映像スタジオ（150m2）は最新のバーチャルシステムVizrt社のシステムで画像処理方式のカメラトラッキングを実装しグリーンバックの背景には3DCGで合成されたセットを合成することが可能です。 スタジオカメラ3台とジブクレーンに1台のカメラを用いて撮影し、音声は有線・ワイヤレスマイク、ドリーブームマイクが常設され54chのミキサーに接続されています。照明も30chの調光卓と別途LED照明も完備されています。

映像スタジオA：映像収録スタジオと連携しながらテレビ番組や動画配信の授業の撮影をする教室です。 4つのカメラ映像をTriCasterを用いて映像を収録します。CCU（カメラコントロールユニット）でスタジオ内のカメラをコントロールしながら、テレビ業界標準のXDCAMで収録します。さらにネットワークを介して学内サーバへ直接mp4形式で収録も可能です。収録にとどまらず動画配信サービスyoutubeなどへの配信もリアルタイムで可能で動画配信演習などの授業で活用されています。

音声スタジオ（50m2）は防音ガラスで仕切られています。スタジオマイク3セットとカフボックスなどを利用しながら、ナレーション、アフターレコーディング等の音声収録を防音でおこないます。ラジオ番組制作、ドラマ制作や構成番組のナレーション取りに活用しています。業界標準のデジタルオーディオワークステーションのprotoolsと、behringer社製32chのミキサーが常設されています。

人物ポートレート・商品撮影で写真表現という授業はもちろん、広告関連やWebデザインなどの授業で利用しています。一眼レフカメラを使ってCOMET社のジェネレータとヘッド2台、モノブロック2台でストロボ撮影が可能で、授業および撮影の質を高め履修者が閲覧するためにディザー撮影に利用するMacbookや65インチモニタなどを完備した教室を2セット用意して同時に異なる写真撮影も可能です。

壁一面が鏡張りで床にはリノリウムが貼ってある教室です。スタジオで撮影する内容をリハーサルするなど様々な用途で利用されています。演技やパフォーマンスを鏡で確認するなど外光を取り入れる窓も特徴としてあり光が十分に取り入れられない場合はLED照明などを利用して円滑な授業運営が可能です。

Adobe Premier・Aftereffects・Davinci ResolveがインストールされているPCワークステーション30台が同じフロアにあります。湘南キャンパス全体では同機種が200台程完備されていてスタジオで収録した映像を直ちに利用し映像編集ソフトにて制作が可能な環境を整えています。また、スタジオ内のiMacProにはFinal cut proもインストールされていて様々な動画制作に利用しています。

グループインタビュースタジオは、２部屋から構成されています。インタビュー・ルームは、調査実施のための部屋で、平等で話しやすい雰囲気のなかでディスカッションを行うために大きなラウンド・テーブルが用意されています。陳列棚を用いて実際に手に取ってもらいながらコンテンツ評価を行ったり、その場でKJ法を行うなど、定性調査のさまざまな場面に対応しています。

インタビュー・ルームからマジックミラーで仕切られているもう一つの部屋で、インタ ビューの模様を観察するための別室です。インタビュー参加者にプレッシャーをかけずに、参加者の表情や反応などの詳細を観察できます。マジックミラー越しだけでなく、備え付けのカメラで捉えた映像はモニターでも確認でき、卓上マイクからはクリアな音声でディスカッションを収音しています。  

4ケ所の定点カメラと360度カメラの映像がその場で録画でき、収録された音声はAIにより自動で文字起こしが可能です。グループインタビューは、調査終了後に資料整理に時間がかかるものですが、本スタジオでは、たとえ90分の調査であっても、調査終了後20分ほどで、字幕付きの映像資料まで作成することができ、効率的に論文や報告書を作成するサポートを行っています。