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『教育研究所年報』第12号 2003.6.30発行より
インターネット/テレビ会議システムを利用した
小学校の授業支援
平沢 茂 |
本研究所では、新しい試みとして、インターネットのテレビ会議システムを利用して、さいたま市立大谷場東小学校の授業支援を行った。事業の概略を記しておこう。
11月22日(金)午後、さいたま市立大谷場東小学校では、総合的な学習の時間に関する研究発表会を開催した。全学級の授業が公開され、その1つの授業(小学校周辺地域の活性化がテーマ)に関する支援を行った。具体的には、地域のお祭りに、高齢者や障害を持つ人々にたくさん参加してもらうためには、どういう工夫が必要かを知りたいという子どもたちの問いに、スタッフが答えるという試みであった。質問事項から考えて、教育学部・星野常夫教授(研修部主任)に担当してもらった。インターネット/テレビ会議システムとしては、文部科学省が設置しているCU See Meを用いて行われた。
小学校には4人の児童が、本研究所には星野教授が、ともにウェブカメラを前にして座り、映像と音声による交信が行われた(実験の様子は、本研究所のホームページに掲載した)。
遠隔教育の試みとしても、大学と社会との新しい関係を築く試みとしても大きな意味を持つ事業であった。なお、本実験に関しては、客員研究員・米澤朋英氏に技術的補助を依頼し、多大なご尽力を頂いた。
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