数理計画

経営情報学科 専門科目・3年生以上対象
6105教室
担当:根本 俊男
(研究室:3号館2階3209研究室)

お知らせ 受講生の皆さんへ

 
     
 

講義で必要なもの:赤ペン、電卓、A4レポート用紙

講義の連絡等はこの掲示板を用いて行います.定期的にチェックしてください.

 
     

目次


新旧カリキュラムの対応に関して

本講義「数理計画」は, 1999年より実施されている新カリキュラムにより新設された科目です.内容は新しいものも含まれますが, 旧カリキュラムの「オペレーションズ・リサーチ」で扱っていた線形計画や整数計画の内容も含みます.過去の講義内容や試験問題等を探す場合は、そちらを参考にするとよいでしょう.

講義内容 (シラバス)

講義概要

数理計画においては, 数理モデルの最適化ツールの代表である線形計画法を中心にオペレーションズ・リサーチ(以下「OR」)の数理計画手法を習得する.

具体的には, 問題を数理モデルとして表現する方法からそれらに対する様々な解法, そして最適解を求める専用のコンピュータソフトウェアの使い方が主な内容になる. いずれの題材も様々な場面で利用される必要不可欠な技術である. また,経営情報学科卒業者が当然身につけているIT(情報技術)として企業が期待している中核技術でもある. 経営情報学科が経営学科ではないことを考えれば経営情報学科におけるORの重要性は容易に理解できるであろう. 

経営情報を学ぶ者にとって大変重要な知識であるORの個別の話題は「OR」や「生産管理論」の講義において学んだが, この講義では様々な問題に強力に利用できるツールを習得する. そのために, 第3・4セメスタにおいて「OR」そして「生産管理論」の単位を修得し, より汎用性の高いツールの重要性を理解した上でこの科目を履修することが強く望まれる. 「OR」や「生産管理論」を履修することなく,いきなり「数理計画」を履修することは避けるべきである. 講義科目の順序性をしっかり認識し自らのカリキュラムを考えてほしい.また,OR系の科目としては第6セメスタには「経営シミュレーション」と「意思決定論」が配置されている.これらの科目にも数理計画が関連することも認識してほしい. 

ORを修得するには多くの問題例に取り組む必要がある. そのために,講義時間だけでは足りないので相当量の課題を毎回課す予定である. 受講者は実習・課題に取り組む十分な時間を確保しておいて欲しい.

講義計画

数理計画に必要な知識や学んで欲しい素材はたくさんありとてもすべては教えきれません.他大学の講義内容を見るとなるべく基礎的な内容をまんべんなく教えるようになっています.しかし,ORが重要な学習科目の一つとなっている文教大学経営情報学科では週2回という比較的多くの時間が割り当てられていることを活かして広く基礎的な部分はもちろん、理解が表面的なもので終わらないように,取り上げるテーマによっては,深い部分にも取り組んでいきたいと考えています。

春学期


教科書・参考書

 

講義をしながら、受講生の様子を見て内容の難易度を変化させていくので、特に教科書と俗に認識される本は使用しないつもりです。
講義内容を補完するために自学を進める本として以下の参考図書を推薦しておきます。(私も講義内容の参考に使っています.)多くの本を紹介しますが自分に合う本を見つけて読み切るのが良いと思います.以下に紹介した本はほとんど図書館にそろえてあります.研究室にもあります.

数理計画の内容も含むOR全般の初心者向き入門書

数理計画全般が主な内容の大学生向けテキスト

線形計画の内容に特化した大学生向けのテキスト

組合せ最適化の内容に特化した大学生向けテキスト

数理計画の専門的な内容にまで深く踏み込んだ本(各々独特の特徴をもつ)

オペレーションズ・リサーチ(や数理計画)が経営情報の中でどのような位置づけなのかを示した本

オペレーションズ・リサーチ全般

ネットワーク計画関連テキスト

その他のトピックス


評価方法

評価は2回(中間・期末試験)行うテスト結果により行う。

ただし,試験の点数(100点分)に,日頃の講義への積極性や毎回課す課題等の状況もプラス点として考慮する場合もある。

 


更新日時: 2004年4月8日