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2018.12.13
教育・研究

【湘南校舎】情報学部井徳ゼミが小田原市に対して観光に関する政策提言を行いました

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12月10日に情報学部井徳ゼミの学生が、小田原市に対して小田原市の観光に関する政策提言を行いました。メンバーは井徳ゼミ4年生の岩本史佳さん、袴田光さん、井澤陽太さんの3名で、ゼミの時間に構想を練った施策を小田原市に持ち込むことで今回のプレゼンテーションの機会を得ました。

プレゼンテーションでは、お城とグルメのイメージが強い小田原市に対して「観光の第3の柱が必要。その柱は文学」という内容で施策を提案しました。小田原市は北村透谷や尾崎一雄、川崎長太郎などが生まれた街で、北原白秋や坂口安吾も好んで居住した街です。太宰治の『斜陽』や永井荷風の『地獄の花』など小田原を舞台にした小説も数多く作られましたが、「小田原=文学」のイメージはとても希薄です。そこで、「文士が愛した小田原」をコミュニケーションのコンセプトとして、広告やPR戦略、市のサイン計画など幅広い提案を行いました。イベントに関しても、今それぞれ個々に行っている告知活動をフォーマット化し、一連の連続した塊に見えるための施策も提案しました。

小田原市からは観光課や企画政策課、広報広聴課、文化政策課、NPO法人小田原まちづくり応援団の方々が出席しました。出席者からは、提案内容や広告表現、ポスター、プレゼンテーションなどに対し、高い評価を得ました。特に具体的に提案された広告案には強い関心が寄せられました。

指導を行った井徳教授は「マーケティングを学ぶには実務が最適です。企業や地方自治体などの組織が実際に抱える課題解決策を企画し、それを実際の企業や組織にプレゼンして、評価してもらうのが一番勉強になると思います。今回の3人もとてもいい勉強になったと思います。第三者の前でプレゼンする経験を今後も、もっともっと経験して行ってほしいと思います。」とコメントを述べていました。

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