<身に纏うというコト>

被服・・・着物を着ること

        食物や住居とともに。地球上のあらゆる場所において、人類の基本的な欲求の一つ。人間にとって不可欠の要素

(はだか村は例外)

<被服の機能の変化>

物理的性質にのみ関連する被服の実用性機能

・暑さ、寒さからの身体保護

・害虫やその他の物理的障害から身を守る

 

人間の社会的、心理的、情動的、美的etc…。様々な欲求を満足させるものでなければならない。

 

Q1.人間は”いつ”被服を着始めたのか

    被服の歴史は、5000年前(B.C.3000年)の古代エジプトやメソポタミア文明から始まったとされている。

            例 ・2万年前 洞窟の絵画や骨で作られた針

              ・9000年〜1万年前 織布

 

Q2.人は”なぜ”被服を着るようになったのか

    四つの説

        @ 慎み説・・・慎みや恥かしいという気持ちが服を着る理由である。

        A 不謹慎説・・・身体を覆うことがかえって覆った部分に注意を引くことになり、性的魅力を増す事になる。

(例 短いスカート,スリットスカート)

        B 保護説・・・身体保護のため(実用的な面)人←→環境

        C 装飾説・・・肉体的にも精神的にも、危険なものから人間を守るもの。装飾としての被服→美の経験、感覚的満足

 

その他

 ・ 服は人の勇敢さや女らしさ、技能を示す性的魅力を増すために使用される。

 ・ その人の社会的地位を示す (女王の冠、法王の法衣)

 ・ 他人から理解されたり、身分を知ってもらう事に役立っている。

 ・ 自分がある集団の一員であることを知らせる事ができる。 (制服)

 ・ 自己拡張として作用 (それを着ている人の態度や感情を拡大させることも可)

                (例 舞台衣装 ― 役者に身体の拡張感を与える)

 

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