河川で成長したウナギは海に出て、遠い外海で産卵する。仔魚は透明で薄い柳の
ような形していてレプトケファルスと呼ばれる。これが変態して細長いしらすう
なぎになる。
しらすうなぎは夜行性で、昼間は砂に頭だけ出して寝ていて、河川に遡上するの
は夜間に限られれ、その際に潮の干満を利用する。日本産ウナギは河川に入って
きて1週間目位で体色が黒ずんでくる。日本では河口域で採補されたしらすうな
ぎは、養殖種苗として供給されるので、しらすうなぎの生態をしることは効率的
な捕獲だけでなく合理的資源管理にも必要なことである。