この日記では僕の卒業研究について書きます。興味のある方は見てください。
卒業研究テーマ選考が始まってから、すでに3週間が経ってしまっています。その間の日記がないのは、正直に
僕の不真面目さゆえです。
先生の小人になるという大それたこと言ってしまい、新たなソフトウェアの使い方を学ばなければなりません。そういう決断をしたからテーマ選定から逃げている…というわけでは決してありませんが、ネタがありません。他のゼミ生の話しを聞いていると、様々なテーマが出てきてとても興味深いです。
卒業研究を話題にすると、今の僕がしていることなんて、先輩の論文を読み、少しだけ意見を言っていること位です。これがけっこうツライ…。まあ、あと少しなので僕に可能な限り付き合いたいと思っています。
ネタがないないと言っていてもしょうがないので、12月8日に言おうかどうか迷っていることを少し書きます。現在、司法試験が大きな変革期をむかえています。新制度により、法科大学院というものが作られました。その法科大学院というものが、金銭面、受け入れ人数、経済的影響、法的観点などから適正に設置されているとは、僕には思えません。そこで、現在よりも少しでも合理的に設置する方法を数理的に示すことができれば、意味があるのではないかと思っています。
ついでに、根本先生がこんな研究テーマを言っていました(冗談だったのかな?)。一人の人間がブログを数種類持ち、それぞれに特徴を持たせて、どのブログにアクセス数が多くなるかを検証して、人気ブログの作り方を調べるというものです。特に先生が強調したブログに「結石ブログ」なるものがありました…。冷たい先生です…僕は本当にビクビクしながら生活しているのに。本日の主役は12日後に卒業研究発表会を控えている郭さんです。
大方の予想通り郭さんは10分の遅刻です。本番は12分間の発表と3分間の質疑応答の予定ですが、今日の郭さんは発表のみで30分かかりました。根本先生と研究室8期生によるするどい(?)ツッコミ…ではなくアドバイスをして、1回目の発表練習は終りました…と言って、日記を終らせると神様(?)が文句を言いそうなので(笑)、ポイントをいくつか書き残します。
Point
@ 10分程度の時間では伝えたいことのエッセンスだけで精一杯
A PPの同一スライドのなかに、絵と説明文が混在すると絵が死んでしまうことがある
B 箇条書きでは、同じ性質のものを並べるのが基本
C 10分前後のプレゼンなら聞き手の集中力は持続するから、息抜きを考える必要はない
D 60分〜90分のプレゼンになると、小休止を考えて聞き手の集中力持続の手助けをする
E 本音をみせるなどのテクニックもある程度必要
とりあえず、僕がメモしておいたのはこんな感じです。この日記を読んで、もし間違いが見つかったら、遠慮せずに指摘して下さい。間違ったままよりは、直して記録して置きたいので。
さて、今日の本題です(おまけって感じもしますが…)。 大学側から学生側にマークシート形式のアンケート記入依頼がありました。何かとツッコミ所満載(?)のアンケートでしたので、僕の口は自然に動きます。そんなことをしながらマークシートに記入していると、用事で席を外していた先生が帰ってきて、
先生 「なに吉田君は読み上げながらアンケートしてるの?」
僕 「だって、このアンケート変ですよ(笑)」
先生 「書いていることを読み上げるのはオッサンの兆候だよ」
何もそこまでハッキリ言うことはないですよね、プンプン!結石になったときにオッサン化の兆候は感じたから、自覚症状はありますよ。だいたいさぁ……ぶつぶつ……(長くなるので強制終了します。Ctrlキー+Altキー+Deleteキーから実行…)。たった一人の先輩の卒業研究発表会2日前のゼミです。本日は8期生の卒論テーマ選定はお休みで、先輩の発表練習をします。当日の司会を務める佐藤さんの練習でもあります。先週の練習で、先生から厳しい評価をもらっていた先輩は、この1週間推敲を重ねました。僕も必死に手伝いました(笑)。しかし、それでも少し時間オーバーです。後は、これからのわずか48時間程度でなんとかするしかありません。最後の練習会をまとめると、「しょっぱい結果」といったところでしょうかね(笑)。いくつか本日出てきたプレゼンテーションのPointを書いておきます。
Point
@ 発表後の質問を受けるときは、言葉のみで対応するのは良くない。該当するスライドを用いて説明すること
A PPでは「ページ番号」を押して「Enter」で該当数字スライドへジャンプできる
B 話すときはスライドを見たりせずに、聴衆を見ること
C うなずいてくれる人を見つけて、ずっと見続けるのも一つの方法
D 論文で伝えられる情報量と、短い時間の口頭で伝えられる情報量の違いを意識すること
E 「同じ絵を繰り返し登場させて、少しずつ問題を解決していく」という形式のスライドは代表的手法
とりあえず、僕のメモしておいたことはこんなところです。前回と同じ様に何か間違いがありましたら、指摘してください。さて、重荷も消滅し、正月休みも堪能しました(しちゃった…)。根本先生の選挙区割りについての研究の手伝いをすることを卒業研究として選択した僕ですが、正直に言えばまだ何もしていません(すいません…)。そこで、以前に根本先生が提示してくれた題材をもう一度確認して、自分の取り組んでみたい題材を探すことにしました。この日のゼミまでに取り組んでいたことは、根本先生が書いた論文を読みこむという作業と、分からないところの質問です。次からは、各題材について、個別に見ていきたいと思います。
その1 平成の大合併がネットワークに与える影響について
選挙区割りを示すネットワークモデルにおいて、点で表されているもの同士(異なる選挙区同士)が素直に合併するだけならば境界線に変更が生じないため、特に問題は生じない(数値の変化のみ)。しかし、例えばある選挙区に属する市が、他の選挙区に属する市と合併することになると、境界線に変更が生じてしまうため、ネットワークモデルの再構築が必要になる。
このネットワークモデルを再構築するために必要となるのは、根本先生が論文で採用した「2004年4月さいたま市合併」以後の合併状況についての情報と、何年までの合併予定をネットワーク構築に用いるかという意思決定です。前者については、すでに合併したところは問題ないのですが、これから合併予定ものは予定通りにいかないことも十分に考えられます。この問題は後者とも絡んできて、当然3年先の合併予定までを採用するよりは5年先の合併予定を採用するほうがリスクが高くなります。先述の通り、ネットワークモデルに変化を与えず、数値の変化のみなら大きな問題にはならないのですが、そうでないときはまた計算し直すことになります。この題材のときに僕が取り組む主たるものは「情報収集&整理」ということになります。
その2 北海道の選挙区割りについて
現在北海道には63の市区郡があり、小選挙区の議席配分は12となっている。この北海道についてのネットワークモデル構築の際に、どのようなブロックの作り方が最適かについては研究の余地がある。ブロックとは、選挙区の候補になる連結な市区郡のことである。北海道の特殊な状況(支庁、郡、市)の関係を明らかにして、最適選挙区割りを確定する。この題材のときに僕が取り組む主たるものは「歴史的観点も踏まえて北海道の支庁、郡、市の関係を明らかにすること」となります。
その3 アルゴリズムの考案
根本先生が論文で発表した2つのモデル(集合m分割型モデルとグラフ分割型モデル)を基にして最適区割りを計算するとき、現在はPCにただ計算させている状態である。その計算部分のアルゴリズムを考えることで、計算速度を高めることができるかもしれない。アルゴリズムについては、閃きやセンスも重要なものであり、多くの知識が必ず役に立つというものではないそうです。もちろん、必要に応じて知識を身に付けていくことは必要です。そして、アルゴリズムが完成した後は、そのアルゴリズムによって最適解が得られる事を証明しなければなりません。証明については、分子限定法を基礎として考案することになるので、比較的容易にできるそうです。考案したアルゴリズムが有意義なものになるには、一般性を持ち、かつ信頼性があることが必要となります。
こんなところです。間違いがあれば指摘してください。前回の日記で紹介した3つの題材の中でどれを選択するかを決めなくてはなりません。僕の意思決定の結果を先に書くと、「平成の大合併がネットワークに与える影響について」を選びました。理由を書きます。ある授業で投票能力指数計算アルゴリズムの高速化について書かれた論文を読む機会がありました。論文を読み進めて行くことはとても面白くて、確かに早くなることが分かったときなどは感無量だったのですが、この種の事を自分で研究するということにちょっと自信が持てませんでした。「出来るのか…?」って感じでした。よって、次期以降のゼミ生に残します。北海道のブロック分割についても興味はあったのですが、どうせなら全国規模でのネットワーク構築の方がやりがいがあるように感じたので、こちらも次期以降のゼミ生に残します。
さてさて、テストが終われば春季長期休暇の始まりです。根本先生からデータももらいましたし、次の卒業研究の集まりである2月15日までに少しでも情報を集めておかねば!2005年2月13日に長野県山口村が、岐阜県中津川市に編入合併されました。県境を越えた合併は46年ぶりだそうです。46年前って、根本先生すらまだ生まれていません…。
現在の公職選挙法は、衆院選挙区について、合併後も合併前の行政区域のままと規定しています。つまり、選挙区を飛び越えた合併が行われても、現行の選挙区のまま衆議院選挙を行うということです。選挙区に変更が生じない以上、この卒業研究に大きな影響は出ません。
しかし、今回の県をまたいで合併する山口村は、参院選挙区が岐阜選挙区に編入されるため、衆院選挙区では特例措置が取られることになりました。その結果、山口村地区は中津川市と同じ衆院選挙区に変更されることになります。もちろん、公職選挙法の改正は必要になります。もう少し選挙区の変更について詳しく書いておくと、山口村地区は、小選挙区が長野四区から岐阜五区、比例選挙区が北陸信越ブロックから東海ブロックに編入されることになります。
今回の山口村のような合併が、この研究に多かれ少なかれ影響を与えることは当然です。 では、「選挙区をまたがって合併していながら、合併前と同じ選挙区で選挙が行われているような事例はいったいいくつあるのか?」という疑問が生まれます。もし、この事例数が一定数(どのように一定数を求めるかは検討が必要)を越えるようならば、現行の公職選挙法の改正が必要になるかもしれません。なぜなら、現行の公職選挙法では選挙区をまたがった合併を一種の特例としているからです。つまり、数が少ないのだから無視しても大きな影響はないということです。よって、無視できない数になっていれば当然制度の改革が必要になります。
仮に、選挙区を合併後を基準として変更することにより、現在よりも限界格差が大きくなってしまったのなら、安易な合併が一票の重みの差を広げてしまったことになり、選挙運営上の問題となります。もちろん、限界格差が小さくなれば、一票の重みの差が小さくなるので問題はありません(有益になる)。
個別具体的に考えて、格差を広げることにつながる選挙区を飛び越えた合併は、合併前の選挙区で選挙を行い、格差を縮めることにつながる選挙区を飛び越えた合併は、合併後の選挙区で選挙を行うということも考えました。しかし、これでは選挙区割が国民に分かりづらくなりそうです。それに、せめて選挙区を飛び越えた合併後の区割状況で、どの程度限界格差に影響を与えるかについての情報がないと、個別具体的に考えることの有用性の判断はできません。本日、大学が13時から構内全域立ち入り禁止になることを知らずに、僕は大学に行きました。情報に対する意識の低さを反省しながら用事を済ませて、研究室に本を借りに行きました。すると根本先生が「メール見た?」と聞くので、「今日は見てませんよ」と僕が答えると、根本先生が一冊の本を出してくれました。
その本とは、「地図で知る 平成の市町村大合併 2005年度版」という本でした。国際地学協会というところが発行所です。各都道府県別の平成18年度3月までの合併状況が、ビジュアル的に(地図を用いて)整理されている本でした。前回の日記に登場した長野県山口村は、長野県と岐阜県の両方に登場していました。
根本先生が「この本があれば吉田君のやろうとしていたことが1ヶ月は早くなるね」と言っていました。とてもありがたいことです。さらに、この本は研究室の備品なのですが、書き込みOKで研究終了まで貸してくれるそうです。至れり尽くせりです。ありがとうございますm(__)m
あとは、この本の情報が正しいと思われることを何とかして調べ、白地図に選挙区の変更情報をまとめていくことが必要になります。もちろん、エクセルデータの整理も必要になります。
帰り際に、「この本…研究が終るまで貸してくれるって言ってたよな…。もし研究が終らなかったらどうなるんだ?まさか…もう一年ってか?…そんなこと考えるのはやめよう」と、考えたとか考えなかったとか…。この日は春休み中に数回ある卒業研究の日です。正直に言うと、僕は殆ど活動していませんでした。先生、申し訳ありません。「謝ってもらわなくていいよ」と根本先生は言うでしょうね(笑)。続けて「あまりにさぼったら核ミサイルのスイッチ押すだけだから」とも言いそうで、恐ろしいです…。“核ミサイルのスイッチを押す”とは、卒業研究の単位を出さないということです。他のゼミ生も十分気をつけましょう(笑)。
さてさて、話しが最初から横道にそれてしまいました(笑)。今日の議論で話したことは、僕が次の集まりである4月1日までに何をすればいいのか?ということです。
@ 一定の観点から理由付けのできる分割のルールを考えること
A 研究のイメージを持つために、どこかの県を対象に限界格差を求めてみること
B 合併状況を確認する期間を具体的に定めること
C 実際に合併が行われたところと行われなかったところを調べること
以上のことに取り組んでいくことになります。こうやって書き出してみるとかなり大変です…。まあ、自分でやると決めたことなので、精一杯頑張ります!
Cについての情報では、僕の出身である北海道佐呂間町の合併は住民投票の結果、失敗に終ったそうです。先ほど、母から電話でそのように聞きました。3つの町の合併だったのですが、そのうちの1つが反対したためです。南セントレア市に続き、身近なところからの合併失敗の一例でした。
Bの対象とする県は、出身地である北海道か、現在住んでいる神奈川県か、あるいは祖母の住んでいる千葉県ですかね…。まだ決めていませんが、その辺りで限界格差の計算をしてみたいと思っています。
3月11日に根本先生から送られてきたメールで、上記のBは解決しました。2005年4月1日までに合併申請をしたもの(2006年4月1日時点の市町村状況の予定図)をひとつの区切りとして考えることになりました。理由は、合併に関する特例の対象となるは2006年度中の合併までであり、2005年3月31日までに駆け込みで多数の町村が合併申請をする可能性が高いからです。ここまでを考慮して、日本の合併地図を描いていくことになります。2月15日の卒業研究日記で、合併によって限界格差が小さくなれば有益だと書きました。すると3日後、先生から「合併により限界格差は縮小することはありません。さてどうしてでしょう?よく考えればわかります。答えがわかったら教えてね」というメールが届きました。それについての僕の解答を日記として書きます。
まず、限界格差とは“各都道府県に対しある定数配分が与えられたときに、区割をどのように画定してもそれ未満には一票の重みの格差が縮小しないという数値”であることを確認しておきます。例えば、神奈川県では2002年時点で市区郡数は49で、議席の配分は18となっています。限界格差を求めるときは、現在の市区郡分割の中で定められた条件に従い、最も格差が縮小するような最適区割を考えます。つまり、18の選挙区における人口の差が最も小さくなるように市区郡の組み合わせを考えることになります。
合併するということは市区郡数が減少することはあっても、増加することはありません。市区郡数が減るということは、最適区割を考えるときに使う要素数(ブロック数)が減るということになります。最適区割を考えるために使える要素数が減ってしまうのに、限界格差が縮小するということは有り得ません。ということは、市町村合併ではなくて市町村分裂なら限界格差が縮小する可能性が生まれることになります(これは本当でしょうか…?)。域内限界格差が拡大しそうな県はありそうです。例えば、静岡県は大規模な合併が成されるようで、域内限界格差は拡大しそうな感じはします(←まだやってません)。なぜなら、最適区割のときに静岡市のみで1選挙区だったのに、その静岡市と別の選挙区に属する清水市(区)が合併しているからです。人口も20万人以上増えていますしね…。
さて、正解ですかねぇ…。自信はあるんですが…。この日記を読んだ先生から“正解の”メールが届くことを待っています(笑)。22日の日記での解答は、“ちょっとおぼつかない解答だけど”正解でした(笑)。先生が心から納得してくれる解答はそう簡単には出せないようです(笑)。“正解です”というメールで先生から静岡県と上九一色村についてアドバイスを頂きました(越県合併については2月15日の日記参照)。それについて少し書いておきます。
1つの市区郡で平均人口(=人口÷選挙区数)の3分の4を超えると分割可能な市になります。静岡県はすでに浜松市がその対象となっていて、そこに加えて静岡市(3月22日の日記参照)も分割可能になります。分割とは区割画定作業者の自由に分けることができるので、限界格差の縮小に繋がるかもしれません。しかし、実はこの分割に一定のルールがないのが問題です。自由ということは、ある党派に有利になるように恣意的に区割を確定するゲリマンダリングに利用される可能性を否定できないことになります。この“1選挙区の分割”に一定の理由を付してルールを定めることが出来れば、それは有意義なことです(3月8日の日記の@参照)。
上九一色村(山梨県)は、上部が“甲府市・中道町”、下部が“富士河口湖町”と合併します(参照先はこちら)。上九一色村の人口は平成12年度国勢調査の確定値によると1.639人(総務省統計局HP参照)なので、合併による人口の変化が最適区割に大きな影響を与えることは無さそうです。しかし、周辺市区郡との隣接関係には変化が出るので、最適区割に影響が出るかもしれません。上九一色村の上部の合併は選挙区を跨いでの合併ですからね…。自分勝手な感覚では、そんなに大きな影響は無さそうです。
本日は午後から研究室で卒業研究に取り組んでいました。以前に書いた、とりあえず域内格差を求めてみる県は“千葉県”としました。家に帰ってから分かったことですが、千葉県南東部に位置する“夷隅町・大原町・岬町”が合併して“いずみ市”になるそうです。これは、先生からもらった本には書いていない合併です(H17.3.22 合併協定調印、合併期日H17.12.5 参照先はこちら)。“大学院関係の仕事で忙しい”根本先生と時間の合間を見つけて話している中で、いくつか書き残しておきたいことが得られました。
根本先生と堀田先生が以前研究で最適区割を求めたときに使った人口のデータは2000年国勢調査の速報値(2000年10月がデータの基準値)で出された数値です。家に帰ってから先生の論文を読み直したところ、しっかりと書いてありました。改めて、文章を読むときはある程度土台がないと留意すべき点に気付かないことを痛感しました。今回の場合、国勢調査では速報値と確定値が出されること、区割画定の作業は国勢調査の速報値が発表されたのを受け実施されること(確定値を使わないところがポイント)、という2点について知っていなければ、論文を読んでもこの部分に目が付けられないですよね(僕だけかな…)。
さて、本題はここからです。僕が最適区割確定作業を行う際に、どの時点での人口のデータを使うのか?という問題があります。2005年4月1日までの合併申請したものを区切りとして合併状況を把握することになっています(3月8日の日記参照)。よって、その時点になるべく近い時点での人口のデータが手に入れば良いんじゃないか?という話しをしていました。そんな時ことです(会話の内容は一字一句正確ではありません)。
僕「もし要望に合うようなデータが手に入らない場合は2000年の国勢調査速報値を使うしかありませんよね?」 先生「まあね…敢えて2000年の速報を使うことで、合併からくる影響のみを調べたって理由付けは成り立つよね」 僕「今年の12月ごろに簡易調査の速報が出るなら、そこから気合と根性でデータを入力して計算するって方法もありますよね…」 先生「それが出来れば、合併からくる最適区割への影響と、人口の変化が限界格差にどの程度変化を与えるかを調べられるね…」 僕「大変ですけどね…」 先生「なんか思いつきでしゃべってたけど面白いな、これ。十分、論文になるよ!」
僕「でも、卒論の最終提出日までに間に合いませんよね…」 先生「別に3月までやってればいいじゃん。ちゃんと最後の論文の名前から吉田を削除しておいてあげるからさ(笑)」 働けるだけ働かせて、手柄は俺のものってやつですよ!大人は汚いですよね!法律業界じゃこういうのを“権利濫用”って言うんですよ!こんな大人にだけはなりたくないです、僕は!…冗談はこのくらいでやめまして、上記の会話を整理しておきます。2段階アプローチをとることになるので、分けて書きます。
1段階目のアプローチ
2000年度国勢調査速報の人口データ(先生が保有)を用いて、2005年4月1日までの合併状況を区切りとして最適区割を求める。次に、その結果を以前に根本先生と堀田先生が出した最適区割と比較して、平成の大合併の結果が最適区割にどのような影響を与えているかを考察する。
2段階目のアプローチ
2005年国勢調査簡易速報が発表されたら、その人口データを用いて、1段階目で求めた最適区割(平成の大合併後のもの)での限界格差を求める。その限界格差がどのように変化したかを考察する。
先生が帰宅したあとに研究室で、3段階目のアプローチとして“人口の変化を加味することで1段階目で求めた最適区割が変化するか”ということを考察する必要もあるのではないかと考えていました。小選挙区区割案の作成方針の中に、“全国での1票の重みの格差は2倍未満が基本”というのがあります。格差については、テーマ発表の中で紹介するとして、ここでは格差2倍未満を満たすために必要な条件についてだけ整理しておきたいと思います。
格差が2倍以上になるということは、“最小人口選挙区と最大人口選挙区の比率が1:2以上になる”ということです。仮に1:2になったとすると、最小人口選挙区に住む人が持つ1票の価値が、最大人口選挙区に住む人が持つ1票の価値の2倍ということになります。簡単にいうと、“1人で2人と同等”ということです。そうなってしまうと、平等選挙の原則に違反することになり、民主主義の重要な要素である選挙制度自体の破綻に繋がります。
では、 最小人口選挙区と最大人口選挙区の人口が、具体的にどういう範囲の中に納まっていれば格差が2倍未満になるのでしょうか?それは、各都道府県と日本全国から算出した平均人口を用いることで求めることができます。まず、各都道府県内で格差を2倍未満にする範囲を求めます。それは、各都道府県の人口を割り当てられた議席数で割った“1議席に対する平均人口”を求め、その平均人口に2/3を掛けた数値を下限、また平均人口に4/3を掛けた数値を上限にすることで得られます。この範囲を@として、次は日本全体でも同じようにして数値を求めます。日本全国の人口を小選挙区全体の300議席で割って平均人口を求め、その平均人口に2/3を掛けたものを下限、また平均人口に4/3を掛けたものを上限とします。これを範囲Aとします。そして、範囲@と範囲Aの上限・下限を比べ、2つの下限のうち大きいほうを、2つの上限のうち小さいほうを選ぶことで、最終的に日本全国の小選挙区が格差2倍未満をみたすために必要な範囲を求めることができます。
千葉県市川市が分割条件を満たしていないのに、最適区割では分割されていることについて少し書いておきます。千葉県市川市が分割される原因は、ネットワークの都合上、千葉県浦安市と同じ選挙区にしなくてはならないことです。千葉県浦安市は単体で1選挙区を構成できるほどの人口はいません。しかし、同じ選挙区になれる対象は千葉県市川市しかなく、市川市は単体で1選挙区を構成できてしまいます。ということは、千葉県市川市と千葉県浦安市を同じ選挙区にしてしまうと、格差拡大に繋がってしまいます。よって、浦安市を市川市と同じ選挙区にせざるをえない以上、市川市を分割せざるをえないということになります。千葉県の最適区割画定はちょっと難しいようです。
字では分かりにくいと思います。とりあえず自分が分かればいいので、こんなところです。中間発表などで、スライドを作ればもう少し分かりやすくなるのかなぁ…。3月8日の日記で、2005年4月1日までに合併申請をしたものを対象にしてこの研究は進めることを書きました。そこで、3月28日〜4月3日までの新聞に合併についての記事が出ていないか調べました。この時期まで行動しなかったのは、僕が不真面目だからです、すいませんm(__)m。
いくつか記事が載っていました。その中で一番気になったのは、平成の大合併後の日本全国の市区郡総数の変化です。1999年3月末には3232だった市区郡数が、2006年3月末には1822になります(2005年4月1日、読売新聞、朝日新聞より)。合併が破綻することを考えても、約1900までは変化しそうな感じがします。中間発表で少し触れたのですが、昭和の大合併を含めて変化を考えると、
昭和の大合併 平成の大合併 日付 1947年8月 → 1999年3月末 → 2006年3月末 市区郡数 10520 3232 1822ということになります。かなり大きな変化です…。これで、限界格差が変化しないことは考えられませんよね。新聞の記事については、スクラップにしておく予定です。
その1 放置し過ぎました…
謝って許されるものかは分かりませんが、約4ヶ月もの長い期間放置してしまい、大変申し訳ありませんm(__)m。この前の日記を書いてからというもの、大学生活の中では例のないほど何も手につかない状態になっていました。どうしてそうなったのかは自分でも良く分かりません…。卒業研究に関係のないことで色々ありました。公務員試験に失敗したり、基本情報技術者試験に合格したり、尊敬する先生の授業をサボってしまったり、PCがウィルスにやられたり、就職先が見つかったり…。何となく立ち直ったのは7月の終わり頃です。それから気合を入れなおして色々作業していたのですが、時間がなくてこの日記の更新を怠けていました。これからは更新していきたいと思いますので、よろしくお願いしますm(__)m。
その2 平成の大合併後の地図について
以前の日記に、自分が取り組む作業として「平成の大合併後の地図を描く」というものがありました。根本先生はイラストレーターで描いていて、自分もイラストレーターで描くことになりました。“どうやって書こうか?”と悩む中、根本先生が“Wordで日本地図”というソフトを購入してくれたのですが、検討の結果、イラストレーターで描くことになりました。
47都道府県が一通り完成したのは8月26日のことでした。8月29日には堀田先生が大学に来校されるまでの時間を使って、隣接状況で確認が必要な部分を根本先生と一緒に確認しました。これからの予定としては、甫坂君の力を借りてデータのチェックをしていきます。
その3 人口のExcelデータについて
人口のExcelデータはまだ未完成です。人口変動についての再計算はすべて終了しているのですが、隣接状況については現時点(9/7)で、中国・四国、九州がまだ残っています。9月10日までには終わらせるつもりです。こちらも甫坂君の力を借りて、確認作業をしていきたいと考えています。
その4 格差の計算
以前の日記で、「格差の計算をするためには新たなソフトウェアの使い方を学ばなければなりません」と書きましたが、格差の再計算を行うだけならば、以前に堀田先生が作成したプログラムを使えば良いだけなのでそれほど大きな壁にはなりません。8月29日に根本先生と堀田先生に教えてもらいながら、幾つかの域内格差を求めました。以後、格差の再計算が必要な都道府県を対象に計算を進めていきます。
少々興味深いことがあったので、書いておきます。3月22日の日記で、“合併により限界格差は縮小することはありません。”というメールが先生から届いたことは書きました。限界格差は全都道府県を求めてみなければ分かりませんが、域内格差が縮小した県が出てきました(具体的には青森県)。これは、「市区郡は分割しない」「飛び地は禁止」という区割案の作成方針により、市区郡数が増加するという状態が発生したためと考えられます(根本先生の予想とは多少違っていたようです)。それでも、根本先生は限界格差が改善するということはないだろうという予想をしています。これは、限界格差を求めるためには、日本全国での最小人口選挙区と最大人口選挙区が関係するため、部分的な域内格差が改善されても、最小人口選挙区と最大人口選挙区の人口比が広がれば、限界格差は拡大することになるからだと思います。もちろん、最小人口選挙区と最大人口選挙区の人口比が縮小すれば限界格差は縮小するのですが、鳥取県や東京(八王子市)、大阪府(岸和田市周辺)などのデータを見ていると、僕も限界格差が縮小することはないように感じます。
その5 今後は…
先生と話し合った結果、10月1日から行われる国勢調査の速報値を考慮する前に、現在総務省統計局が出している人口データを用いて格差の計算をしたほうが、僕の卒業研究には良いということになりました。先に平成12年度国勢調査速報値を用いて計算しますが、続けてそちらのほうも計算していきます。
新たに市区郡が誕生することで、市区郡コードが変化しています。格差の計算に直接関係するものではありませんが、なるべく早く平成の大合併後の市区郡コードを調べておきたいと思います。
11月9日には卒業研究の初稿提出です。まずは目次をつくり、データが揃うまでに導入部分を書いておきたいと思います。昨日、隣接関係のデータが完成しました。イラストレーターで作成した地図にも少し誤りがあり、改めて確認作業の重要性を認識しました。確認作業の手順などを考え、早めに甫坂君に手伝ってもらいたいと思います。
根本先生は今日の午後から17日まで学会のため大学には行かず、連休を考えると次の登校は20日になるようです。先生がいない間に少しでも計算しておきたいものです。でも、細かなデータ整理はたくさん残っているので、大学に行けなくても少しでも作業を進めておきます。
卒業研究をまとめたWebも作らなくてはいけません…。まずはデザインから考えないといけませんね。色彩感覚とかは最も自信のない分野です…。ぼちぼち頑張ります(^o^)今日は午後から研究室に行き、格差の計算をしました。今日は東北6県が終わりました。すべてGPで解きました(“解けました”かな…)。計算結果自体は“最適解分析”というExcelデータで管理しています。すべてGPで解いた理由は、SPで解いた後に選挙区の状況を出すプログラムの使い方をはっきりと覚えていなかったことと、GPで解くのに時間がかかってしまったことです。おそらくプログラムの使い方は分かると思います。今度やってみて、ダメだったら堀田先生に質問したいと思います。それと、ちょっと面白いことがあって、資料が出来次第根本先生に話してみたいと思っています。日記の最後に今日気付いたやらなければならないことを書いておきます。
SPでの計算結果から選挙区の状況を出せるようになること
イラストレーターで選挙区の色分けをすることが出来るようになること
計算中のPCから不自然な音がするのをどうにかすること
一歩一歩確実に進みたいと思います!昨日の夜、研究室のPCに茨城県をGPで計算させて帰りました。第2妥当ブロック数が25156だったので、もし解けたとしてもかなりの時間が必要だと考えての行動です。結果が気になっていたし、PCを放置するわけにもいかないので、今日は早くに研究室へ行くつもりでした…。しかし、ちょっと寝すぎてしまって、大学に着いたのは10時半頃でした(苦笑)。研究室に行ってみると、明かりは点いているのですが、先生はいません。30分位待っていたのですが、根本先生は戻ってこなかったので警備室で鍵を借りて研究室に入りました。警備室で聞いたのですが、今日は大学院の入試なので、役職持ちの根本先生は5時頃まで拘束されてしまうようです…。愚痴ってる姿が目に浮かびます(^o^)。
さて、計算の結果ですが、求まっていませんでした。最適区割が求まっていない状態で、計算が止まっていました。でも、CPU利用率が60%前後だったので、計算を終了させてしまうのも気が引けたので、とりあえず根本先生が戻ってくるのを待っていました。しばらくすると、柴田君が研究室にやってきました。一緒に昼ご飯を食べ、それでも根本先生は戻ってこないので、堀田先生に電話することにしました。その結果、今回のような状態で計算が止まってしまうことの原因は分かっていないそうです。また、もう一度同じ計算をしても同じところで止まってしまうようです(堀田先生より)。使える上界、下界も得られなかったので、OPLを強制終了し、次はSPで解くことにしました。他にも色々質問して、この前の日記に書いた“SPでの計算結果から選挙区の状況を出せるようになること”はできるようになりました。
また、“イラストレーターで選挙区の色分けをすることが出来るようになること”も無事にできるようになりました。けっこう面倒くさい作業です(T_T)。やるしかありませんね。この作業自体は論文に関係ありませんので、時間をみつけて少しずつ進めていきます!
最後に、“計算中のPCから不自然な音がするのをどうにかすること”については、根本先生も気にしてくれていました。PC内部に原因があるようです。この問題は根本先生にお願いしたいと思います(笑)。第一僕には知識がありませんし、万が一壊してしまったら弁償することができません…。ウイルスバスターすら持っていない僕ですので…(>_<)。
根本先生からのアドバイスで、最適区割を求めるのが面倒くさい県は後回しにして、とりあえず求めやすい県から求めていくことにしました。何となく自分でもそうしたほうが良いような気はしていました。そうしたいと思います!それに、最適区割(格差)を求める計算に時間がかかる県は、アルバイト中の時間を上手く利用して計算させたいと考えています。最終セメスターは早起きすることになりそうです(^o^)。昨日に引き続き、今日も研究室へ行きました。GPで解くことの出来なかった茨城県を、SPで解かせたまま昨日は帰りました。その結果は、CPUの熱暴走となりました(T_T)。研究室に行ってみると、PCから音がします…。嫌な予感がしながらモニターをつけてみると、そこには“待機中”の文字があります!OPLでは“実行中”から“待機中”に表示が変わると、問題が解けたことになります!長時間の計算で結果が出るのが初めてだったので、何とも言えない喜びを感じながらマウスを動かしました。しかし次の瞬間、時が止まりました。「反応しない…そんなバカな…」と心の中で叫びながら、何度もチャレンジしました。ノートPCを借りたときに付いてきた光学式マウスをつけたり、プレゼンテーションマウスもつけてみました。しかし、結果は惨いものでした。USBすら認識しないし、“プーー”という熱暴走注意の警告音までしてきました…。ついつい僕も一緒に“ぷ〜〜”と言いながら口をふくらませていました(笑)。その後、わざわざ柴田君が研究室まで来てくれたのですが、どうしようもありませんでした。また計算します。
昨日の日記に書いたとおり、とりあえず一通り計算していくことし、今日は中部まで進みました。と言っても、分割対象市区郡が含まれている県は手をつけていません。具体的には、埼玉県、千葉県、東京都、新潟県、静岡県です。求まった県は、栃木県、群馬県、石川県、山梨県です。富山県は『runtime warning: model is proved either infeasible or unbounded』という表示が出て、このままでは計算不能ということでした。それに、長野県は第2妥当ブロック数が734662、岐阜県は224652という結果が出たので、このままでは無理だと判断して計算はしませんでした。愛知県は第2妥当ブロック数は1万5千前後だったと記憶しているので、計算すれば求まりそうです。今日は時間がなかったので計算はしませんでした。これからも頑張ります!(明日は雨が降りそうなので、PCの休日です)9月23日の日記では24日は休むようなことを書きましたが、起きたときに研究室に行く気分だったので、予定を変更して大学へ行きました。25日、26日は研究室、28日はお休み(ゼミはありました)、29日は16時半ころから研究室、30日、1日、2日は研究室という感じでした。最近は警備室の方達に「最近毎日いるね〜」とか、日曜日には「えっ!?今日も」とか言われるようになりました(笑)。「そんなに研究室にいても暇じゃないの?」という感じにも聞こえるのですが、実際根本研究室は恵まれた環境なので、家に居るよりも良いです(^o^)。コーヒーは飲めるし、飴もあるし、テレビも見れるし、電気代がかからないし、近くにコンビニもありますので。まぁ、所詮根本先生の買ってきたものを食い荒らしているだけかもしれませんが…。
さて、近況報告をしておきます。とりあえず、一通りの計算は終えました。分割対象市区郡が含まれている都道府県も順調に進みました。大きな山場だった埼玉県も、10月1日〜2日にかけての計算で無事に求めることが出来ました。SPで約18時間半の計算という今までの最高記録となりました。無事に求まって良かったです(^o^)。
次は、これから計算しなくてはならない都道府県についてまとめておきます。
千葉県 …13選挙区では実行不能。
12選挙区では最適区割導出成功。
特別な分割をどのように扱うか検討しなくてはならない。 富山県
佐賀県
香川県 …現状のままでは実行不能。 大阪府 …最適区割に変更はないと予測できるが、確認はしていない。 長崎県
沖縄県 …プロアトラスを用いて、隣接関係の確認をしてから計算したい。
計算自体は短時間で終えられると予測できる(以前の研究結果より)。このような具合です。他の県は求まりました。でも、北海道だけはもう少し検討してみようかと思っています。では、この日記をアップしたら、大学へ行きたいと思います!!
今日はまだ求めていない県(9月24日〜10月2日の日記参照)を求めようと大学に行きました。富山県、香川県は上限・下限を変更することで、域内格差2倍以上の答えを得ることが出来ました。その後、特別に分割をして計算し、とりあえず満足のいく最適区割が得られました。大阪府は再計算をして最適区割に変更がないことを確認しました。長崎県、沖縄県はプロアトラスの準備が出来なかったため、明日以降に計算します。
この前、18時間半の計算をして求まった埼玉県の最適区割が、地図上で問題ないか確認しました。けっこうドキドキものでしたが、大丈夫でした(^o^)。もし隣接関係に不備があって再計算、なんてことになったら悲しいところでした…。まぁ、さいたま市を“区”として扱ったときに、区同士の隣接関係、区と県の隣接関係を地図データで確認したのですが、そこで間違いがあったら再計算なんですけどね…。
これから取り組む作業について書いておきたいと思います。まずは、千葉県の分割案を考えること。千葉県は通常の分割規定のままでは分割対象市区郡は存在しません。しかし、このまま13選挙区で選挙区を構成してしまうと、限界格差を計算する要素である、全国最大人口選挙区または全国最小人口選挙区を出すことになってしまう可能性があります。よって、千葉県の特別分割は慎重に検討しなくてはなりません。次に佐賀県の最適区割についても考えなくてはなりません。佐賀県には理想人口を超える市区郡が存在していないので、特別に分割することはできません。このまま計算すると、1.7563倍という数値が出てしまうので、何かしらの対策を検討する必要があります。
やらなくてはいけない作業と言うわけではありませんが、新たな分割のルール、北海道における市区郡構成、最適区割導出プロセスの改善(アルゴリズムの考案)というものは、どれも有意義でとても興味深く感じました。大学院に行きたくなっちゃいますよね。ホントさ(笑)。
さて、ここからは余談です。今日研究室で根本先生が、「学祭の間は冷蔵庫のビール飲んだらダメだからね。それ以外の日なら良いよ!吉田君(笑)」と言っていました。それを真に受けて、先生が帰ったあと研究室に来た柴田君と一緒に飲んじゃいました。まぁ、小休止ってことですよ(^o^)。
今日はバスで大学に来ていた柴田君とバス停まで一緒に行くと、バイトの後輩が居て三人で少し話しました。柴田君は「俺は堀田ゼミだよ!」とか言ってましたので、僕も「柴田君は堀田ゼミで、俺は根本ゼミだよ」と話しておきました。酒が入ると人って本音がでるそうですよ(笑)。堀田ゼミに行きたいのならそう言えばいいのに。とかね〜(笑)。さあ、卒業研究もいよいよ終盤です。油断せずに取り組みます!もう卒論の目次を提出する時期です…。
少し気が向いたので、PDFにしてみました。先週の卒業研究の時間に根本先生と話した内容を加えたものです。大枠はこれで決まりでしょうか…。
いつの間にか、一般公開となりました。卒業研究最終発表会の感想すら書いていません…。そこで、ちょっとだけ書いておきたいと思います。
あのように大勢の知らない人たちの前に立って話すことは、とても緊張しました。見に来てくれた人にも「声がいつもと違ったよ」と言われたので、やはり緊張していたのだと思います。慣れないことをやっているので、当然かもしれませんけど…。ちょっとミスをしてしまったのは、12分の発表の時間を30秒ほどオーバーしてしまったことです。練習では、30秒ほど余裕があったんですけど、なかなか練習と同じようにはいかないものです(-_-;)。発表が終わった後の質疑応答で、何も質問が出なかったのは少し寂しかった気がします。他のゼミ生は厳しい質問、楽しい質問、興味深い質問など色々されていました。終わった後だから言えるのかもしれませんが、ちょっと羨ましかったです。
その後の飲み会ではたくさん飲みすぎました(-_-;)。久しぶりに楽しいお酒だったのですが、それにしても飲みすぎてしまいました。色々とご迷惑をおかけして、もうしわけありませんでした。
卒業研究最終発表会から約1ヶ月が経ち、本日卒業研究を一般公開する日になりました。なかなか作業が進まない僕でしたが、根本先生、ゼミ生、その他にも多くの人に助けられて、ここまできた気がします。本当にありがとうございました。
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