受けることによって研究者として独立して活動できるようになってほしい。
言語文化研究
特別演習Ⅰ-(1)
(日本語学)
鬼山  信行  現代日本語文法の中でも、モダリティを研究対象に据え、その従属節への現れを着眼点にして探求する。モダリティはこれまで主に文における現れが研究されてきた。従属節における現れを主要な分析対象にすることは新しい切り口である。 本時においては、準備として従属節とモダリティそれぞれの研究を俯瞰して主要な研究対象を決め、これまでのモダリティの研究の結果を踏まえつつ、従属節における現れに基づいた新しい見方を与える。その一方で、理論的背景の研究、周辺の範囲を対象とした研究などの構想を錬る。
言語文化研究
特別演習Ⅰ-(2)
(日本語学)
鬼山  信行  現代日本語文法の中でも、モダリティを研究対象に据え、その従属節への現れを着眼点にして探求する。 本時においては、しかるべき学会で研究発表を通じて研究内容の一層の彫琢をはかり、学位論文執筆への道を確かなものにするとともに、別の目標として理論的背景や関連する問題についての研究を進め、これも学会や研究会などでの発表を経て、論文として刊行することを目指す。
言語文化研究
特別演習Ⅰ-(3)
(日本語学)
鬼山  信行  現代日本語文法の中でも、モダリティを研究対象に据え、その従属節への現れを着眼点にして探求する。 本時においては、すでに刊行した論文や学会発表を済ませた研究内容を盛り込んで学位論文の執筆を進め、特定の範囲のモダリティについて、先行研究の成果を踏まえつつ、モダリティの形式の従属節への現れの分析から得られる新しい見方を提出する。
   

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言語文化研究
特別演習Ⅱ-(1)
(日本近代文学)
鈴木  健司  近代文学の分野における学位論文の指導をおこなう。指導の実際にあっては、1年次では、論文の全体の構想、研究の特色、意義を明確にさせ、演習形式で発表させることにより、質の向上を促す。 宮沢賢治を例に挙げるなら、童話、詩の両ジャンルを横断する特質をふまえ、かつ、それぞれの表現・思想の豊かさに気付かせる。 そのためには、先行研究の調査はもとより、化学・地学・物理学・音楽・心理学・民俗学・宗教学など、常識的な文学の領域を越境する知識に関しても、積極的に取り組む姿勢を学ばせる。
言語文化研究
特別演習Ⅱ-(2)
(日本近代文学)
鈴木  健司  近代文学の分野における学位論文の指導をおこなう。指導の実際にあっては、2年次では、学生自身が主張する研究内容のオリジナル性と研究的価値を考えさせ、博士論文の素材と成り得るか否かの検証を行う。 演習形式の授業で定期的な発表を義務づけ、発表内容を文章化し提出させることにより、博士論文の前段階となるレヴェルの訓練を繰り返す。学内での口頭発表や、共同研究などにも積極的に参加をさせ、経験を積み重ねさせることも重要である。
言語文化研究
特別演習Ⅱ-(3)
(日本近代文学)
鈴木  健司  近代文学分野における学位論文の指導を行なう。指導の実際にあっては、3年次では、学位論文提出に向け、授業時に論文の内容、形式両面に対するチェック・アドヴァイスを行い、学位論文としてのレヴェルに達するよう指導する。 常に先行研究に対して調査・確認を行い、論文としてのオリジナリティーを確保させる。その上で、全国レヴェルの学会で口頭発表を行なえるよう準備させ、さらには、学会雑誌への論文投稿を積極的に勧める。
言語文化研究
特別演習Ⅱ-(1)
(中国文学)
白井  啓介  19世紀から20世紀にかけての中国現代文藝の中、上演藝術としての話劇(台詞劇)及び映画の歴史、その作家・作品・表現流派を取り扱う。 初年度は、春学期には(A)修士課程での研究成果の吟味から着手し(1-4回)、(B)追究する対象を多面的に検討(5-8回)、(C)先行研究、定説を系統的に整理し(9-12回)、(D)新たに研究する余地を洗い出す(13-15回)。 秋学期には、有効な方法を探るべく、(E)日中欧各研究状況を参照しつつ検討する(16-19回)。その上で、(F)実作品の読み込み、作品分析を進め(20-25回)、(G)ここから発見し得た知見を小論にまとめる作業に入る(26-30回)。
言語文化研究
特別演習Ⅱ-(2)
(中国文学)
白井  啓介  次年度では、初年度の成果を踏まえ、(A)研究者自身の独自の読み、発見を付け加えるべく多角的な視点を探る(1-4回)。次に、(B)近縁、隣接作家や作品、流派との比較衡量を行いつつ、さらなる閲読、作品検証を深める(5-11回)。(C)ここから得た知見を小論にまとめる(12-15回)。 (D)執筆の過程で進めた思索に基づき構想を拡張し(16-19回)、(E)補強すべき論点を諸家の研究成果に求める(20-24回)。 こうして得た新たな段階の知見を、(F)同時代性の中に位置付けるため歴史研究の成果と照合し(25-27回)、(G)疑問とその解明を反復させつつ独自の見解構築に導く(28-30回)。
言語文化研究
特別演習Ⅱ-(3)
(中国文学)
白井  啓介  3年次では、前2年の研究活動の基礎の上に、まずは博士論文の中間評価論文を提出して審査を受ける。そのための研究指導(1-4回)。次に、各審査委員から指摘があった修正点等につき修正加筆を行い(5-7回)、その上で本論文の全体構成と記述の不備、不足につき改稿を進める(8-11回)。 これと並行して、学会または紀要へ論文を投稿するための洗い直しと適合化を行う(12-15回)。夏期休業中に、さらに本論文の練り上げをすすめる。その上で、秋学期には各章ごとの再検討、検証を進める(16-20回)。十月末を目処に、一応初稿完成を目指し、これにつき細部の記述の校正、資料の漏れ等がないよう再チェックを続ける(21-23回)。 各章ごとに再点検を進めるとともに、注記、参考文献の照合確認も併せて行う(24-26回)。こうした点検と度重なる修正を経た本論文の読み合わせ、突き合わせを行い(26-28回)、最終確認を行った本論文を12月の指定日に提出する。
   

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言語文化研究
特別演習Ⅱ-(1)
(比較文化)
長谷川  清  中国において最大の人口を擁し、多数派となっている漢民族と周辺諸民族との間には、対立や接触、交流の歴史がある。そして今日もなお、さまざまな面で相互に影響しあっている。 本演習では、中国大陸を含む東アジア諸地域を対象とした文化人類学的著作の閲読を中心に、文化人類学の理論と手法を修得する。論文指導では、文献・データの収集・調査・扱い方、先行研究の掌握、フィールド調査の方法など、研究を深めていくための基礎能力を高め、資料解釈・分析の手法を身につけさせる。
言語文化研究
特別演習Ⅱ-(2)
(比較文化)
長谷川  清  中国において最大の人口を擁し、多数派となっている漢民族と周辺諸民族との間には、対立や接触、交流の歴史がある。そして今日もなお、さまざまな面で相互に影響しあっている。 本演習では中国大陸東南部を対象とした文化人類学的著作の閲読を中心に、文化人類学の理論と手法を用いて個別の特定民族の社会文化状況について分析し、アイデンティティや民族文化の特徴を比較検討する。 論文指導では、先行研究の批判的検討、フィールド調査の資料分析などを通じて、学位論文作成に向けた基礎固めを行う。
言語文化研究
特別演習Ⅱ-(3)
(比較文化)
長谷川  清  中国において最大の人口を擁し、多数派となっている漢民族と周辺諸民族との間には、対立や接触、交流の歴史がある。そして今日もなお、さまざまな面で相互に影響しあっている。 本演習では中国大陸西南部を対象とした文化人類学的著作の閲読を中心に、文化人類学の理論と手法を用いて個別の特定民族の宗教信仰や世界観について分析し、「民族」としてのアイデンティティや民族文化を動態的に把握する。 論文指導では、研究論文の発表や執筆を目標に研究内容を深めさせつつ、学位論文作成に向けた指導を行う。
言語文化研究
特別演習Ⅱ-(1)
(日本古典文学)
紙  宏行  授業担当者の専門の中でも、近年特に研究対象としている、顕昭著『袖中抄』を取り上げる。同書は顕昭の難儀語注釈書であるが、多様な分野の文献を引用、歌人らの談話を駆使して実証的に注釈作業を進めたものである。 これを読み解いて、平安末期の和歌史の諸問題について考察したい。合わせて、和歌研究、古典文学研究の現状と課題について考えていきたい。
言語文化研究
特別演習Ⅱ-(2)
(日本古典文学)
紙  宏行  顕昭著『袖中抄』は、歌学書ではあるが、物語や説話にも言及するところが多く、特に、物語・説話の発生については、顕昭なりの論点を持っていたようである。 ここから物語・説話研究にも視野を延ばし、ジャンルを横断する研究を試みてみたい。古典文学研究の現状をふまえ、新しい視点と方法論を身につけたい。
言語文化研究
特別演習Ⅱ-(3)
(日本古典文学)
紙  宏行  受講者が博士論文を完成させるため、古典文学研究の現状と問題点について多角的に考察してゆく。具体的な作品を取りあげながら、やや隘路にある古典文学研究の現状を把握する。 また、授業担当者のこれまでの問題意識の変遷と研究のありかたについて紹介し、受講者の論文作成に資するような方向性を示してみたい。
言語文化研究
特別演習Ⅱ-(1)
(英米文学)
芦田川  祐子  ポストモダン文学の概説書を、初期の代表的ポストモダン小説や米国のメタフィクションの抜粋とあわせて読み、英語圏文学のさまざまな技法や批評とのつながり、テクスト同士の関連に関する知識と理解を深めて、文学研究の幅を広げ、論文作成に役立てることを目指す。 受講者の研究テーマに応じて、研究対象に多角的に迫る視点を養いつつ、論文作成に必要な先行研究などの資料収集を進めて各テクストを精読し、思索を深められるようにする。
言語文化研究
特別演習Ⅱ-(2)
(英米文学)
芦田川  祐子  ポストモダン文学の概説書を、代表的なポストモダン歴史小説やポストコロニアル文学、女性によるポストモダン文学の抜粋とあわせて読み、英語圏文学のさまざまな技法や批評とのつながり、テクスト同士の関連に関する知識と理解を深めて、文学研究の幅を広げ、論文作成に役立てることを目指す。 受講者の研究対象に関する考察をまとめ、学会や学術誌での発表とフィードバックを通じて内容に磨きをかけながら、学位論文の全体像を描けるようにする。
言語文化研究
特別演習Ⅱ-(3)
(英米文学)
芦田川  祐子  ポストモダン文学の概説書を、サイバーパンクや形而上学的推理小説などの代表的なポストモダン文学作品の抜粋とあわせて読み、英語圏文学のさまざまな技法や批評とのつながり、テクスト同士の関連に関する知識と理解を深めて、文学研究の幅を広げ、論文作成に役立てることを目指す。 文学批評のあり方について受講者自身の論文も含めて考えながら、引き続き考察を深めて必要な修正を重ね、表現や構成を整えて、学位論文を完成できるようにする。
言語学特殊研究Ⅰ    2021年度非開講
言語学特殊研究Ⅱ    2021年度非開講
   

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日本語教育学
特殊研究Ⅰ
川口  良  本講義では、コミュニケーションにおける発話の目的やそのやり取りの諸相にアプローチするための立脚点として、語用論の諸理論について学ぶ。 話し手と聞き手のやりとりに代表されるコミュニケーションにおいて、人間は、対人関係の維持やコミュニケーション上の効率などを考慮しながら、その都度判断し、言語形式を選択している。 そこに働く判断が語用論的原理と言える。「個別言語を超えて人間として共通に働く語用論的原理」とはどのようなものか、語用論で明らかにされてきた理論を通して把握する。
日本語教育学
特殊研究Ⅱ
福田  倫子  第二言語習得研究に関わる諸理論と方法論を学ぶ。第二言語学習および第二言語教育の分野における重要な理論の理解を深め、実際の学習・教育と結びつけながら理論、研究手法、考察の妥当性を検討する。言語面の現象だけでなく学習者の認知面、情意面にも焦点を当てる。
第二言語習得
特殊研究Ⅰ
秋山  朝康  応用言語学の先行研究を概観し、基礎的知識の習得を目指します。主なテーマは言語テスト、動機づけ、タスクを扱います。文献を基に、受講生の発表と講師の講義を交えて授業を進めていきます。 分担箇所については、内容をまとめたレジュメの作成および概要を発表し、その後、議論していきます。第二言語習得に関して、先行研究を基にこれまでの研究成果を概観するとともに、今後の研究テーマの可能性を探ります。
第二言語習得
特殊研究Ⅱ
秋山  朝康  第二言語習得特殊研究Ⅰで学んだことを基盤に、さらに第二言語習得(英語教育)について検討します。第二言語習得のエキスパートになるために先行研究を基にこれまでの研究成果を概観するとともに、今後の研究の可能性を探ります。 そして各自興味のあるテーマを決め、小規模な実証的研究を実施し、レポートにまとめ、発表してもらう予定です。小規模研究で経験したことを自分の研究に生かしてほしいです。
日中言語対照比較
特殊研究Ⅰ
蒋  垂東  現代中国語の共通語に至るまでの変遷や漢語諸方言の違いの解明にとってのみならず、万葉仮名(音仮名)をはじめ日本、ベトナム、朝鮮半島などの漢字音の理解、研究にとっても極めて重要である中国語の音韻史、 特に6世紀頃から10世紀頃までの中古音を対象に、『広韻』と『韻鏡』という中古音を反映する最も重要な基礎資料を通して、中古音のシステムについての考察を行いつつ、中古音を駆使した万葉仮名(音仮名)の解読法を例に古代日中音韻史の対照比較について探求する。
日中言語対照比較
特殊研究Ⅱ
蒋  垂東  字母、韻摂、声調の順に中古音から現代中国語共通語および主要漢語方言への変遷を辿りつつ、中国語音韻史の諸問題について考えると同時に、日本漢字音との対照比較を行う。 現代語への変遷においては、中国語の音韻変化の歴史、要因などについて考察し、日本漢字音との対照比較においては様々な視点から日中間の言語接触および日本語における中国語音受容の在り方についての探求を行う。
言語文化実地研究    -   本学の海外研修プログラムに参加した場合や、本研究科と協定を結ぶ外国の大学院で学修した場合に、その成果を単位認定する。
   

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日本語言語文化
特殊研究Ⅰ
紙  宏行  上代から中世までの日本古典文学研究のための多様な視点や方法論を理解できるようにする。また、具体的な作品を取り上げ、その主題。構想、表現方法、また成立基盤などについて詳細に調査し、研究史を辿って自ら考察を加える。 取り上げる作品は、和歌・説話・物語などであるが、受講生の問題意識を絡め柔軟に対応したい。
日本語言語文化
特殊研究Ⅱ
鬼山  信行  従属節と主節の関係をより適切に捉えることを目指していくつかの可能性を検討していく。 副詞については、それを付加部、指定部、補部、主要部それぞれに置く考えがあるというが、従属節の位置は副詞の位置と並行的である可能性が高く、どの捉え方が従属節の振る舞いを良く説明するかを中心に探求していきたい。
日本語言語文化
特殊研究Ⅲ
鈴木  健司  宮沢賢治の詩を取り上げる。教材は『春と修羅』第一集。賢治の詩は難解極まりないものであるが、受講学生には積極的に意見発表してもらい、賢治の詩の魅力を少しでも実感できるようにさせたい。 『春と修羅』第一集全体を扱うことは時間的に不可能なので、「オホーツク挽歌」群とよばれる、妹としの死に関わる一連の挽歌群に焦点をあて、賢治の宗教観・宇宙観を読み解く作業を行う。宮沢賢治という詩人の壮絶な詩的営為の一端に触れられたらと考えている。
日本語言語文化
特殊研究Ⅳ
鈴木  健司  宮沢賢治の童話を取り上げる。教材は「銀河鉄道の夜」。「銀河鉄道の夜」は賢治の代表作といわれると同時に、もっとも難解とされる作品である。 第四次稿までの複雑なテクストをもつ本作品を、草稿状態から確認しつつ、宮沢賢治という作家が、童話というジャンルに込めた繊細かつ壮大な思想を、受講学生の積極的な参加を前提に、読み解いていきたい。 天文学や宇宙物理学、宗教学の知識が必要になるので、前もって基本的な知識を獲得しておいてほしい。
英米語言語文化
特殊研究
芦田川  祐子  文学理論に関する理解を深め、作品テクストをさまざまな面から批評できるようになることを目指す。英語圏の言語文化研究に欠かせない文学理論の概説書を読みながら、受講者の研究対象テクストを各理論にひきつけて考察し、構造主義、脱構築、精神分析批評、クィア理論、新歴史主義、ポストコロニアル批評、文体論など、文学批評に関する知識と理解を深める。
中国語言語文化
特殊研究
白井  啓介  中国近現代における表演芸術(performing arts)を言語文化の一環として考究する。1917年に始まる五四新文化運動の中では、古典文学の牢固な文語文の伝統に対抗するため、言文一致が提唱された。 ところがこれは、書記言語としての革新であり、表演芸術における音声言語のあり方は未解決だった。 この中で新天地を開拓した中国話劇(台詞劇)の劇本記述の構成法、表記法の特質を解明するとともに、こうした台詞構成技法が、初期の映画(無声映画)の台詞編成にどのように波及しているかを検証する。 このための基盤理解として映画の中国への伝播、独自作品の生成発展についても、併せて講義する。
比較文化特殊研究 長谷川  清  中国において最大の人口を擁し、多数派となっている漢民族と周辺諸民族との間には、対立や接触、交流の歴史がある。そして今日もなお、さまざまな面で相互に影響しあっている。 授業では、こうした中国大陸の諸民族を対象に、それぞれ「民族」としてのアイデンティティや文化がどのように生成し、近代以降の歴史展開のなかで、変容や再編されてきたかについて比較し、東アジア諸民族の文化動態に関する研究を行なうものとしたい。

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