1年生に対する履修サポートシステムの構築

〜概 要〜

文教大学 情報学部 経営情報学科
96P21174 和田哲男


目的:


1999年度より今までの通年制度からセメスター制度へと変化したのを機に、入学したばかりの学生が複雑な 履修登録システムを意識せずに履修計画を作成できる履修登録システムを提案し、サポートする。

提案するサポートシステム:


今回のソフトを作成するにあたり、学生のためのシステム作りというものを考えで行ってきた。 その中で新入生を対象とした理由としては、大学の履修システムというのは今まで経験したことがないため、このようなサポートが最も必要だと考えられたからである。
このソフトの主な機能は、必修科目の自動選定と選択科目の条件抽出があげられる。 必修科目の自動選定とは、学籍番号の入力により当該学生のクラスを判別する。 判別したクラスをもとにそれぞれ対応した必修科目を登録するというものである。 これにより、異なったクラスの科目を履修する等という履修登録エラーを無くすことができる。
また選択科目を選択するのは各学生の意思決定により行われるため、一般的にどのような考え方で抽出 するかというものはモデル化することができない。そこで、選択科目を選択する際に条件による抽出を行った。 抽出条件としては授業の評価形式を条件とし、そこで抽出された科目を時間割表に表示・印刷することができる。 最後に、学籍番号で自動的に登録された必修科目・選択必修科目と選択科目で抽出した科目の全てのデータは、 全て時間割表に表示される。 これにより学生は履修計画作成時の負担を減らすことができるのではないかと思われる。

特色:


ソフトを作成するにあたり、パソコンをほとんど使ったことの無い1年生でも操作が簡単に行えるように作成した。 どんなに良いソフトを作成したところで、誰もが使えるようなソフトでないと逆に学生に負担をかけてしまうからである。
次にソフトの機能として、学籍番号からのクラス判別を行うことにした。 学籍番号という意識の薄い1年生にとって、学籍番号から各自のクラスを判別するという作業は、履修登録の際にクラスの判別ミスにつながってくるからである。


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