5月は、人間も自然も生命力あふれ元気いっぱいな季節です。
また、新社会人・新入学生・職場環境・生活環境の変化に伴うさまざまな心身の負担、ストレスにより、「やる気がでない」「ふさぎこむ」などのうつ状態や食欲不振・月経不順などが現れやすくなります。
これはこの時期に肝(五臓のうち肝の働きが盛んな時期)の気の流れが停滞して、気を上昇・発散させる働きが低下するため、精神や情緒に乱れが出てきている状態です。
香りのある野菜やかんきつ類・お茶などで気の巡りを良くして、血液の循環を正常にし代謝を順調に行い、消化吸収を促進して心身のバランスを保ち、ストレスをためないようにすることが大切です。
「二十四節気を楽しむ薬膳」薬膳健康づくり研究会 編著より(参考)
栄養科13回生 和田 俊子