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第5章  情報源の関係
 
 

5.1  有料アルバイト情報誌と無料アルバイト情報誌

 有料アルバイト情報誌と無料アルバイト情報誌の利用感を比較してみた。まず、検索時の業種・職種が限定することができることについて比較してみた。どちらとも使いやすいと感じ感じている人は50%いた。また、どちらとも使いやすさがどちらともいえないとかんじている人は60%である。この調査では件数が少ないので断定はできないが、あえて言うならば一概にどちらの媒体も業種や職種を限定しやすいとはいえないだろう。
 

図5-1 有・無料アルバイト情報誌の利用感(業種・職種の限定面) 

 次に、勤務地域が細かく分かれていることに対して使いやすいと感じているかどうかを検証してみる。まず、どちらのメディアも勤務地域が細かく分かれていることに使いやすいと感じている人は75%いた。しかし、有料アルバイト情報誌はどちらともいえないと思っていて無料アルバイト情報誌は使いやすいと感じている人は60%いた。しかし、この調査では件数が少なく断定していうことはできない。あえて言うならば、有料と無料の差はあまりでなかった。
 

図5-2 有・無料アルバイト情報誌の利用感(勤務地域)

5.2 総合的な利用感

 ここでは、4つの情報源の検索面において利用感を検証してみる。図5?3は検索面において「利用しやすい」と「やや利用しやすい」の合計が4つのメディアでどのように異なるかを比較したグラフである。パソコンインターネットや携帯電話が使いやすいと感じている人が多い。紙媒体である、有・無料アルバイト情報誌はあまり使いやすいと感じているひとは少なかった。これをみると利用されている情報源が必ずしも便利というわけではないということがわかる。
 

図 5-3  情報源の検索面での利用感

 
 
 
 

第6章 まとめ
 
 

@ 地域密着型メディア
 この情報源は、無料アルバイト情報誌や店頭ポスターそして新聞の折り込み広告だ。この情報源の特徴は3つある。まず一つ目は、求人情報の提供範囲が狭い。二つ目は無料であるということ。三つ目はどの条件を重視したときにも利用率が高かった。

A 高コストメディア
 この情報源は、有料アルバイト情報誌やパソコンインターネットそして携帯電話インターネットだ。この情報源の特徴は、まず有料なものもあるということ。(有料アルバイト情報誌と携帯電話インターネット)次に、求人情報の提供範囲が広い。最後に、あまり利用されていない。

                              

 今回の調査でわかったことは地域密着メディアが多く利用されていたということだ。これは、アルバイト探しにおいて重視されているのは勤務地であることだ。また、検索面をみてみると高コストメディアのほうが利用しやすいと感じている人が多い。しかし、便利だと思われている情報源が必ずしも利用されているわけではない。これは、高コストメディアを使う必要性が少ないアルバイトをしている学生が多いからだ。
 
 
 
 
 
 
 
 

☆ 参考文献

@有料アルバイト情報誌

・ アルバイト発見マガジン【an】 神奈川・町田版
     平成14年10月3日(木曜日)発行
     (株)学生援護会 神奈川 編集発行

・ フロム・エー マンデー NO.M-39
    平成14年10月7日号 月曜日
      リクルート フロムエー 発行  編集発行人 秋末 哲

A無料アルバイト情報誌

・ あなたの街の求人情報誌  TOWN WORK 
                平塚・小田原周辺版  通巻48号
     平成14年9月30日月曜日発行
      リクルート フロムエー 発行  編集発行人 秋末 哲

・ DOMO 横浜版
       平成14年9月26日 木曜日発行
     (株)アルバイトタイムス

Bwebサイト

・ モバイルan (携帯電話インターネット)

・ フロム・エー (パソコンインターネット・携帯電話インターネット)

・ web an (パソコンインターネット)
 



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