卒業研究日誌

今回卒業研究を進めていく過程でずいぶんと根本先生と根本研究室ゼミ生にアドバイスを頂き助けられた。この方々に囲まれていなかったら途中で卒業研究は投げ出していただろう。それくらい辛かった。しかし得るモノの方がはるかに大きかった事は確かである。根本俊男先生をはじめ、根本研究室の3,4年生に感謝します。ありがとうございました。今後の根本ゼミの飛躍を願っております。

 

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卒論発表会だった。10分間という限られた時間で研究の1年間の成果をすごい所を見せつけ発表する事の難しさを痛感した。公式練習会でもうまく出来なくとても焦った。練習では自分でも何を話しているのか分からず、試行錯誤の連続だった。発表の最中にちらちらと根本先生の顔を見ていたらすごく渋い顔をしていた。しかし、発表が終わった時はそんな不安も吹き飛びすごくホッとした。発表している時自分では気が付かなかったが、何か言い間違えていたらしい。頭の中が混乱していたのだろうか。こんなに緊張したのは何年ぶりだろうといった1日であった。

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卒業研究論文最終原稿締切日であった。何とかOKはもらった。

 

 

 

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Excelで作成した懸賞金獲得本数と勝星(勝率)のグラフを4つに分類した。1つは、勝率も獲得懸賞金本数も低い力士群。2つめは、勝率は高いが獲得懸賞金本数は低い力士群。3つめは、勝率、獲得懸賞金本数ともに高い力士群。4つめは、勝率は低いが獲得懸賞金本数は高い力士群。この分類により力士の特徴がつかめてきたように思う。次に特徴ある力士どうしの比較を試みた。その特徴ある力士として4横綱を取り上げる事にした。貴乃花、若乃花、曙、武蔵丸の4力士である。横綱という地位は番付で最高位であるが、人気・注目度に大きく影響する懸賞金の獲得本数は違っている。4横綱の人気を見極め、人気があるため多くの勝星を挙げられなくても効率良く稼いでいる力士を示したいと思う。そのためにここ数年間のデータが必要なのであるが茅ヶ崎市内の図書館ではスポーツニッポンのストックが1年分しかなかった。しかたなく横浜の図書館まで行った。3年分しかストックがなかった。5年間分をまとめたかったが、新聞社に問い合わせたら少し時間がかかりそうであったので今回は仕方が無く見送った。

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論文初稿提出日であった。まだ骨組みが出来ている程度で時間がかかりそうである。

 

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現時点の進行状況は、中間発表時にExcelで作成した表から今後引退すると思われた若乃花がなんとか?踏みとどまり、見事に予想がはずれてしまった。今後はこの予想を追及していくとともに特徴ある力士のもっと長い期間での比較を試みたいと思う。表についてであるがこれまでは勝星で見てきたが勝率で見ることにした。勝率で見た方が比較が平等であるとのアドバイスにより納得の変更である。

 

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ゼミ合宿において中間発表会があった。作成した表がすごく見にくく、どの点がどの力士なのかをはっきり表したいと思う。中間発表自体、あまり自分の研究はすごいという事を示す事が出来ず残念だった。発表後にこの相撲の研究がなんの役に立つのかと質問され、かなりショックだった。しかし、何とか役に立たせる方向に持っていこうと思った。その他に若乃花の人気先行で勝星を上げる事が少なくなってきている現状から番付が下がるか、もしくは引退というような予想が出来そうである。ところで当初テーマにしていた独自の番付表はどこに行ってしまったのだろう。まっ、いっか。忘れよ。

 

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これまでに入手した幕内力士の成績から勝率と獲得懸賞金本数の表をExcelで作成し分析した。その表から効率良く稼いでいる力士がいる事は判明した。力士によって獲得懸賞金本数は様々であった。1本も獲得できない力士もいれば何十本と獲得する力士もいたりした。場所の取組によるが、100本近く獲得する若乃花のような力士がいる。1本で6万円であるから600万円くらいを15日間で稼ぐ事になる。すごい。場所により違うがだいたい効率良く稼いでいる力士は決まってきているように感じる。若乃花、貴乃花のような力士であった。確かに人気はある。実際、私も何気に応援しているから。 

 

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Excelに入力したデータから表を作成した。まずは、1場所ずつ全力士の成績を比較していく事にした。データを入力していろいろと試してみた。そのうち多少ではあるがExcelにも詳しくなった様に思ってきて、先生がおっしゃっていた通り結構楽しくなってきた。時間をついつい忘れてしまう事がある。うーん、やはり卒業研究は奥が深い。中間発表の時点では2/3は完成しておかなければならないという。夏休みも休めないかな……

 

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さて、やっと勝星、獲得懸賞金のデータが私の手元にきた。今後、データからどのように力士の実力を示そうか考えた。懸賞金と勝星から表そうと思うが、これをどうすればいいのだろうか。とりあえず、Excelにデータだけ入力していろいろと試してみたいと思う。

 

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懸賞金が掲載されているスポーツニッポンはどこにあるのか。とりあえず茅ヶ崎図書館に行ってみた。ストックはあったが日刊スポーツだった。懸賞金は日刊スポーツには載っていない。聞いたら茅ヶ崎図書館香川分館にスポーツニッポンのストックがおいてあると聞いた。自転車しかない私には結構辛い距離である。


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4月2日(金)

今回は、懸賞金のデータを集めた。図書館をあっちこっち回っていろいろと書籍を調べたが、やはり懸賞金の歴史や仕組みしか載っていなかったので 大相撲協会の博物館に電話してみた。そうしたら、毎日の取り組み表の裏にどの力士にどれくらいの懸賞が懸かったかということが載っていうことだった。 しかし、博物館にサンプルとしてしかないので閲覧しか出来ないといわれた。 そこで、大相撲協会の広報部に電話して事情を説明してどうしたら手に入るかを聞いた。そうしたら 正式ではないが、スポーツニッポンに毎日載るということだった。なんとも身近に探していたものが転がっていたという事実 に驚いた。一ヶ月間は何だったのか。しかし、何はともあれ、懸賞金のデータが手に入ったことだし今後は これをもとに番付を作っていきたい。

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3月1日(月)

今回は、懸賞金について調べた。しかし、懸賞金の成り立ちや仕組みといった事しか調べられずにいる。 大相撲協会にメールを出すなどして力士一人一人の懸賞金獲得総数等を調べてデータ収集を確実にやっておきたいです。

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2月19日(金)

今回は、自分で一度初場所の成績を元に番付表を考えてみました。 この初めて手を加えた番付表が次の場所の番付表とどれくらい近いかとても楽しみです。 しかし、未だに真の実力とは何かという時点で迷っていたのであまり大胆に 番付表をかえられなかったのが残念です。今回のゼミで、ある人物が実力には 人気も入るのではないだろうかということを言ってくれました。その人気には 懸賞金というものが一つのバロメーターになるとも言ってくれました。確かに 番付表を相撲の実力と人気で表すことはおもしろいと思いました。次回までに、 懸賞金のことについて調べたいと思います。

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1月8日(金)

今回は、前回考えていたことを、発表しました。それは、番付の取り組み成績をポイント付けをすることです。しかし、それも既存の番付表に基づいているので 真の実力を示す番付表は作成できないと思いました。でも、一回どんな形であれやってみようと思いました。
先生を始めみんなのアドバイスは、ポイント付けをするのならば、勝ち方にもポイントをつけた方がいいということでした。
難なく勝った場合の方が際どい勝ち方をした場合よりポイントが高いという具合にです。逆に際どい 負け方をした場合も勝ったほどではないにしろポイントが付くということです。このポイント付けはAHPで勝ち方の順位付けができると いうことでした。(参考 「ゲーム感覚のOR」)
あとのアドバイスとしては、データをできるだけ多く残すということでした。だから、「大相撲ダイジェスト」は、録画します。

東海大の3年生も大相撲の分析を研究しているらしいので出来れば話をしてみたいですし、 研究内容も負けないように頑張ります。

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12月17日(木)

今回は、体調が悪く欠席しました。
しかし、前回のゼミで、一年間の取り組み全てで、真の番付け表を作成しようと思ったので、
幕内力士の全成績が把握できるであろう「大相撲ダイジェスト」みたいなものを購入しようと思ったが未だ手に入っていません。
今回までにまず、やってみようと思っていたのは、番付が一つ上の力士に勝ったなら、プラス1ポイントで、二つ上ならプラス2ポイント、逆に
一つ下ならマイナス1ポイント、二つ下ならマイナス2ポイントとして、ポイントの総数で真の番付表を作ろうということでした。 しかし、これでは、番付が上の力士(横綱)は下の力士としか取り組みがないし、番付が下の力士(前頭15枚目)も上としか取り組みがなく、 ポイントをつけても比較にはならないと思いました。それにポイントをつけていく作業も既存の番付表により、 決められた取り組みの結果にすぎないので真の番付表には到達しないと直感しました。
今後はどうしたら、
全ての力士の平等な実力が目で見てはっきり示せるのか考えていきたいと思います。そして、前回でた同部屋対決の影響もはっきり 示せる方法を考えたいと思います。

12月10日(木)

今日は、前回発表した幾つかのテーマの中からどのような卒業研究ができるのかみんなにアドバイスをもらいました。 私のその時までのテーマは、大相撲になぜ人が集まるのか?それは、取り組みにヒントがあるのではないだろうか?ということでしたが、 みんなの話を聞いているうちに、番付表に興味が湧いてきました。番付表は本当に実力を反映しているか?ということです。 でも、これには仮説が必要だと先生が助言してくれました。どのような仮説が一番番付表の真偽を証明できるか?と いう事を考えていかないとならないと思いました。
. 番付表は正しいか?は、一回の場所でみるのではなく、いくつかの場所の成績を考慮に入れなければならないと思います。私は、 一年間を通して実力をみようと思います。 まずは、場所ずつの勝ち星や通年の勝率等から、ポイントをつけたり、同部屋対決の影響等を考慮に入れて真の番付表をつくりだし、 違いを示してみたいと思います。
次回までには、具体的に番付表の信頼度をどのようにしたら計れるか?ということを考えていきたいと思います。
このほかに、最近の大相撲の人気低迷はなぜか?という話になり、ヒールがいないということに気付き、若貴のような人気力士も
頂点に登りつめたからというような話も出ました。

12月3日(木)

今日は、卒業研究のテーマを発表の日でした。
発表した内容は、スポーツや格闘技における興行地を決めるにあたり、
決定要因は、何であるか? 何に左右されるのか? ということです。 つまり、どこにどのような興行をすれば、一番人が集まるか? です。
それには、興行地への交通条件、興行地の人口、興行の人気度、話題作り(マッチメイク)、
宣伝方法、チケットの値段 等が関連してくると思われます。これらの要因でどのような場合に 一番人が集まるか? を卒業研究のテーマにしようと考えました。
しかし、ゼミの時間にここから首都移転問題
に話がおよび、少し動揺してしまいました。あと、先生に助言していただいたのは、 大相撲の取り組み決定のことでした。相撲にも興味はあるのでおもしろいんじゃないかなと思いました。 この間も琴錦が平幕で2度目の優勝をしたし、その時の取り組みは参考になると思います。
もう一つ考えたのは、平成10年12月1日より、また、たばこが値上がりしたことが納得できず、
なぜ値上がりしなければならないのか? 値上がった20円たちの本当の行方は?というようなことです。
しかし、いまのところは、はっきりしぼりきれていません。次回ぐらいまでには、自分が一年間卒業研究として
最期まで興味を持ち続けられるテーマを決め、今後の方向性を決めていきたいと思います。