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第3章 まとめと今後の課題
 

<まとめ>

・顔文字は「よく使う」と答えた人が5割程度で回数は「2?3回」と答えた人が5割程度だったことから顔文字をよく使うというのはよく使っても1通のうち2?3回で、2?3回使えば、よく使っていると思うようであることがわかった。
・顔文字は学校の先生や両親、兄弟にはあまり使わない傾向がある。
・顔文字は普段から使っている人が4割程度で、親しくなりたいと思った相手にも普段と同じ程度使うようである。どちらかといえば、同性より異性と親しくなりたいときに顔文字をより多く使う人が多いようである。
・ほとんどの学生が顔文字の利用について抵抗がない(約8割)。
・顔文字利用は相手が使うと自分も使うことが多いという人が多い。
・携帯電話利用暦が長いほど顔文字を多く利用する。
・親しくなるほどメールをする回数がふえ、顔文字を使う回数が増える。
・自己主張が強い人や、社交的である人は相手が使わなくても自分が使うことが多い。


<今後の課題>

今回の反省点としては、各設問の練りがあまく、詳細な回答項目が作れなかった。段階で答える回答項目ももっとよく考えて幅を調整すればよかったとも思った。また、顔文字に対する性格付けをうまく当てられておらず、顔文字と性格に対する関係の結果が出せなかった。一番最近メールをした相手でも、親しくないような人にはあまりメールを送らないので、親しくないような人への顔文字利用が少数しか調査できなかった。
このようなことを踏まえて、今後は調査票を作る段階で、もっとよくその調査する事柄についてよく調べ、もっと設問や回答項目を練って考えられたらと思う。
 
 

参考資料
 

携帯メールにおける絵文字表現:
http://www.yc.musashi-tech.ac.jp/~shimizu/hyougenbou/sotsuken/gaiyou/2002/9931199.pdf
ことばの多様性についての研究:http://cwaweb.bai.ne.jp/~akikoi/report3.html
デイリーサーチ:http://japan.internet.com/research/20010824/1.html

 
 

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