宗教的、哲学的に環境問題にアプローチ
Loy, D. R.
デービッド・ロイ
国際学部教授。担当科目は「仏教社会」。
例えば、茨城県東海村で起きた日本初の核の臨界事故。周辺地域への影響が懸念されています。
これら環境問題は、科学的及び社会学的な問題と考えられがちですし、またそういった方面の研究も非常に重要です。しかし、私が専門とするのは、環境問題に対して宗教的、哲学的にアプローチすることです。
研究活動では、世界的視野に立つことを心がけています。環境問題は、言うまでもなく、ある特定の地域や国だけで完結するものではないからです。
全世界的な”共生”がキーワードになる21世紀には、世界的視野に立った宗教的、哲学的な環境問題へのアプローチが、ますます注目を浴びると思いますよ。
1999
文教大学国際学部