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2015.02.24
イベント

「文教大学教育フォーラム」の 設立に向けた講演会・シンポジウムが開催されました

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2月21日(土)、越谷校舎に於いて、教員や教育関係職に就く卒業生の交友組織「文教大学教育フォーラム」の設立に向けた講演会・シンポジウムが開催されました。年度末の多忙な時期にもかかわらず、北海道(文学部卒)、福岡県(人間科学部卒)、石川県(教育学部卒)、香川県(教育学部卒)など全国各地から約60名の卒業生の方が集まりました。また、学内からは、教育学部教員の他、石田恒好学園長、謡口明名誉教授(文学部)、湘南校舎教員の参加もありました。

講演会では、前国立教育政策研究所教育政策・評価研究部長で、文教大学教育学部の葉養 正明教授より『教育政策の最新動向』をテーマに、平成30年度学習指導要領改訂に向けた動きや、教員や管理職の養成および教員需要の減少といった教員政策などについてお話がありました。その結びで、教育学部を設置するとともに、全学的に教員養成に力を入れている、私立の教員養成基幹大学として、教員・教育関係者の交友組織設立の重要性を提言していただきました。

シンポジウムでは、『これからの道徳教育の展望』をテーマに卒業生のお二人が登壇しました。まず、教育実践の立場から埼玉県白岡市立白岡東小学校校長の渋谷 修造 氏(昭和56年卒)より「学校教育活動全体を通じた道徳の教育」についてお話がありました。次に、教育政策の立場から文部科学省教科調査官/国立教育政策研究所教育課程調査官の赤堀 博行 氏(昭和58年卒)より「特別の教科 道徳」の目指すところについてお話がありました。
続く質疑応答では、「道徳」の教科化というタイムリーな話題とあって、たくさんの質問が飛び交いました。質問する側も答える側も同じ文教大学の卒業生ということで、堅い雰囲気や変な遠慮もなく、学校現場の切実な困惑の吐露とそれに対する親身な応答が行われました。
引き続き行われた懇親会でも恩師を囲んで近況の報告をしたり、旧友との久しぶりの再会に学生時代の思い出を語り合ったりしました。また、出身学部も世代も違う異郷の同窓生と、今日を機に新たな交友を創った方も多数でした。「人間愛」のあふれる盛会となりました。

文教大学教育フォーラムは、教員や教育関係職に就く卒業生が、「教育のこと」「学校のこと」「仕事のこと」を、気さくに語り合い、各人が抱える課題を解決し、各人の教育力を高めることを目指す会です。また、先輩方の研鑽に在学生も関わらせ、教育者となる自覚を芽生えさせたいと期待しています。今回残念ながら出席できなかった卒業生も、これから設立される交友会に参加していただいて、ご自身の研鑚や同窓生との交流にお役立ていただくとともに、母校の文教大学とそこで教員や教育関係職を目指す後輩とを盛りたてていただきたいと思います。

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