a.音楽について
<まとめ>
当初の予想通り、音楽情報において、インターネットを利用する割合が高くなっている。これは、他のメディアに比べ、インターネットは選択性の幅が広いからではないかと思われる。しかし、依然として、雑誌やテレビの利用頻度も少なくない。
また、問4や問5の結果より、インターネットと既存メディア、特に雑誌とテレビを使い分けている人が多いと言える。
インターネットの広告機能においては、期待していたよりも効果が少なかったが、今後の発展により、今以上に機能していくと思われる。
<今後の課題>
今回の内容を踏まえ、インターネットだけではなく、他のメディアにおいても、どうしてそのメディアを利用するのか、把握しておく必要があるだろう。
また、近年低迷しているとされる、CD購入率や雑誌購入率の中、定期購読している人としていない人、双方の理由を把握しておく必要も、あるかもしれない。
b.映画について
<まとめ>
音楽に比べ、映画においては、予想以上に、映画情報においてインターネットを利用する割合が低かった。当初より、テレビから映画情報を得る人の割合が高いと予想はしていたが、問8を見ればわかる通り、圧倒的な割合で、テレビから情報を得ている人が多いという結果となった。
インターネットの広告機能においては、期待していたよりも効果が少なかったが、今後の発展により、今以上に機能していくと思われる。
その他の点においては、近年、劇場動向率が低迷している中(ここ数年は、やや持ち直しているが)、意外にも、今年映画館へ5回以上行った人の割合が高く、驚いた。
<今後の課題>
今回の内容を踏まえ、どうしてこれほどまでにテレビを利用する割合が高いのか、また、どうすれば今よりもインターネットを利用する割合が高くなるのか、把握しておく必要がありそうだ。
また、音楽情報雑誌同様、映画情報雑誌においても、近年目立った変化があるのかどうか、調べてみる必要があるかもしれない。