国際学部国際観光学科の「観光ビジネスプロジェクト演習Ⅰ(理論)」の受講生25名が、JALグループのLCC (低価格運賃の航空会社)であるSPRING JAPAN(春秋航空日本)と連携し、企業の課題解決に挑戦しました。
国際学部の種村聡子准教授による「観光ビジネスプロジェクト演習Ⅰ(理論)」では、「SPRING JAPANプロジェクト」として、春秋航空日本株式会社が抱える課題を学生が解決すべく、現状を分析し、ターゲットを絞ったうえで、収益増につながる企画提案をチームごとに発表するプロジェクトを春~秋学期にかけて実施しています。
春学期の第2回授業では、東京あだちキャンパスに企業の方々をお招きし、現在のSPRING JAPANの状況について説明していただきました。ターゲット層である20代への認知度の低さが課題であることやコロナ禍での取り組みなど、航空業界の厳しい状況を知りました。
第3回~第9回の授業では、LCCのビジネスモデルや基本的な経営分析を学び、なぜJALやANAより価格を抑えることができるのか、同じLCCのピーチ・アビエーションとは何が違うのかを比較しました。また、就航地の一つである佐賀の2泊3日の旅行モデルプランも考えました。
その後、2・3年生合同の6グループに分かれ、「機内販売商品の企画」「航空券の販売方法」「就航先のツアープラン」の3つのテーマの中から各チーム1つを選び、企画案を練りました。
第14回(7月20日)の授業では、企業担当者に向けたプレゼンテーションが実施されました。東京都に緊急事態宣言が発令されていたため、Zoomでの発表となりましたが、マーケティング担当者やWeb販売担当者など、総勢6名のSPRING JAPAN社員の方々が学生のプレゼンテーションを聞き、フィードバックを行いました。
■授業の様子
■Zoomでのプレゼンテーションの様子
秋学期は、実際に就航地に行き、フィールドワークを実施する予定です。空港スタッフや地域の人々との交流を通して、より具体的な企画・提案を目指します。
※新型コロナウイルス感染症のため現地に行けない場合は、Zoomで話し合いを持つ予定です。
その他の最新の教育・研究