[>研究計画書 研究課題 日本アニメータの賃金改善の提案 研究概要 現在,日本のアニメは世界でも有名になり,ジャパニメーションという言葉まで発生するほどに知名度が高くなっている.しかし,アニメ制作の中心的存在であるアニメータに着目すると,日本のアニメ業界は困難の多い状況に置かれていることがわかってくる.ここでは,資金の流れに目を向けて状況を認識し,どうすれば現状の悪環境を打破できるのかということを考察していきたい. 研究動機 今の状態のまま日本がアニメを制作し続けていれば,急速に進歩し続けている海外の技術力に日本が追いつかれるだけに止まらず,さらには日本の技術力低下を招きかねないと感じた.この危機感を昔からじわじわと感じつつあったが,アニメ業界は特に大きな動きを見せることなく,または動きを見せても改善には至らない状態で,現行のまま同じやり方が進んでいる.そのような将来の展望が望めない状態のアニメータの環境を改善する良い方法はないかと考えた. 研究意義 本研究では,アニメータの環境の改善を試みた時,最も重要な部分となりうる資金の面に目を向け,制作者であるアニメータ達に有用に資金が回っていくようにしていきたい.そのためにアニメ業界の構造を把握して,どのようにしていけば日本のアニメ産業が活性化していくのかを模索していく.そうすることで,アニメ業界の構造を良い方向へと改良していき,日本のアニメが今以上に世界に対して売り込んでいけるだけの力を強めたり保ったりすることができる. 研究計画 2005年 4月 テーマ発表 5,6月 国による支援の現状把握 7,8月 日本と他国との技術力の違いを把握 9月 中間発表 10,11月 アニメにおける日本の今後を追及 12月 卒業論文 完成・発表会 2006年 1月 卒業論文 一般公開 |