Campus Life

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Interviews

国際観光学科 椎野信雄先生のご紹介

 

①大学教員になりたいと思った理由について教えてください。

―私が大学生のころは、就職協定はまだありましたが、就職活動の雰囲気が今と違って、大学での就職に対する取り組み具合も異なっていました。そうした時代背景と、卒業後に日本の会社・企業で働きたくないという自分の思いから、大学院に「入院」しました。「退院」後に大学に(研究職の)ポストがないのが当たり前の時代でした。大学の教員は、なりたいと言ってなれる職業ではなく、私自身、大学の教員になりたいと目指したわけではありません。結果として大学教員になれただけなのです。

 

②現在の研究、大学教育のテーマについて教えてください。

―専門領域は社会学です。その中でも近代社会以降に作られ、私たちが持っているあらゆる先入概念を当たり前だと思わずに、違う角度から物事を見ることに力を入れています。そうした視点から国家や性別、職業、教育、アートなどを研究しています。

大学教育に関して、ゼミでは主に現代社会で起こっている事象を捉えたドキュメンタリー映画を観たりして、ディスカッションをしています。そうすることで、今、世の中、世界、社会全体で何が起こっているのかを知り、ディスカッションを通じて、他の人の意見を聞き、自分の意見を持ち、それを発し、伝える力を養います。その際、ゼミ生の意見が先入概念に囚われている場合は私からその概念のアンラーンを勧めます。

 

③どういった学生を求めていますか。

―高校までの科目ごとの勉強を超えたことに興味を持つ学生に来てほしいです。今、皆さん高校生は学校から教えられる教科・科目(国語、算数、理科、社会、英語など)ごとの授業を受けていると思います。しかしながら、その学校型の教育では、科目と科目の間にある多くの答えのない問題について学ぶことができません。ですので、そうした科目間や科目の区分を超えた問題を発見して、自ら考えることに興味を持つ学生を求めています。

 

④最後に学生に向けてのメッセージをお願いします。

―現代社会は日本、海外問わず多くの問題を抱えています。そうした問題は往々にして正解のない場合が多いです。グローバル化が進んでいく中で、日本人が世界の問題の解決のために社会参加をしていくために、国際学部で答えのない問題に対して考える練習をしてほしいと思います。奥田孝晴・椎野信雄編『私たちの国際学の「学び」』新評論2015を読んでみませんか。

 

本日はどうもありがとうございました。