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2020.12.10
教育・研究 湘南

健康栄養学部笠岡ゼミの学生が、神奈川大学と協働でUXデザインを考慮したコラボメニューの開発を行いました

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文教大学健康栄養学部の笠岡ゼミナールでは、ゼミ活動の一環として、一般企業と共同で商品を開発しており、授業で学んだ栄養学の知識を使いつつ、食品業界の現場を学んでいます。

今回は、栄養面に考慮したメニュー開発に加え、神奈川大学工学部の髙野倉雅人ゼミナールの協力を得て、「UXデザイン」にも考慮した新たなメニュー開発を行いました。「UX(ユーザーエクスペリエンス)」とは、顧客のニーズを満たすだけではなく、潜在的な欲求を掘り起こし、顧客の体験価値を創造することです。「UXデザイン」が飲食店のメニュー開発で考慮されることは今までほとんどありませんでしたが、今回、笠岡ゼミと髙野倉ゼミとの協働プロジェクトにより実現しました。

本プロジェクトは、コロナ禍で外食を控える方が多くなったことをきっかけに、改めて外食の意味や価値を見直すことを目的に立ち上げました。
今回のプロジェクトでは、髙野倉ゼミナールがアンケートの実施・分析を担当し、商品の「UXデザイン」のコンセプトを決定。笠岡ゼミナールは、そのコンセプトを踏まえ、バランスの良いメニューを開発し、以前よりコラボを行っていた「柳島キッチン」にメニューを提案をしました。メニューは、「和風ロコモコボウル」などの4つが開発され、12月11日(金)から期間限定で販売されます。

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※販売されるメニューの詳細はこちらをご覧ください。


また、今回のプロジェクトの詳細は、12月12日(土)、13日(日)に開催される日本人間工学会・関東支部大会(オンライン)にて髙野倉准教授、笠岡教授の連名で発表予定です。

学生の指導を担当した教員は、
「UXデザインって何? という感じのスタートでしたが、とても実用的な思考方法だと分かりました。「食」はありふれたものだからこそ、異分野との交流により新しい発見が見つかるものです。飲食店内のレイアウト、従業員のサービスのしやすさなどもUXデザイン的思考で改善していけるものと確信しました。(笠岡教授:文教大学)」
「コロナ禍のため、昨年までと異なるリモート環境で困難なこともありましたが、皆さんの取り組みが実を結びました。学生には、笠岡ゼミナールと柳島キッチンの皆さまとの協働プロジェクトから学んだUXデザインを実践することの楽しさと難しさ、またその経験を今後に活かしてほしいと思います。(髙野倉准教授:神奈川大学)」と話しています。
今後は、食事メニューだけでなく、飲食店舗内のレイアウトの構築の提案も検討しています。

柳島キッチンでの販売についての詳細は、以下のとおりです。


【期間】12月11日(金)~終了日未定
【場所】柳島キッチン
(神奈川県茅ヶ崎市柳島1300番地 柳島スポーツ公園 クラブハウス2階)
【時間】9:00~17:00 ※時短営業中
【商品】
・鶏むね肉の竜田揚げ 根菜の黒酢あんかけ 1,200円(税別)
・和風ロコモコボウル 1,000円(税別)
・腸美人サラダチキンラップ 700円(税別)
・湘南しらすとマグロカツのカツ茶づけ 1,000円(税別)
【参考URL】柳島キッチンHP:https://www.yanagishima-kitchen.jp/


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